空想携帯小説家(20120708)'s blog9875321

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

#3 天使セシル

僕たちは、出逢ったことが、
遅すぎたのか?

それとも、
ただの偽りが、
二人を遠ざけるのか?

それでも言葉は、
心をつかみ、

不審から、
また、空を切ることもある。

先人たちは、
逢うことで言葉を交わし、
心を通わせてきた。


今は便利すぎるから、

何気無く、
心もない相手の言葉に、傷付き、

時に捩じ込んで受けとめ

長い時間の自縛自苦に苦しめられる。

嗚呼、
今さら、こんな想いに堕ちてしまうなら、

この場を立ち去りたい。

#3

無明

逃げ惑う、教員や生徒たちの、流れに逆らうように、

騒ぎの中心に向かおうとする、
二人の天使。


セシル(image平手友梨奈
「メルさん、この騒ぎ、あの声、・・・吉野井さんだよね?」

メル(image岡田結実
「あー、だめだめ‼・・・セシル?、うちらじゃ、勝てない相手かもよ、出直そうよ‼・・・ねっ‼」

セシル
「吉野井さんに、おじさんのこと・・・諦めてもらう‼」

セシルたちを見つけ、歓喜と怒号を合わせたような、金切り声を上げる怪人。

怪人化・吉野井(image椿鬼奴
「みつけたーっ‼(怒)」

怪人と目があってしまった、セシルは、吉野井の変わり果てた姿に、おもわず息を飲む。

腰の曲がりは、老婆の如く

顔中には、魚のうろこのような斑点が浮き、

眼の黒点には、既に活気はなく、

その背中には、
異様に腫れ上がった腫瘍が見え、

その傷から、
時折、腐った脂肪の、
溶けた匂いがする、

薄い溶液が、
うっすら吉野井の体をつたい、
流れている。

髪は、床に着くほど延びきり、

まるで、古びた書き初めの筆のよう

怪人化・吉野井
「(韓国語)すべて、あんたが悪いのよ!・・・・あの男を独り占め、しやがって!」

猛ダッシュで走りより、

刃先がボロボロになった、出刃包丁二本を、逆手持ちして、一気にセシルに降り下ろした瞬間・・・・

ガチンと、金属音が響き、気が付くと・・・・


セシル「メル・・・さん?」

メルは、セシルの前に立ち、両腕を交差させて、怪人の狂刃を受け止めた。

どこからか通報を受け、
さすまたを持った警察官が、
非日常な光景に、
腰を抜かしている。

警察官
「なんだよ、あの腕・・・・」

メルの両腕は、白銀の西洋甲冑にコーティングされていた。

メル「へへへぇ~(笑)( ̄▽ ̄)・・」sugoidaro~

教職員たちが口々にメル達に、その場を離れるように叫ぶ。

その騒動を、遠くから眺める、アポロガイストと天神

天神(image妻夫木聡
「想造性金属、オリファルコン・・・・」

冥府の騎士・アポロガイスト(image北村 一輝)「なんすか、それ・・・」

天神「出処不明の意思変換性金属で、持ち主との相性が強ければ強いほど、様々な物質に変化する。」

アポロガイスト
「ヘックス(光合成の一種)粒子?(・・・てゆうか、神様のお宅でも、解らんことがあんだ?)」

天神「ちがうな?(笑)( ̄▽ ̄)・・・それは、おれらを象るエネルギー体で、オリファルコンは、意思を持った石だ。」

アポロガイスト
「はー、なるほど・・・」

アポロガイストのなまくらな返事に、確認をとる天神。

天神「僕のだじゃれ、判った?」

アポロガイスト
「えっ⁉(笑)( ̄▽ ̄;) 」

怪人の隙をつき、凶刃を押し返したメル。

メル「ここじゃ、関係ない子まで怪我させちゃうから、出るよっ❗」

セシルは頷き、怪人の注目を、自分に狙わせるように、メルを校庭へと先走らせた。

天神「あ、出てきたよ、あの子。(笑)( ̄▽ ̄)」

天神は、スーツの前ポケットから、何かを取り出した。

アポロガイスト
「ストップウォッチ?」

天神
「いや、僕が初めて作った、機械仕掛けの、天使のカケラ・・・・」

壊れたストップウォッチを、天高く掲げ、絶叫する天神。

天神
「さぁ、君が生んだ天使たちに、最高の戒めを与えてやれ‼・・・クロノスインフィディア!」

クロノスインフィディア(image中尾彬)『すべては・・・時の、命ずるままに・・・・』

まるで墨汁で濁した雲が、数分で空一杯に広がると、

メル、セシル、怪人の動きだけが止まら無かった。

アポロガイスト
「うんじゃあ、行ってきますわ。」

金切り声を上げて、セシル達を追い回す怪人。

その後ろを添うように、冥府の騎士・アポロガイストが、迫る。

怪人との距離を図るため、
一瞬振り向いたセシルに、

怪人を踏み台にして飛び上がり、
真一文字にサーベルを降り下ろす、アポロガイスト

アポロガイスト
「冥府の騎士・・・参上ぉっ❗」

セシル「痛い」

間一髪で攻撃を交わしたが・・・

セシル「て、腕が・・・・」

メル「凍ってる❗」

アポロガイスト
「俺様を誰だと思ってんだ?・・・冥府の騎士だぜ。(笑)( ̄▽ ̄)」

セシル「冥府・・・」

メル「人間が堕ちる、地獄界より、何倍も深い世界・・・・」

セシルを襲いかけた、怪人の後ろ髪を、むんずと掴むアポロガイスト

アポロガイスト
「なんだよ。時間と空間(せかい)を、こきたない人間のおっさんの為に、ねじ曲げたんだろ⁉・・・あ?」

怪人が悲痛な叫びをあげた、その瞬間。

メル「おいさぁーっ❗」

#2天使セシル

【確認とお断り】

この作品は、ガチで、フィクションであり、

イメージで、実際の芸能人の名前を
引用してますが、

事実とは、完全に異なります‼

(本編)


(ヤサグレた、中年男の頭を、膝枕する、無垢すぎる天使。)

おじさん・・・・。

ぼくは、おじさんの事・・・・

ずうっと前から、
知ってたんだ・・・・

(回想)
朝陽が登る桟橋で、

(女子高生が、
長ざいふを高く掲げながら、
全速力で走り、
大声で、中年男に声をかける。)

女子高生(image平手友梨奈from欅坂46)「おじさぁんっ‼、財布ぅっ!」

(ヤサグレた中年男は、ほろ酔いげに返事をする。)

ぼく、あのときの、おじさんの財布のデザイン・・・・覚えてるよ。(笑)

