空想携帯小説家(20120708)'s blog9875321

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

③過去から来た天使。

scene3
【想い出と言う影】

※現在、平日の山手線内

(image松井玲奈
「・・・(圭吾さんが亡くなって、3年過ぎた。私が、いくら答えを求めても、・・・圭吾さんにとって、幼馴染みで、単なる"妹"でしかなかった。・・・)」

突然揺れて、緊急停止する山手線。

(image松井玲奈
「え?(な、なに?)」

浅見と雨音が、山手線内に潜り込んだ。

ナチュラルスーツ姿の浅見圭吾が、ボソボソと雨音に問い掛ける。

浅見圭吾(image高橋一生)「なぁ、雨音?・・・これってまずくないか?」

前を向きながら、浅見に指示をする、天使・雨音

天使・雨音
(image長澤まさみ)「いーい?、ウダウダ言わないで、私の指示をちゃーんと聴くの、わーたぁっ?」

②過去から来た天使。

scene2 【Body(相棒)】

浅見圭吾は、天使の差し出したカタログに目を通している。

浅見圭吾(image高橋一生)「あのっ・・・このカタログって?」

テレビコマーシャルのテンポで話す天使。

天使(image長澤まさみ)「あ、これ?・・・貯めたポイントで、転生先を決めれんの・・・すごいっしょっ?(笑)( ̄▽ ̄)」

浅見「え?・・・犬・・・猫・・・花類?」

浅見に顔を、異様に近付け、指先で何かを指し示す天使。

天使「あたしなんかさぁ・・・・これっ!(笑)」

浅見「人間?・・・・」

天使は、自分の胸元を確認しながら、話を続ける。

天使「あたしさぁ、顔は美形なんだけどー」

浅見「ふっ(笑)・・・(自分で言っちゃうか?)」

天使「胸元がー、ちょっと・・・ボリューミー不足って言うか、なんちゅうか?・・・・」

悪ふざけで、浅見に自分の胸元を見せようとする天使。

浅見「(--;)み、見せなくていいから(笑)・・・」

天使「えーっ!・・・人間の男って、マザコンか、ロリコンしか居ないんでしょ?(笑)( ̄▽ ̄)」

浅見
「かってに決めつけんな。・・・今は、このカタログの話をしてくれ。(こいつ、見た目とちがーう。w)」

衣をただし、改めて話を続ける天使。

天使
「うちら、天上界の天使は、

元来、生まれ変わることが出来ないオキテなんだけど、

神が居ない昨今、

界王の儀対相伝による、
生物転生を実現させたんだーけーどっ・・・・」

浅見「神が・・・居ない?(かいおう・・・って、だれ?)」

天使
「そっ。・・・だいぶ前にね。そんでぇ、界王は、神に代わる代表格に成るために、あえてうちらに、選択の自由を与えたの(笑)( ̄▽ ̄)・・・」

暫く沈黙して、借りたタブレットを返しながら、ぼそっと話す浅見圭吾。

浅見
「それって、自由と引き換えの、契約じゃない?」

天使「はぁ?(。・´_`・。)・・・(バインダーにに何かを書き込む)気分わるぅ~💦」

浅見「また、査定?」

天使「浅見圭吾、理屈っぽい思考が高い。って書いた。」

浅見「ははっ(笑)( ̄▽ ̄;)・・・で、どんだけのポイントが必用なんだい?」

天使「百選万億那由多業」

浅見「ナンだそりゃ?」

天使「はてしなーく、膨大な数なんだけど、まずは天使長(センター)取れたら、またちょっと評価が変わるんだけどね?(笑)」

浅見「だから君、スカウトまがいな事をしてるんだね?・・・で、役職は?」

天使「ないっ。(笑)・・・てゆうか、それがうちのほんぎょー(笑)」

浅見「・・・そう。・・・あ、?」

何かを思い付いた浅見に、顔を近付ける天使。

天使「なに?(笑)」

浅見「君は何かと、俺に顔を近付けたがるが・・・・何かあるのかい?」

もっともらしい嘘をつく天使。

天使「あー、あたしさぁ、普段、細かい地上の町並みなんかを見つめちゃってたり、タブレットスマホってるから、目が疲れちゃって(笑)」

浅見「へー。天使でも、目が疲れるんだ?・・・・」

天使「なによ?」

浅見「いや、別に(笑)・・・」

天使「てゆうかさ、あんたさ、いいかけたんなら、ちゃんと言って。何かさぁ、嫌なモヤモヤ感だから。(笑)」

探るように話す浅見圭吾。

浅見「じゃあ・・・もし、・・・もしも、君と契約を交わして、天使に成ったら、

人間に帰ることが、できるんだよね?」

天使「おっ、乗ってきたね?(笑)・・・今すぐって事は、約束出来ないけど、今の天上界のシステムが継続されれば、ね?(笑)」

浅見「ん?・・・なんか、不安要素が?」

天使「ん~、どでしょう?(笑)」

浅見「誰かの真似?」

天使「ふふっ(笑)・・・あ、じゃあ、自己紹介するね?」

浅見「じゃあ、俺から・・・」

浅見の口を、右手人指し指でふさぐ天使。

天使「あたしの名前は、雨音(あまね)。あんたの名前は浅見圭吾(笑)」

拍子抜けの浅見。

浅見「なんだ、しってんのか。」

キメ顔の天使。

天使・雨音
「これでも、天使ですんでー(笑)」

(つづく)

①過去から来た天使。

scene:1 【三年前】

派手なスポーツカーで、いろは坂を軽快なスピードで、走り上がるカップル。

西宮 凜(image吉岡里帆
「わぁ~、早い早いっ!(笑)」

浅見圭吾(image高橋一生
「ははっ(笑)、ほんっと、久しぶりだなっ、凜とドライブするなんて・・・・」

西宮 凜
「むかし、先輩が、同じ部活の時、よく送ってもらいましたよねぇ~?(笑)」

凜が運転中の浅見に、
甘えるように寄りかかった時、

車のドリンクフォルダーから、
口の開いたままの、
ペットボトルが傾き落ちた。

浅見が、そのペットボトルに気をとられた一瞬、

車はガードレールをぶち破り、崖に転落した。

天地が逆転した車内

意識が薄れ行くなか、相席の凜に声をかける浅見。

浅見圭吾
「り、・・・凜っ!・・・・大丈夫かぁ?・・・」

助手席も、運転席も
確実にエアーバックが働いたが、

何処かにぶつけたのか、
目を閉じたままの女性の頭部から、
ゆっくり出血が始まる。

返事ができない女性を見て、心に深く、後悔と無念さを滲ませる浅見。

浅見「凜・・・すまない・・・・」

今先程、力ついたはずの浅見が、
ふと目を覚ますと、

まず、浅見の見つめるすべての時が止まった事に気付き、

つぎに、起き上がろうとした時に、女性の素足が見えた。

ただ、それは恋人の、西宮 凜のものではなかった。

天使(image長澤まさみ
「よ、起きたか?(笑)。」

浅見圭吾
「・・・時間が、止まっているのか?」

飽きれ顔で、浅見に答える天使。

天使
「そっ。あんたが止めたの。」

浅見圭吾
「俺に・・・そんな力が?」

下品に吹き出す天使。

天使「あんた、買い被りすぎじゃね?・・・あたし、人間のそーゆう慢心、スッゴい嫌い(笑)」

ため息を1つつく浅見。

浅見圭吾
「ところで、凜は、大丈夫なのか?」

天使
「はいっ?・・・誰の事いってんの?(笑)」

浅見圭吾
「助手席に・・・座ってた子だ。」

横転した、車内を覗き込む天使

天使
「あー、ざんねーん。そんな子居ないよ?」

浅見圭吾
「そんなバカな!時間が止まったなら、状況だって、そのままのはずだろ?」

天使
「ナニキレてんの?(笑)( ̄▽ ̄)・・・だぁかぁらぁ~、あんたが、時間を止めたと錯覚した・・・」

素足でその場を、足踏みをする天使。

天使
「この世界は、あんたの未練と執着で、止まってるわけ。」

浅見
「だったら君の、今ここにいる、存在の意味は?・・・あ、そうか!、これは夢だ‼・・・間違いない‼・・・・夢だったんだ‼」

腹を抱えて転び回る天使。

天使
「ぎゃーっ!、おなかいたーっ!・・・自己中全開じゃーん(笑)( ̄▽ ̄)・・・」

浅見
「なにがオカシイ?」

天使
「んっ!(笑)( ̄▽ ̄)」

天使が、大きめのタブレットを浅見に渡す。

浅見
「(動画)みて、良いのか?」

天使
「あ、それ、ライブ配信だから(笑)」

浅見
「・・・・」
タブレットを覗きこむと、クレーン車で、
谷底から引き上げられる、浅見のスポーツカーが見える。

浅見
「り、凜・・・・」

もっていたバインダーに、何やら書き込んでいる天使。

天使(image長澤まさみ)「えーっと?、ローンが残ってメタクソになった、スポーツカーより、女の子の方を、気にした。っとぉ・・・・」

タブレットを手にしたまま、天使に問い掛ける浅見。

浅見圭吾(image高橋一生)「あのっ、なにしてるの?」

浅見の問い掛けに、変顔と、おふざけで答える天使。

天使
「さてーっ!。(笑)」

浅見
「査定?・・・え?・・・なんの?」

天使「浅見圭吾(あんた)が、天使に相応しいか、どうか査定をしないとね・・・、あたしの昇進が掛かってるから。(笑)」

浅見
「なんか・・・話が遠いな。?」

浅見の耳が遠いと、
勘違いして、声を荒立てる天使。

天使
「あんたがー、

好き嫌いに関わらずー、

今しんぢゃったからぁ~、

地獄の使いにつれてかれる前にー、

査定をしなきゃダメなの~っ!(笑)」

天使は浅見に、小冊子を見せた。

浅見
「うわ、なんだこれ・・・カタログじゃん。」

(つづく)

イプシロンの瞳 原田葵(欅坂46)✖ 空想携帯小説家

(語り・原田葵)
むかし・・・

何時だったか、忘れちゃったくらい昔・・・

この星で、人間に恋した天使が居たんだって・・・

人間には、天使の姿は見えないんだけど、

天使(彼)には、
彼女の苦しみや、悲しみまで見えてたんだって・・・

(本編)

葵の母(image羽田美智子
「葵ぃ~っ‼何時までねてんのぉ~っ‼」

2階へ 上がる母親。

起きてるくせに、なかなかベットから出ない葵。


「葵!」

ベットの上掛け布団を、引っ剥がされると、葵は転げ落ちた。

葵「おはよぉ。」

※一階・リビング

(語り・原田葵)

私んちの朝ごはんは、

いつも・・・・

トーストと、お味噌汁が必ずでてる。・・・

これって、和食・・・?
いや、洋食?・・・・

母「ヾ(・ω・ヾ)はいはい、八時回っちゃうわよー(笑)」

葵「あ、いっけないっ‼(く、口のなかがーっ!)」

カバンの中にお弁当を突っ込み、ダッシュで自転車をこぐ葵。

ため息をつき、葵の後ろ姿を見送る母。

母「やれやれ、あの子はもうじき大学生になるのに、相変わらずね。(笑)」

ガラケーの待ち受け画面に語りかける母。

坂道の多い住宅街を、颯爽と自転車を走らせる葵だったが・・・・

葵「あれっ?・・・(人の頭が・・・)」

首から下が、人間なのに、頭だけが、羊やロバ、犬になって見えている。

葵は自転車を止め、目を擦り、もう一度、立ち話をしている主婦たちを見ると・・・・

葵「なーんだ、(気のせいじゃん!)(笑)」

再び自転車をこぎ出す葵の目の前に、ブルドック頭の人間が運転するダンプカーが、急ブレーキを踏んだ‼

葵「きゃーっ!」

間一髪で側道に移動できた葵。

ダンプカー「小学生が自転車すっ飛ばしてんじゃねーぞっ!」

葵「小学生じゃ、なーいっ!」

瞳をゆっくり開けると、黒いコートの男が語りかけた。

黒いコートの男(ニコラス・ケイジ/元天使・セス)
「大丈夫かい?」(英語)