ちっちゃいフクロウが、いっぱい散りばめられたやつだったよね。

ぼくの、まだ知らない時間(みらい)のなかに、

おじさんの笑顔を、いっぱい、いーっぱいっ詰め込みたい。

もし、
ぼくの抱えてる悲しみを、おじさんと分かち合えたら、


今度は、
おじさんの隠し持った哀しみを、わけあいたいんだ。


未来なんて、ほんとはどうなるか、判んないけど、

おじさん・・・・

ぼくは、・・・・

ぼくは、おじさんの事を・・・・


#2 怪人

ふたりの天使との、
共同生活が、突然始まったなか、

下の居室に、
モラルハラスメントを生き甲斐にしている女性がいる。

その女性には、
小学生や高校生の子供が居るが、

最近、この女性と話はしないどころか、寄り付きもしなくなったと、ご近所が、ヒソヒソと呟く。

その女性が、カルト宗教信者のように、

ゴミを手に持ちながら、
ごみの集積所に向かう本多を、
窓越しに、オペラグラスで見ている。

本多信雄「はぁ・・・これから食いっプチが増えるから、忙しいな(笑)( ̄▽ ̄)。」

ふと、本多が45リットル位のごみ袋を、
集積所入り口から投げ込んだとき、

上方から金切り声が、
本多の背後に投げ付けられた。

吉野井 すみ(image椿鬼奴
「ちょっとぉっ‼、ごみ汁で
、集積所がびちょびちょになるぢゃないっ‼」

静かにため息をつき、吉野井の出方を待つ本多。

本多「あ、おはようございますぅ・・・あ、明日の日曜日、集積所の清掃当番ですんで。(笑)( ̄▽ ̄)」

吉野井「私が、言ってるのは、そんな事ぢゃないのよぉ!あんたモラルが足らないんぢゃないのっ!」

吉野井の、尋常でない金切り声に驚き、外に飛び出す、天使メル。

天使メル(image岡田結実
「わーわーわぁ~❗どした?どした?(笑)おっさん( ̄▽ ̄ ;)?」

本多信雄
「ちょっとね・・・(・・;)」

メル
「わかった!ご近所トラブルだなっ!私が、なんとかしちゃる!(笑)( ̄▽ ̄)マッカセナサーイッ☆」

メルは着ている、大きめのセーターを腕捲りして、鼻息荒くため息を1つつき、吉野井の前で、仁王立ちすると・・・

吉野井
「なあに、本多さん、契約違反ぢゃないの?・・・同居人が増えるなんてさぁ!」

あまりにも、一方通行な口撃に、吉野井と向かい合い、口を閉ざす本多とメル。

吉野井「ちょっとー、きいてんのぉっ!」

その間をうつ向きながら歩き、ボソッと呟く、制服姿のセシル


セシル「おねぇちゃん、学校、・・・遅刻するよ。」


メル「あ、そ、そだね・・・そだったそだったぁ~(((・・;)」ikaruwazigoku・・・・


吉野井に軽く会釈して、その場を後にする本多たち。

歩きながら本多達に、ヒソヒソと話始めるメル

メル「ねぇねぇ、セシルって、器用貧乏じゃない?」tatoega・・・hen?

セシルは、前を向きながら、歩みを止めずに答えた。

セシル「器用貧乏の意味は、解らないけど、・・・あの人、人じゃないでしょ?」