葵「えー、あー、オッケーオッケー(笑)。サンキュー、サンキュー(笑)。」

葵は倒れた自転車を起こして、こぎ出す。

黒いコートの男
「・・・・」

※教室

葵「(私が観たのって、何だったろう・・・)」

クラスメイト
「葵ぃ~、今日も松田先生休みだって。」

葵「まじでー?、クラス替えしてから、ずっと見てないんだけどー(笑)( ̄▽ ̄)」


教育研修生(image菅井友香from欅坂46)「おはよーございまーす!(笑))」

葵の1日が、今日もまた、のんべんだらりと続くはずだった。

慌てながら、教室の引き戸を、勢いよく開ける教頭

教頭(image澤部佑fromハライチ)
「は、原田くん居るかっ?!」

原田葵「はいっ!」

教頭「自宅が火事だ‼、急いで戻りなさい!」

(語り・原田葵)
あたまんなかが、スコンって、なんかが抜けた気がした。

なんかぁ、突然すぎて、
何をどーしたらいいか、判んない。

自宅へ戻ると、家は既に、全焼した後だった。

※原田家跡

葵「お母さん・・・・」

膝を落とし、泣き崩れ出した葵の背後に

もうひとつの天使のケータイ(終)

最終回『 希望 』

天使ノキセアは、手渡されたメモを広げた。・・・

天使ノキセア
「これは、解除パスワード?(・・;)・・・まさか。 」

ノキセアは、
ケルトンの、
ティアドロップ型のケータイを開き、

液晶部分をタップすると、
テンキーのようなキーボードか現れた。

「security off・・・」

ノキセア
「先輩、先輩の思い ・・・無駄にしません。」

英語の綴り字と、印真言文字を掛け合わせたような文字で液晶に綴らせて行く・・・・

「open world・・・」

天上界、地獄界など様々な世界に、真っ黒く高さが2メートルのモノリス(石板)が、複数現れた。

ノキセア「これで、人間の心に、希望の光を差し込める。」

ノキセアはケータイを、
返事の無い電話ボックスに置いて、
暫く人間達の動向を眺める。

数分後、電話ボックスに入る少年。

少年
「なんだべ?、こんのキラキラした石っころは?」

天使のケータイを手に取り、表面をスライドさせると・・・

「Im' calling now・・・」

少年「え?なに?電話け?」

とある世界に出現したモノリス(石板)が七色に輝きだし、

導かれるように、モノリスに触れる女性。

少年の母
「おやま、かずちゃんでねかぁ?」

少年の母親は、モノリスに触れたたま会話を続ける。

少年「かっちゃあ・・・、おらぁ、会いたかったぁ~(ToT)💦」

一時間後、次に若い女性が天使のケータイで誰かと話している。

若い女性「正也さん?」

男性「お?、鈴菜け?・・・元気け?」

若い女性「う、うん・・元気だよ🎵正也さんは?・・・」

男性「ん?元気だぁ・・・そげより、ごめんな?」

若い女性「え?・・・なに?」

男性「おめさ幸せにするってだに、先に逝っちまって・・・」

若い女性「そぉだよ、ずるいょ・・・毎年、東京から ここへ来てから、港にお参りいくんだからネっ!(笑)」

男性「そだな、わりがっだな(笑)・・・」

若い女性「ねぇ、会いたいんだけど・・・・」

男性「鈴菜・・・もう、ここくんな。俺の事は忘れて、新し彼氏つぐれ・・・・」

若い女性「そんな・・・」

男性「鈴菜?・・・・おめさの幸せを、草葉の陰から祈ってっから・・・・」

何者かが、天使ノキセアの背後に、音をたてずに近づく

天使ノキセア
「・・・人間よ。過去を乗り越え、未来(あした)へ進むのだ・・・。
他を見下げる心無く、
団結(つながり)こそ、
君達の信じる糧となるであろう。」

突然、ノキセアの左胸を貫く、鋭利な刃先。

ノキセア「?・・・」

ノキセアは身動き出来ずに、返事の無い電話ボックス側に顔を向けながら、
膝から崩れるように倒れた。

天使?「よっとっ!(笑)」

鋭利な刃先を軽々と抜き、
身動きできない、ノキセアの顔を覗きこむ天使。

天使?「お疲れ・・・」

ノキセアを刺した天使は、
電話ボックスに、人影がない事を確認して、ケータイを取り出す。

天使?「あーあ、これ、フリーズじゃん?(笑)・・・ショップへ持ってかなきゃ~」

ノキセアは、
残った渾身の力で、
飛び立とうとする
天使の左足首を掴む。

ノキセア「・・・・(Ф◇Ф)(君は・・・・誰だ?)」

天使?「なあに?、σ(≧ω≦*)私にいちゃもんつけんの?(笑)」

ノキセアに顔を近づける天使。

天使?「あんたねぇ、天使向かないわ、やっぱ・・・」

天使はノキセアを蹴飛ばすように仰向けにすると、再び顔を近づける。

ノキセア「(・・・どうゆう・・・意味だ?)」

天使?「最後だから、良いこと教えてあげる。」

ノキセアの左の胸のキズから、光のかけらが、ゆっくり立ち上る・・・・

天使?「あんたは、もともと・・・・人間なの。(笑)」

意識が薄らいで行くノキセア。

天使?「もしもーし!、聴いてる?」

ノキセア「(僕が・・・・人間?)」

(ノキセアの回想と現実が入りまじわう・・・・)

幼稚園児達が園内の庭先を走り回る・・・・

ノキセアに向かい、満面の笑みを浮かべ、手を振る園児

園児「せんせぇ~(笑)」

ノキセア「(僕が、人間?・・・)」

(回想)
海沿いの原子力発電所が、津浪に襲われ、次々大爆発を起こす。

頭をつんざくほど連打される鐘の音が響く。

高笑いする、顔の見えない、背広姿の男たち・・・・

仮設住宅で不十分な生活を強いられる人々・・・・

ノキセア「わああああっ‼」

幼稚園内で伏せる、保父姿のノキセア

保母「野関先生‼・・・野関先生‼」

野関と呼ばれるノキセアの前に、
完全防護服にエアフィルター付き防塵マスクを着けた、
幼稚園児と職員達が、
心配そうに見つめている。

保母「先生‼、このまちは、放射線量が下がってないんですよ!まだ薄着は危険です‼」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
僕達の未来は、
いったい何処に行くのだろう。

垂れ流される、
嘘と真実の入り交じった、
膨大な量の情報。

選挙の時だけ、
耳障りのいい言葉を垂れ流す政治家たち。

コントロール出来ない物質を、責任転嫁で、垂れ流して逃げる大企業。

生活費がギリギリのなか、町に帰れない人々。

いったい誰を信じて前を進めばいいのか?

綺麗事聞かされるより、
あしたの事、
将来の事。、誰が責任を持つのか?
誰が原因なのか?
いつ終息するのか?

誰も何も言えないまま、僕らは死んで逝くのか?

だったら僕は、キンモクセイの華のようになりたい。

何度も何度でも、やり直すように花を咲かすように。

(終り)

もうひとつの天使のケータイ②~another story

第二話【心】

翌朝、海辺の砂浜に、
黒いコートを着た天使達が、朝陽が昇るのを、待ちわびている。

天上界通信会社 交信士(imageハライチ澤辺)
「おい、ノキセア‼」gami gami

天使ノキセア(imageディーンフジオカ)「はい、先輩。」

交信士
「はい先輩じゃねーよ‼、
つーか、折り返しますっつうから、

待ってたのに、
何で連絡しねーんだ?( ̄^ ̄)なんでだ?」oi kono touhenboku!

ノキセア
「あのぅ、人間が変わった事をしているのを観てまして・・・」

交信士
「はん?( ̄^ ̄)変わった事?!」imasara?

ノキセア
「そうです。・・・
あ、そう言えば先輩んちは、電話はアナログでしたっけ?(笑)」daiyarushiki?

交信士
「( ^_^;)\( ̄^ ̄))昭和(レトロ)かっ?!」

ノキセア
「あ、違う、紙コップとタコ糸で・・・・」

交信士
「そうそう、はーい( °∇^)]もしもしって、やって出前って・・・出来るか❗バカタレ!(笑)」

二人の天使の即興漫才に、
少し引きながら、
それぞれの持ち場へさって行く天使たち。

交信士「ノキセアよぉ。」

天使ノキセア「はい、先輩。」

一旦、砂浜に座る天使。

交信士
「なぁ・・・、 人間に、恋なんかするなよ。」

ノキセア
「先輩の言う、人間の恋とは?」

少し沈黙してる゙先輩゙

交信士
「知るかよ。・・・ただな?( ̄^ ̄)後家さんで、年増は止めとけ。」atogataihendazo?

ノキセア「はい?」kikitaikototocigagune?

照れ隠しか?、軽く咳払いする゙先輩゙

交信士「あーっ、実はな・・・ぶっちゃけ俺、人間とトラブって、本来なら堕天使・・・

つまり、天上界追放処分を喰らうはずだったんだけど、

裁判で、通信会社所属ってなってな、
お前の面倒を見る事になって、
今日まで来たんだけどさぁ・・・

お前は、新入りのお前にはこの仕事は勿体無いよ。」

ノキセア「でも我々は本来なら人間を導き・・・・」

交信士「その仕事はしなくていいんだ。」

ノキセア「ナゼです?」

交信士「神様が居ないんだよ。」

ノキセア「え?」

(つづく)

もうひとつの天使のケータイ①~another story

第一話【天使が舞う朝】

東北・・・

あの年のあの日、

すべての人が、今日もまた、何気ない1日が、
過ぎて行くものだと信じていた・・・。

もし、あの日が来なければ、

・・・僕は、今をどう生きただろう。

【~この作品を、亡くなったすべての東北の皆様へ捧ぐ~】

僕は、天上界の上師に命ぜられ、

東北の、とある山深い場所へ来た。

そこで僕は、
奇妙な建物を見た。

天上界通信会社 交信士(imageハライチ・澤辺)
📱「おいノキセア?、聴こえるか?・・・・感度はどうだ( ̄^ ̄)?」

タブレットで位置確認しながら、連絡をとる。ノキセア

天使ノキセア(imageディーンフジオカ)📲「あ、はい。・・・・
東北の・・・Aの三十番から、Aの・・・」

天使が、ふと顔をあげると、古びた喫茶店から、
目尻をハンカチで押さえながら、電話ボックスへ入る婦人を見つめていた。

天使ノキセア
「(なぜ、あの人は・・・電話線の無い個室へ入ったのだろう)・・・・」

交信士📱「おいっ‼聴こえてんのか?