ため息をつき、ボヤく本多。


本多
「あぁ、ほんま、

よーわからん婆ぁやでぇ。
(たぶん、人間やと思うけど)・・・

自分中心に、無責任に軽口を叩き、

困ったらテンパりよって、
ワケわからんことを抜かしよるし、

暫く相手にしとらなぁ、
あーやって、

いきなし金切り声をわーすか、
ゆうとんねや。」

メル「おっさん?」

本多「なんや?」

メル「あの婆ぁに、惚れられてんじゃない?」sukimonowww

ガチで迷惑顔の本多。

本多
「あ、アホ抜かせ。

吉野井のばばぁ、
俺が引っ越してきて、
挨拶回りをしとったら、

差し出した引っ越し蕎麦を、
その場に叩き付けよって・・・・」

(本多の回想)
吉野井「本多さん?・・・・」

本多「上の階に、今度世話になりますぅ。」

深々と頭を下げる本多を無視して、紙袋を取り上げ、中身をみる、吉野井。

吉野井「なーんだ、乾麺か?使えねー男だな?(笑)( ̄▽ ̄)」

初対面で、耳を疑う輕口を叩かれ、うつ向きながら、本多の右手は拳を作っていた。

それを一瞬で、察したセシルは、
トラブルになる前に、

本多のデニムの、
腰あたりの、
ベルト通しを摘まんで、

セシル自身が、
まるで、本多に隠れるように、

体を少し寄り添わせながら、
釣糸が張るように、
ツンツンと、引っ張った。

本多信雄「な、なんや?・・・ん?」

振り向いた、
本多の笑顔が無理をしてるせいか、ひきつって見えた。

セシル「おじさん・・・疲れちゃうから、帰ろ?」

本多「ん?・・・ぁ、あぁ、・・・せやな?。」


小柄で、表情は、やや暗いが、知的さと、可愛らしさが、にじみ出る天使の姿に、嫉妬心を募らせる吉野井。

吉野井「本多さぁん?・・・後ろの学生さん・・・・貴方の子?」

本多「・・・・・」

吉野井「まさか、援助交際してるんじゃないでしょうね?」

しつこく食い下がる吉野井に、
しびれを切らせる本多。

本多「そんな無駄な金は、ありません。・・・・・もし、そんなん金があれば、酒びたってますぅ。」

吉野井「ならいいんだけど」

本多「(いいなら言うなや!)」

本多の回想が終わり、

本多に感心するメル。

メル「大変だねぇ、最近の人間界は(笑)( ̄▽ ̄)」

本多たちが、それぞれの通勤路へ向かうのを見計らい、

吉野井の背後に、
スーツ姿の男が現れた。

スーツ姿の男。(冥府の騎士・アポロガイスト/image北村 一輝)
「おくさーん、いいしなもんが、あるんすけど(笑)( ̄▽ ̄)・・・・

チルトゥハダて、薬があるんだけどどう?

・・・・この薬は、欲しいものをてに入れるために、脳が活発的になる
んだけど。」

無関心を装う、吉野井

吉野井すみ
「興味ない・・・・」

吉野井の耳元で囁く男。

スーツ姿の男
「あんな小娘どもと、仲良くしてんのが、羨ましいんだろ?え?(笑)( ̄▽ ̄)」

奥歯を噛み締める吉野井に、何かを渡す男。

(昼、メルとセシルが通う、人間の高校)