早く確認とらないと、
姿なき大天使:

クロノスインフィディア様のご機嫌を損ねちまうぞっ‼
ノキセア!」

気になって仕方がなくなり、通信を切ろうとするノキセア。

天使ノキセア📲「先輩❗、後で折り返します!」

交信士📱
「あ、えっ?・・・えぇ~
っ‼(・▽・;) 」mazika~。

天使が電話ボックスの中を覗き込むと、

先程の婦人が、
嗚咽しそうな気持ちを堪えて、

ゆっくり受話器を上げた。

婦人(image高畑淳子
📞「貴方・・・今まだ漁ですか?」

天使ノキセア
「(あの人は、誰に話し掛けてるんだろう)?」

婦人
📞「あの日から、5年過ぎた夏なのに、貴方はまだ、私のもとへ帰ってくださらないのね・・・」

ノキセア「(5年?・・・何があったんだろう?・・・クロノスインフィディア様と関係があるのか?)」

耐えきれず、電話ボックス内で、受話器を持ったまま、腰を落とし泣き崩れる婦人。

婦人📞「逢いたい・・・こんなことなら、行かせなければ良かった!」

天使の脳裏に、フラッシュバックする、誰かの過去(時間)

・・・・2012年 3月 11日
午後2時45分・・・・

主人(image草刈正雄
「おい!、漁船(ふね)見てくる!」

婦人「ねぇあなた、何もこんな時に、見に行く事なんかしなくても・・・・」

主人「馬鹿言え!脱サラして、この町の町内会の会長に、土下座してまで、漸く買った船だぞ!」

手を繋ぎ引き、飛び出そうとする主人を留める婦人。

婦人「あなたでもそれは、中古品で・・・・」

主人「もういい‼・・・」

自転車に股がり、港に向かう主人。

婦人「あなたぁっ‼、防災無線じゃあ津波がァ‼」

遠ざかる主人の背中。

主人「解ってる!すぐ戻る!」

主人を見送った後で、
役場の消防車が、入れ違いで通り過ぎて行く。

役場職員「ただいま大津波警報が発令されました!皆さん、はやく高台へ避難してください‼・・・繰り返します・・・・」

婦人「大津波警報・・・?!」

婦人は、徒歩で避難する老人に声かけをした。

婦人「ねぇ、ひ、避難する必要があるの?・・・大丈夫よねぇ?(・・;)スーパー堤防が・・・」

老人「堤防?(・・;)そんな、国の作ったおもちゃなんか、すんじる者なんか、だんれもねぇよ‼、早よ山へ逃げ!」

婦人「そ、そんな・・・」

耐えきれず、思わず瞳を閉じる天使。

ふと、気がつくと辺りは夕方になり、電話ボックスに人影は無くなっていた。

溜め息をつく天使。

※作品イメージ曲
キンモクセイAKB48 super surprise

(つづく)

⑧(終)ここにも、天使は居る。#image原案:NMB48

最終回
 好きやねん

#地上

白昼、次々と道端に転がる男達。

それを見ていた、ある女性が、

突然昏睡になり、
寝込んだ、連れの男性を、
必死に揺さぶり起こす。

女性
「ねぇ、起きてよっ!・・・・どうして、いきなりっ!」

幻魔・ケセランパサラン(image・ブルゾンちえみ)「あーっははははは・・・クズな男達は、みーんな、見果てぬ夢に溺れていけばいい。(笑)」

何かを振り撒きながら、街中を練り歩く幻魔。

そして、夢遊病のように、フラフラと幻魔の後を歩く男達。

それはまるで、ハーメルン魔笛のよう・・・。

その後を追う、もう一人の関西天使。

関西天使 ふうちゃん(image矢倉風子fromNMB48)
「なんかアイツ早い・・・、歩いてるはずやのに、なんかスポーツカー並みや・・・」

幻魔ケセランパサランは、しつこく追いかけてくる天使を振り払うために、背高のブリキ男達に顎で合図を送る。

ふうちゃん
「な、なにっ?」

ふぅちゃんの前後に、立ち塞がる男達。

錻男①
ケセランパサラン様の邪魔する奴は・・・」

両脇に刺した長剣を抜く錻男①

錻男②が背後で、2丁拳銃を構える。

錻男②
「絶対に、倒す!」

関西天使が居直り、
視界を広く取るため、

錻男たちが見えるように、
何気に横を向き、

腕を組ながら、仁王立ちする。

関西天使・ふぅちゃん
「へーっ、兄ちゃんたち、ガチでウチと、ケンカするん?(笑)( ̄▽ ̄) 」

錻男①
「当たり前だ‼」

挟み込むように、
天使に向かって、
長剣をスライドさせるが、

ふぅちゃんは、
タイミングよく、
長剣の先端に飛び乗った。

ふぅちゃん
「あかんやん?(笑)( ̄▽ ̄)」

ふぅちゃんが、錻男②に背中を向けた瞬間、発砲音が響く

一発目は、
背後から右ほほを掠め、

二発目は、左脇の下を間一髪で掠めた。

ふぅちゃん
「うちな、もともと人間やってん・・・ダンス好きで、音感は半端ないねん(笑)( ̄▽ ̄)」

錻男の長剣が、再び左右に拡げるようにスライドする瞬間、トランポリンのように飛び上がるふぅちゃん。

関西天使・ふぅちゃん
「よっ!(笑)( ̄▽ ̄) 」

着地し向かい合う、天使と錻男達。

錻男①「アタック!」

突然、掛け声を1つ上げ、
長剣を持った左右の腕を、
ブンブン交差させたりして振り回しながら、

ふぅちゃんに迫ったり離れたりしてる。

ふぅちゃんは、ジタンダを踏む。

ふぅちゃん
「もおっ!なんやねんなぁっ!来んならコイや!」

錻男②「なら、そうするよ。」

突然放たれた、鈍い銃声

ふぅちゃんの眉間の寸でで、誰かが、
ふぅちゃんの目の前に立ち、左手で、
瞬時に、銀の弾丸を握り潰した。

ふぅちゃん
「さ、さや姉❗」

関西天使・さや姉
「またせたなぁ?ふぅちゃん(笑)( ̄▽ ̄) 」

さや姉の姿(けはい)を感じ、振り向く、

幻魔・ケセランパサラン

ケセランパサラン
「あら、消滅しなかったのね?(笑)」

ケセランパサランが、
瞬間移動した時には既に、

さや姉と ふうちゃんが、
刑事ドラマのように、
錻男達を取り押さえていた。

さや姉「どや?(笑)( ̄▽ ̄) 」

ふぅちゃん
「うちらはな、
ガチでやらへんでも、

さや姉が居れば、
お茶の子さいさいやねん!(笑) 」

ちょっと寂しげな表情を浮かべた、さや姉。

ふぅちゃん「さや姉?・・・どないしたん⁉」

さや姉「ん?・・・いや、ナンでもないねん。」

古びたフランス人形の廻りに、複数の薔薇のつたが蠢く、ケセランパサラン

幻魔・ケセランパサラン
「ねぇ、あなた達が抑えてるのって、誰?(笑)」

ふぅちゃん
「そんなん決まってる・・・ん?」

さや姉
「くるみ割り・・・💂人形⁉」

天使達が抑えていたのは、
バッキンガム宮殿を護る、
衛兵の形をした、

くるみ割り人形だった。

ケセランパサラン
「キャリアウーマン、らしくはないわね?(笑)」

ケセランパサランは、複数の薔薇のつたを伸ばし、ふぅちゃんを捕らえて、高く掲げた。

さや姉「ちょ、・・・なにすんや!」

ケセランパサラン
「ねぇ、勝負しない?」

捕らえたふぅちゃんの背後に、もう一人、拘束されたまま、誰かが高く掲げられた。

さや姉「うわ、おっさんっ!」

死にぞこなった男は、生命力を吸われ、かなり窶れている。

さや姉「勝負ってなんや!」

焦らしトークの幻魔。

ケセランパサラン
「キャリアウーマン?・・・貴女も、天使の端くれなら、ちゃんと答えられるわよね?」

さや姉「答え次第で、なにする気や?!」

さや姉の、瞬時の怒りに反応した妖刀・虎鉄が、ゆっくりと鈍った光を放ち出す。

さや姉は、刀から発する妖気に囚われかけている。

さや姉「き、(斬りたいっ・・・コイツから、ごっつう、血を出してみたい・・・)・・・・」

さや姉の後で囁く、姿なき界王

姿なき界王
「怒るは、地獄ですよ。」

妖気に苦しむ さや姉

さや姉「だったら、こんな刀持たすなやっ!」

幻魔には、界王の姿は見えない。

ケセランパサラン
「あら、情緒不安定ね?(笑)」

叫ぶ、ふぅちゃん。

ふぅちゃん
「もう、このおっさん死んどるから、うちを助けてぇ~!」

昏睡状態なのか?、死にかけた男は、うつ向いたままだ。

さや姉
「どするぅ?・・・。どないしょ・・・(めっちゃイライラする。なんでや?)」

ケセランパサラン
「さぁ、答えて頂戴!(笑)・・・天使がぁ、護りたいのは・・・仲間の命か?・・・」

ふぅちゃん
「さや姉❗」

ケセランパサラン
「死に行く、人間達か?・・・・」

妖刀・虎鉄に意識を奪われているのか、天使の形相が、次第に険しくなる・・・・。

ケセランパサラン
「さぁ、答えよ!」

虎鉄の刃が、ケセランパサラン本体の、フランス人形の胸部に突き刺さる!