屋上の手すりに、両肘をついてため浮きばかりつくセシル。

学食で、菓子パンなどを買って、屋上へ走り上がってきたメル。

メル「あー、いたいたーっ‼(笑)( ̄▽ ̄)」

セシル「はいっ?」


メル
「どしたーん?、
学食のおばちゃんが、
心配してたよー。

メーちゃん?、
セシ坊が好きな、

カレーライスたべにこなーいっ‼て、言ってたから

、あたしゃ、しらねーって、
ゆうたった。(笑)( ̄▽ ̄) 」

メルに背を向け、ため息をつくセシル。

メルは、その場でドガッと、胡座を組み、ガサゴソと、コンビニふくろに、ギューギューに詰められた菓子パンを物色中。

メル「セシルが、一緒にご飯食べてくんないから、おっさんの金をちょっくら引っこ抜いて、買ったんだけどさー。なに食う?(笑)( ̄▽ ̄)あたしゃ焼きそばパンだなぁ。」


セシル「メルさん。」


メルは、焼きそばパンを、半分口に突っ込んだまま、モゴモゴ返事しながら、

白身のフライサンドを差し出す。

セシルが悲しげに呟く。

セシル「メルさんは・・・人間の・・・年上の男性を・・・好きに、なったときはありませんか?」

年下の天使の告白に、驚き、焼きそばパンを胸に詰まらせるメル。

メル「な、なんだ、パンじゃないのね?(笑)( ̄▽ ̄)」yakisobaKANSHIOKU~

セシル
「僕は、実体化して、いけない恋をしてるんでしょうか?」

メルは、慌ててペットボトルのお茶を飲みきり、深呼吸をする。

セシル
「天使の役目って、なんですか?・・・神様だって、元人間で、天上界に居ないじゃないですか?」

だんだん矢継ぎ早の口撃に待ったをかけるメル。

メル「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょい待ち。最初の質問に答えるから。(笑)( ̄▽ ̄)」

メルは、ペットボトルのお茶を飲みきったか確かめたあと、ため息をつき、

セシルの質問に答え出した。

メル「えー、人間さんとの恋ですが・・・ありました。」

セシル「え?・・・」

メル「エッチするとか、そんなんないけど、居ました。・・・・ぶっ細工な、おぢさんだったけど。」

セシル「いま、その人は・・・?」

メル
「私をかばって、しんぢゃった。・・・・あれから、んでもう、結構経つから・・・・人間になってくれてたら、嬉しいな。」

セシル「会いたく・・・・無いんですか?」

あー、と、大きくため息を1つつき、答えるメル。

メル「ぶっちゃけ、会いたいよー。・・・だって、ごめんねが言えないままだったから。

・・・・で、
セシルが好きな人って、


本多のおっさんでしょ?(笑)( ̄▽ ̄)・・・」

セシル「はい。」

突然、女子生徒たちの悲鳴が聞こえる。

メル「な、なんだ?」

屋上に走り上がってきた、教職員。

教職員「きっ!、君達だけか?」

頷くセシル。

メル「な、なんかあったんですか?」

教職員「刃物を持った不審者(女)が、校内を徘徊してる‼」

怪人化した吉野井が、出刃包丁を振り回しながら、教員や、逃げ惑う女子学生を次々切りつけていく‼

怪人化・吉野井
「出てきなさいよ!小娘ども‼」


冥府の騎士、アポロガイストは、メルたちの出現をほくそ笑みながら待っていた。

(続く)

「死神ちゃん」(最終回)クリスマス読みきり小説

(最終回)