ケセランパサラン
「なっ!、なにぃ?・・・・」

さや姉の脳裏に、誰かの思い出が飛び込む。

#回想・アンティークショップ

今より美しかった、
フランス人形を中心に、
両脇には近衛兵の姿をした、くるみ割り人形が、
まるでフランス人形を護るように、
ショーケースに佇んでいる。


フランス人形(ケセランパサランの本体)「私は、愛されたかった。・・・・ずっと、ずっと、誰かの側に居たかった。・・・・」

#第一次世界大戦

飛び交う戦闘機、爆撃で焼き付くされる町並み。

店主だろうか?亡くなった老人が庇うように、フランス人形と近衛兵の人形が護られていた。

フランス人形
「ただ、それだけだった。」

時は流れ、数年前、町内会のバザーに出品される人形達。

フランス人形
「私のからだが、古ぼけて行くたびに、拾われても、金と引き換えに棄てられる始末・・・」

さや姉「なんや・・・なんか、おっさんと似てるやん・・・・」

フランス人形
「そう、あの男も、私を捨てたの・・・・」

さや姉「え?」

#(回想)数年後、バザー会場

キャバ嬢と死にかけた男は、日中からへべれけでバザーに現れた。

さや姉「何しとんねん!やっすい女(スケ)つれ回しとって!」

だらだらっと、死にかけた男に甘えるキャバ嬢。

キャバ嬢
「ねぇーえー、フランス人形ちょーだーい?(笑)( ̄▽ ̄)」

死にかけた男
「え?、なにすんの?」

キャバ嬢
「おにぃちゃんが遊びに来ないからぁ~、となりでぇ、ねんねすんのぉ~キャハハ。」

死にかけた男は、何処かで拾った財布から、札束を取り出して封を切り、フランス人形を買った。

さや姉「あんのボケぇ!」

数日後、死にかけた男は、キャバ嬢にフラれた腹いせに、同居してた部屋に、残されたフランス人形を、リサイクルショップへ売ってしまった。

雨が降るなか、寂しそうに野外に置き去りにされる、フランス人形。

フランス人形
「その時私は誓ったの・・・この国の男を食い潰すっ・・・・てねっ?(笑)( ̄▽ ̄)」

闇夜の曇り空の隙間から、

一筋の光が、
人形達に降り注ぐと、

フランス人形達は、人間に成った。

#回想 が終わり、
ケセランパサランの体での一部である、

薔薇のつた達が、
一斉に枯れ始め、

幻魔の体から、
ひかりの欠片達が、
上空に立ち上ぼり出した。

さや姉
「あんたも、寂しかったんやね・・・・?」

フランス人形
「こんど生まれ変わるなら・・・・あなたのような、天使に、なりたい・・・・。」

一瞬、ストロボを焚いたような光が弾けると、フランス人形は、バラバラに成った。

ふぅちゃん
「なんか・・・、なんかしれへんけど・・・切ない・・・・。」

深いため息を、夜空を見上げながら、1つつくさや姉。

さや姉「なぁ、ふぅちゃん?」

ふぅちゃん「なにぃ?改まって(*´ω`*)・・・」

さや姉「うちな、冥界に堕ちてん・・・・」

目を覚ます、死にかけた男。

死にかけた男。(image斎藤工)「あ。・・・?」

困った表情で仁王立ちする、さや姉

さや姉「あ?・・・や、あらへんやろっ?(笑)( ̄▽ ̄)・・・てゆうかあんた、もいっぺん死んだ方がええんちゃう?・・・ごりっごりに痩せとんやから( ̄▽ ̄)このまま。ジャストなうやで(笑)」

ふぅちゃん「さ、さや姉?」

死にかけた男に詰め寄るさや姉

さや姉「しっかし、ホンマあんたな、思い遣り・・・無さすぎや。」

死にかけた男
「え、あの・・・なんかすみません。」

さや姉「あんな?、あんたを苦しめとんのは、ホンマはあんたや。・・・・寂しがりで、立ち回りが下手なのは、よう解ったけど・・・・」

体の消滅が始まる、さや姉。

ふぅちゃん「さや姉っ?」

さや姉「え、?・・・なんでや?、まだ思いを告げてへんのに?」

ふぅちゃん「さや姉、冥界に堕ちたって・・・うそやろ?」

死にかけた男
「あの・・・また、話が遠いんですけど?」

死にかけた男の言葉に、いい加減頭に来た、関西天使・ふぅちゃん。

ふぅちゃん
「はぁ?(怒)・・・

あんた、
何ゆうてんや?・・・・

あんたの為に、
天上界の務めをなげうって、

冥界に堕ちたために、
天使の座を捨てざるを得なかったんやで‼

ほんま解っとんのかっ?!」

今にも食い付きそうな、ふぅちゃんを止めるさや姉。

さや姉
「あかんっ、ふぅちゃん。ルールはルールや。」

さや姉の下半身は、既に消滅している

ふぅちゃん
「さや姉!」

さや姉
「これはうちの運命や。・・・でもうちは、後悔してへん。おっさんには、やきもき?させられたけどな?・・・これも所願満足や(笑)」

死にかけた男は、消滅しかけた、さや姉に詰め寄る

死にかけた男
「ちょっとまってくれ‼、私はまだ、まだ貴女に、聞いてもらいたいことがあるんだ‼・・・・頼む、行かないでくれ‼」

さや姉がふぅちゃんに、何かを伝えた。

ふぅちゃん
「うちには無理や!・・・さや姉から、なんも引き継ぎしてへんのにっ!」

・・・・・・・

#回想・死にかけた男

あれは・・・・
夢だったのか?

神も仏も信じない、
私の目の前に、

舞い降りたセゾン・・・・

彼女は、ちっぽけな私に、何を伝えたかったのだろうか?

#回想が明け・目覚ましの音

死にかけた男が、目覚ましの音を止めると、間髪なしに、

関西弁の女性が、フライパンとお玉で、ガンガン叩きながら、男を起こす。

女性
「おいっ!樫見屋新太郎‼、遅刻すんでっ!」

死にかけた男(樫見屋新太郎・image斎藤工
「え?、なんで君が・・・ここにいるの?」

満面の笑みを浮かべるさや姉。


(おわり)

⑦ここにも、天使は居る。#image原案:NMB48

あかんねんて‼


#Re:Incanation

曇り空、

すこし雨が降る
アスファルト

横たわる
さや姉・・・

関西天使・さや姉
「どこや・・・ここ・・・。」

姿なき界王(image大和田伸也)「ようこそ、転生への入り口、冥界へ。」

さや姉「冥界?・・・うち、死んだんか?」

姿なき界王
「・・・寿命つきし肉体から、離れた魂が流れ着く場所 。

・・・喩え、得体知れない存在でも、魂があればたどり着く。

そして君は、新たな身体(うつわ)を手にする。

生前の、功罪の数を照らし合わせながら・・・・」

拒絶の意思か?、首を横に降る さや姉。

さや姉「これって、死後裁判やないか!・・・うちは今、裁判やってる暇ないねんっ!・・・界王!」

姿なき界王
「・・・・・(深いため息)」

界王の姿を探すように、

ゆっくり回りながら叫ぶ、

さや姉。

さや姉「なぁ界王、きいてや!・・・うち、地上にやり残したことあんねん。」

姿なき界王
「・・・・もう、あなたの身体(からだ)は滅している。」

さや姉「うそや!・・・藤村のじいさんから、天使は滅不滅やと、聞いとん・・・。」

暫く沈黙した後、語り出す界王。

姿なき界王
「実は、あなたは、
以前、人間だったんです。」

さや姉
「んなのどーでも、ええねん。」

フとした瞬間に、頭痛と同時に記憶の画像が、フラッシュバックする。

薄暗いライブハウス

手元にスポットライトが当たると、

視界に、アコースティックギターが映る・・・・

頭痛を降りきるかのごとく首を横に降る天使

さや姉「うそや!」

また、記憶のフラッシュバック

日差しが明るい病室のなか、酸素マスクをつけている女性。

さや姉「(め、眼が開かへん・・・なんで?)」

生命維持装置がけたたましい、アラート(警報)を起こし、

医者や看護士達がなだれ込んで入ってきた。

さや姉「(なんや?・・・なんか騒がしな・・・・)」

医者や看護士達が慌てて、何やら横たわる女性に処置を施すが・・・・

さや姉は、また首を横に降り・・・・

さや姉「うそや!こんなん・・・信じられへん。」

姿なき界王
「過去は見ないんですか?・・・貴方の今になる因なんですけどね・・・・」

さや姉
「は?・・・
今さら過去なんか見て、
なんになんねん?・・・・

大事なのは今や❗・・・

今が未来につながっとんねん!

ジャストなうや‼」

さや姉の覇気に押される姿なき界王。

姿なき界王
「はははっ・・・・(こりゃまいったな?)」

土下座をする天使。

さや姉
「たのむ!うちを地上に帰してくれ‼・・・

こんなことは、
界王に無礼千万なのは、よー知っとるっ!・・・

な、如何なる処罰は、
帰ったら受けるから・・・・

なあっ!」

姿なき界王は静かに天使に答えた。

姿なき界王
「では貴女に、宿題をあげましょうか?」

さや姉
「え?・・・地上に行けんの?(笑)( ̄▽ ̄)✨」

姿なき界王
「ただ、・・・人間に告白しない。・・・それだけです。」

さや姉「なんや?そんなんなら、ちょろいもんや(笑)( ̄▽ ̄) 」

姿なき界王
「なら、いいんですがね・・・

未練は、
執着を産み、

憎しみと悲しみを、
増幅させる事を、忘れてはいけませんよ。」

さや姉
「うちは天使やから(笑)( ̄▽ ̄) 」

天使の背後に眩しい光が差し込む。

その先には、何かが置かれている。

さや姉「・・・刀?」

姿なき界王
「銘刀と言われた、日本刀、虎鉄を貸しましょう。」

さや姉「え?、こんなんエエの?(笑)」

姿なき界王
「ただ、この虎鉄は・・・呪われた刀で・・・・」

刀を掴む天使の目の前に、

霧が晴れ、
地上につづく道が広がる。

さや姉「ほな、行ってくるわ‼(笑)( ̄▽ ̄)」

姿なき界王
「大丈夫かなぁ?・・・」


(つづく)

⑥ここにも、天使は居る。#image原案:NMB48

第6話

なんでや?

死にかけた男のアパートに戻っていた天使。

子供のように眠る、死にかけた男。

関西天使・さや姉
「・・・(ほんま、最近の人間(おとこ)は、弱すぎや・・・なんでや?)」

天使のケータイが、呼び出す。

さや姉「あ、ふぅちゃん!🎵」

関西天使・ふぅちゃん(imagefromNMB48)
「さや姉ぇ、いつ天上界もどんのぉ?」

さや姉「あ、ごめんっ。地上(した)は地上(した)で、なんかゴタついとって・・・・」

ため息をつきながらも、話をつづける、ふぅちゃん。

ふぅちゃん
「なんや・・・あー?、ケセランパサランちゅー、ばけもんがぁ?、地上の男(人間)をダメにしてんねんてぇ・・・・」

さや姉「なにもんや、そいつ・・・・・」

ふぅちゃん
「天上界百字録や、他の文献探してんねんけど、どっこもないねん。」

さや姉
「人間でも、悪魔でもないねんな?・・・・」

ふうちゃん
「そうやと、思ってんねんけど・・・・たぶんさっき、さや姉が会った人・・・人間とちゃうんやない?」

さや姉「うちも、なんや、そう思ってん・・・みたいな?」

ため息をつく、ふうちゃん

ふうちゃん「さや姉?、今の人間界は、なるべくなら、後回しにした方が、ええんとちゃう?。」

さや姉「できるなら、そーしたいねん。・・・・ほな、一旦きるで?」

ふうちゃん
『さや姉?・・・』

通話を切る目の前に、女性編集長と、身長の高い男ふたりが現れた。

女性編集長・朝宮霧子(imageブルゾンちえみ)
「あぁら、奇遇ね?」

さや姉「なにがや?」

朝宮霧子「死の香りにつられてたどり着いた先に・・・天使がいたなんて(笑)」

さや姉「なんや、うちに喧嘩売っとんのか?」

朝宮霧子「キャリアウーマン、そんなことしないの(笑)・・・・」

さや姉「なんやさっきっから、鼻に捏ねんけど・・・オタク。」

朝宮霧子「あーっ、幻魔獣の命を受けて、よかったっ!(笑)」

さや姉「なんや、自分からゲロるヤツも、プレミヤもんやで(笑)」

朝宮霧子は、人間の姿から、複数の薔薇の蔦の奥に、
美しいフランス人形が見える、異形の姿に変わった。

さや姉「あんたが・・・ケセランパサランか?」

幻魔・ケセランパサラン(imageブルゾンちえみ)「さぁ、この国のバカな男達の命を吸い尽くすわよ~(笑)」

さや姉「いてこましたろか?」

さや姉を立ち塞がる、身長の高い男二人。

さや姉「・・・」

背の高い男二人は、人間の姿から脱皮すると、ブリキ人形の姿に変わった。

withB1型
ケセランパサラン様は・・・」

瞬時に背後に回る、もう一人の男

withB2型
「我々が、護る‼」

短刀を、さや姉の腰に真直に突き刺す。

さや姉の傷から、複数の光の欠片たちが立ち上る。

さや姉「な、なんでや・・・・」

膝から崩れ落ちるさや姉。

その目の前で、連れ去られる、死にかけた男。

さや姉「お、・・・さんっ・・・」

(つづく)