あれからまた、数ヵ月流れていったクリスマスの朝

高台では、人狼の子供達がクリスマスツリーの周りで、わいわい騒いでいる。

飯嶋岬は、急激な、過去の記憶の吸収で、抑うつ状態に堕ちていた。

飯嶋岬「・・・・・(ため息)」

人狼・ゼネラルの部下2(image寺門ジモン)
「岬ちゃん、おはよー。(笑)( ̄▽ ̄)ごはんだぉ~」


飯嶋岬「(ため息)」


人狼・ゼネラルの部下3(image上島竜兵)「そういえば、怪我したおやびんと、顔を会わせなくなって、かなり経つなぁ?」

人狼・ゼネラルの部下1(image 肥後克広)「無理もないって、チャクラから、見たくもない、今までの記憶を、一気に戻したんだから・・・・」

奥から、登山家の帽子をかぶり、
トンボ眼鏡をつけた男が現れた。

人狼・ゼネラル(image大泉洋
「や↗ぁ~、メリークリスマぁス(笑)( ̄▽ ̄)」

子供達が、ゼネラルをサンタじゃない!と猛批判。

なかには、ゼネラルの両スネに、蹴りを入れたりする者も居る。

ゼネラル
「うるせー‼うるせーっ‼・・・日本は仏教の国だー(笑)( ̄▽ ̄)うるせー‼」

部下3が、飯嶋岬に声をかける。

ゼネラルの部下3(上島竜兵
「岬ちゃん、おやびん、来ましたよ。」

飯嶋岬「・・・・」

木の机の上に、白い大きなずだ袋を置き、叫ぶ

ゼネラル「子供達よ、おいでー、一緒に勉強するぞぉ~(笑)( ̄▽ ̄)」

飯嶋岬「は?」

ゼネラル「あ、改めますて、わたくす、狼峠ゼミナールの校長、ゼネ・ラル男で、ごぜーます。」

飯嶋岬「なんか、半端ななまりなんだけど。(笑)( ̄▽ ̄)」

ゼネラルはふと、真顔で岬に語る。

ゼネラル「不幸を嘆くのは、簡単だ。愚痴を言えば、幾らか胸の使えも取れよう。

俺は、それを否定はしないが、

前に進みたいならば、現実を受け止めて、

そっから、自分たちで、考えるしかない。

それが・・・いま、俺ができる、罪滅ぼしのひとつに、今こう言うふうに道標っぽいものを示す事なんだ。

飯嶋岬「それって、学校じゃ教えないの?」

ゼネラル「今の教育なんて、人材育成の概念より、時間給であることを、重んじているやつが、大半かもしれんな・・・ほれ。(笑)( ̄▽ ̄)」

飯嶋岬「ゲッ‼算数ドリル・・・・」

ゼネラル「おぢさんからのプレゼントだぉー、たーんと学び(笑)( ̄▽ ̄)」

飯嶋岬「ふーざけんなよぉ~(笑)( ̄▽ ̄)」

(おわり)

「死神ちゃん」2話(クリスマス読みきり小説)

木崎ゆりあ×空想携帯小説家・イメージ小説

※この作品はフィクションです。

2話

すべてをあかす日

(東京、とある議員宿舎

真夜中。
通路天井から、飛び降りる飯嶋岬。


飯嶋岬(image木崎ゆりあ
「あたしに、人を殺せるわけねーだろっつうのっ!」

真っ暗な通路で、背後から、足跡が響く。

岬「うわ、ちょーやだ。チビりそう。」

バタバタと慌てて、
給湯室の出入り口にある、
冷蔵庫の横に隠れた岬は、
ほっとため息をつく。


(飯嶋岬の回想)
ゼネラル(image大泉洋
「いいか、岬。
お前の右手には、
お前の記憶と引き換えに、

人の命を奪える能力(チャクラ)を授けた。」


岬「え?、なにそれ?」


ゼネラル
「今日からお前は、
チャクラに、
悪人の魂を喰わせていきながら、
お前の過去(きおく)を取り戻していけ。」


岬「え?、言ってる意味が解んないんだけど?」


ゼネラル「お前は、人間の身をもった死神となった。」


岬「は?」

(突然、回想が途切れるほど、怒号が聞こえる。)

警備員「貴様ぁ!議員宿舎で、何してる‼」

給湯室から顔をだし、キョロキョロする岬

岬「わ、私じゃないの?」

男「違うな?」

岬「え?」

ゆっくり後ろを振り向くと、
暗闇の窓辺から、
摩天楼を眺めながら、
コーヒーをすする、
スーツ姿の男に気が付いた。

男「私の名前は、桝田恵斗。厚生労働省副大臣を勤めている。」

岬「桝田恵斗。・・・・」

桝田恵斗(image鈴井貴之
「ここは、一般人は入れない筈だが・・・・もしや君は、だれかの愛人(ラマン)か?(笑)( ̄▽ ̄)」



「はぁ?言ってることがわかんねーんだけど?
・・・てゆうかさ、

モノレール・・・(造るの)止めろよ!」


桝田
「部署違いだ。てゆうか、リニアモーターカーだ。」


岬の手のひらが、青白く光り出した。

岬「あんた、なんか隠してるだろ?」

桝田「は?・・・なんのことだ?(笑)( ̄▽ ̄)」

岬「わたし、頭悪いけど、悪いやつって、大体わかる・・・」


無表情のまま、
異形の小型拳銃を、
スーツのうちポケットから、引き抜く。

桝田
「女の・・・直感か?(笑)( ̄▽ ̄)じゃあ、知られる前に、口べらしをしなきゃな。」

とつぜん岬の背後から、黒い物体が、桝田に飛び掛かる。


ゼネラル「やめろぉぉぉ‼」

飯嶋岬「ゼネラル?」

揉み合う人狼・ゼネラルと桝田。

突然、一発の銃声が鳴り響く。

ピクリと動かない、狼化したゼネラル。

岬「ぜ、ゼネラル?!」


岬が走り寄る前に、
桝田は、ゼネラルの首輪から、IDチップを引き抜き、
持っていた携帯でスキャンすると・・・・

桝田「ふっ・・・素体ナンバー、001か?新幹線襲撃事件の主犯。・・・まだ生きてたとはな?。」

岬「新幹線、襲撃・・・事件?」

桝田「おや?、君は知らないのかい?あの大事件?・・・・まさか、君は、・・・あの事件の生存者かい?」

岬「なんのことだよっ‼」

桝田「実験だったんだよ!」

横たわるゼネラルを、思いきり蹴飛ばす。桝田。

岬「なにすんだよっ‼」

警備員たちが、岬を取り押さえる。

桝田
「実験だったんだ(笑)( ̄▽ ̄)・・・

日本人を改造して、
兵士として売り出すために、

UMA計画を企画して、
海外企業達と極秘研究チームを組み、

ワクチンやら、
遺伝子組み換え食品を、

嘘のキャンペーンに託つけて、
無知無能の人々を誘い込み、

我々の実験結果の不適合は、日本の各地に棄ててきた。

ゼネラルも、そのサンプルそのものだ。(笑)( ̄▽ ̄)

だが、こいつらは、ある意味、自主性をもって、山中を生きていたのには、驚いたがな?」

飯嶋岬「ひどい・・・・。」

光り放つ、右手のチャクラから、笑い声が響き、

再び銃口を岬に向ける、桝田。

桝田「もし君が、あの事件の被害者なら、ゼネラル達を恨みなよ。じゃあ、そうゆうことで。」

瀕死のゼネラルが、言葉を発する。

ゼネラル「お前は・・・・自分の娘まで・・・・殺すのか?」

銃口を、ゼネラルに向け直す桝田。

桝田「なにいってんだテメーは?」

警備員の拘束を振り切り、ゼネラルにすがり付く岬。

ゼネラル「飯嶋岬・・・・この名前は、この子の隣で亡くなった、乗客の名前だ。」

開き直る、桝田

桝田「それがどうした?(笑)( ̄▽ ̄)・・・・人の留守に若い男を連れ込んで、酒池肉林の日々を送ってきた、あの女の子どもが、俺の子供だと?」

傷口を押さえる岬。

岬「ゼネラルっ!、もう喋んなっ‼しんぢまうよぉ!」

ゼネラルが呼吸をあらげながらも、話を続ける。

ゼネラル「結果は・・・・お前に・・・・任せるが・・・・いいか、親は・・・・親は・・・」

再び銃声が鳴り響く。

パトカーのサイレンが響くなか、警備員達の背後から、藤村と嬉野が現れた。

藤村「はーい、今までの発言、撮っちゃいましたーっと。」

嬉野「ネット拡散したから、もうじき、国の不正で大騒ぎだね?」

藤村と嬉野に向け、引き金を引く桝田と同時に、桝田に飛び付く岬。

桝田の上に馬乗りになり、左手で首を絞め、右手のひらを桝田の顔に向ける岬。

岬「もう、過去なんて、どうでもいい。」

右手に埋め込まれたチャクラが、カッと見開く。

その、吸い込まれていきそうな恐怖におののく、桝田。

飯嶋岬「あんたの靈・・・・ぶち抜くわ。」

瞬時に、死後硬直が始まり、絶命する桝田恵斗。

(次回最終回)

クリスマス読みきり小説・第二弾

木崎ゆりあ×空想携帯小説家 イメージ小説

「死神ちゃん」(全三回)

1話・ことのはじまり


砂嵐が写る、
テレビのブラウン管から、

突然、、ニュースが始まる。


ニュースキャスター(image羽鳥慎一
『ただいま入りましたニュースです。・・・・』


映像は、新幹線が
山の中のトンネルから、
抜き出た所で停止していて、


そのまわりには、
車外にひきづり出されて、亡くなった人達や、


買ったばかりの、
地方からの土産の残骸が、散乱している・・・・。


送られてきた映像が、残忍すぎて、思わず、口元を押さえるキャスター

(デレクターが、現地と繋がったとの指示を受け、アナウンサーにキューを出す。)


ニュースキャスター
『・・・ここで、現場の新幹線内と中継を繋げたいと思います。聴こえますか?』

(現場の新幹線)


『こ、こちら、新幹線内・・・なんですが・・・、』

灯りが切れた車内、うすぐらい足場に、なにかが散らばり、前に進みづらい

『・・・まるで、テロリストや、なにかに襲われたような状況です。』

横たわる遺体に手を合わせたり、
安否を確認していると・・・

『なにか、血の臭いやら、獣臭がします。・・・あっ⁉・・・きゃあーっ!』

赤ん坊を抱き寄せた人狼が、牙を剥く。

・・・・・・・・・・・


数年後、日本のどこかにある、

狼峠。

飯嶋岬(image木崎ゆりあ)「おーい、銭ラルゥ」

なれない手つきで、卵を焼く人狼

人狼・ゼネラル(image大泉洋
「るっせーなぁ、いまてぇ、離せねーって!」

飯嶋岬「髪縛ってよー」

ゼネラル「んじゃぁ、こっちゃこいっ。」

古臭い四つ足の椅子に、岬を座らせ、カチューシャをくわえながら、手早く頭上と、左右に髪を束ねていく。

ゼネラル「ほい、できたどー(笑)」

岬は、手鏡で確認するが、不機嫌になる。

岬「んだよー、じじいはセンスねーなー(笑)( ̄▽ ̄)」

ゼネラル「うっせー、はやく食え。」

テーブルに何やら、焼き物を並べ出すゼネラル。

岬「うっわー、またおんなじかよ。」

ゼネラル「いいなら喰うなよ!・・・こちとら、やりくりが大変なんだからよぉー」


調理道具を洗うゼネラルに、伝令係が、声をかける。

伝令係(image上島竜兵fromダチョウ倶楽部
「おやびん、お客が来ていやす。」

ゼネラル「はいよーっ。」

前掛けエプロンで手を拭きながら、見渡しがきく、切り株だらけの高台に出ると、

中年の男達がニタニタしながら、
切株を腰掛けにして、待っていた。

ゼネラル「ま、またあんた達か?」

嬉野(fromHTB)「あ、来た来た(笑)( ̄▽ ̄)」
(嬉野、ゼネラルに向け、ビデオを回し出す。)

藤村(fromHTB)「おーいバカ犬ぅ~元気か?(笑)」

ゼネラル「バカ犬じゃねーし!」

嬉野「でも、満月になると、変わるんだろ?(笑)( ̄▽ ̄)」

藤村「変身しちゃえよ!ほら!」

ゼネラル「いま日中だろ?、バカじゃないの?」

藤村「変身しちゃえよって、いってんの!」

(口喧嘩を制止する嬉野。そのやり取りを、住みかから出てきて見ている飯嶋岬。)

嬉野「ままままま、久し振りの再会じゃないか?」

ゼネラル「嬉野君止めるな?リクエストどうり、変身して、この髭の喉仏を、ガブッ!・・・・」

(ゼネラル達に走り寄る岬。)

飯嶋岬「ゼネラル!なにしてんだよ!」

藤村「おぉっ!お前がさらった、赤ん坊が、ここまででかくなったか?(笑)( ̄▽ ̄)」


飯嶋岬「❓」


ゼネラル「岬には手を出すな?」


岬「ゼネラル、うちらは貧民だから、外部と言葉を交わすなって、言ってたじゃん!」

ゼネラル
「すまない、コイツらとは、訳ありでな?」

嬉野「コイツらとは何だよ!」

藤村「バカ犬。おめぇ、立場を弁えろよ?あん?・・・」

岬「ゼネラルは、バカ犬なんかじゃない、ただのホームレスだ。」

嬉野「君ね、お嬢ちゃん。・・・こいつには、」

急に土下座をするゼネラル。

ゼネラル「頼む‼まだ、その事は言わないでくれ‼・・・せめてクリスマスが過ぎるまで、な、頼む‼」

(顔を見合わせる嬉野と藤村、そして首をかしげる岬。)

藤村
「じゃあ、おめぇに頼みたいことがある。」

嬉野「下手な返事をすると、ヤバイよ(笑)」

ゼネラル「な、なんだ?」

藤村「ある、要人を殺して欲しい。」

ゼネラル「殺し・・・」

嬉野「そいつを消してくれたら、ここの安全だって、まだ保てるんじゃないかな?」

岬「え、なんの話だよ?」

藤村「あのさぁ、狼峠に、国による、リニアモーターカーの建設計画があるんだけど、そいつをぶっ潰して欲しいんだよ?」

嬉野「世間や俺達には、狼峠なんか在ろうが無かろうが、しったことじゃないけど。」

土下座のままのゼネラルに、顔を近づけ、囁く藤村。

藤村「お前も、俺も、ある意味国の被害者だ?・・・・金は取れねーだろうが、主張ぐらい通そうや・・・なっ?(笑)( ̄▽ ̄)」

膝をバシッと叩き、立ち上がるゼネラル。

ゼネラル「うぉし、狼峠の未来のためにぃ~、やるぞっ!」

岬「展開(いみ)わかんねぇー。」

(夜、東京に向かう車中。)

藤村「これからぁ、東京に向かい、要人暗殺を、結構するっ!」

(嬉野は、ビデオを回しながら、質問をする。岬は、カメラが珍しいのか、やたらと映りたがる。)

嬉野「あの、この子は、呼んじゃあ不味いんじゃないかい?」

ゼネラル「大丈夫だ。岬には、"特別な力"(スペック)を授けてある。」

右手のひらを見つめて、ゼネラル達に見せつける岬。

飯嶋岬「ね、ね、これっ?、これでしょ?(笑)( ̄▽ ̄)」

岬の手のひらには、不気味な目が埋め込まれていて、何処からか薄気味悪い笑い声が聴こえる。

(声image・黄金バット

走行しながら、左右に車体が揺れる。

藤村「止めろって!事故るだろぉ!(笑)( ̄▽ ̄;)」


嬉野「この子、頭おかしいんじゃないか?」

岬を力付くで押さえ込むゼネラル。

ゼネラル「まだ、チャクラのコントロールが出来ないか・・・・」

(2話へ)

③岡田結実×空想携帯小説家「天使のため息」

※この作品は、フィクションです。

③東北・港町にて

秋も近づく、東北の港町に、
新幹線や第三セクターを乗り継ぎ、井浦香音が到着した。

周りを見ると、
ある意味、見張らしはいいが、

そこにはまだまだ、
生活感を取り戻せてない、
街の姿があった。

ダンプカーが行き交うなか、
マスク越しに、思わず香音が呟く。

井浦香音(image岡田結実
「七年かぁ・・・・」

トボトボと、すこし大きめのリックを背負い、海岸線をそって歩くと、

夕日が迫る、
灯台テトラポットの近くで、
女性が一人、

座り込んで、缶酎ハイを飲んでいた。

香音は、驚かさないように、
女性に声をかけた。

香音「こんにちわ(笑)( ̄▽ ̄;)」

女性(image高橋みなみ)「あ、こんにちは。」

香音「あ、あの・・・地元の方?」

女性「そうね。」

香音「あの、ここらへんに、県立の町医者があるって、聞いたんですけど・・・知ってます?」

ため息をつき、話を続ける女性。

女性「ここは、もうじき、真っ暗になるから、うちに泊まりなよ。」

香音「あの、今日はそこに行かないと・・・・」

女性「ここらへん・・・・まだ街灯無いから、出歩くのはヤバイよ。」

香音「・・・・」

女性が立ち上がった足元に、
ケルトンで、ティアドロップ型の携帯があることに、気がついた。

香音「綺麗・・・・どこのキャリアですかぁ?・・・最近、いろんなのあるから、買い換えに迷うんですよねぇ~?(笑)」

女性「いつかまた、このケータイが鳴るような・・・そんな気がして・・・」

香音「あの・・・彼氏さん?ですか?・・・」

女性「天使。」

香音「えっ⁉」


しばらく高台に向かって、歩いていくと、

左の翼の半分がちぎれた、
背の高い、天使のブロンズ像が、今にも飛び立ちそうな姿で、
佇んでいる。

前に回り、ブロンズ像の顔を見る、香音。

香音「わ、・・・イケメン(笑)」

女性「カシエル・・・・」

香音「・・・・・」

ブロンズ像を見つめる
二人を、

漁港の駐車車両の間から見つめる、白衣姿の男

白衣姿の男(image斎藤工)「さっさと、人間を滅ぼさないから、後から哀しみが、人の子の心に、何時までも降り募るのだ。・・・カシエル。」


夜・・・・
仮設住宅の、
商店街にある、
居酒屋に入る、香音たち。

居酒屋の女将(image Ikko)
「あら陽子ちゃん、また来たわねぇ~」

陽子(image高橋みなみ)「女将さんこそ、また顔浮腫んだでしょ?」

女将「それ言うぅぅぅ!(笑)( ̄▽ ̄)」

一瞬の掛け合いだったが、一気に店のボルテージが上がった。

香音「すご(い)・・・・」

小皿に盛り付けた、枝豆を差し出す女将。

女将「よーこちゃん、ハイ、サービスぅ~(笑)( ̄▽ ̄)」

陽子「あ、なにちゃんだっけ、名前。」

香音「はい、私の名前は、井浦香音。んで、高2です。」

陽子「あたしの名前は、鹿沼陽子。この港町にあるスーパーでレジうちしてる。」

②岡田結実×空想携帯小説家「天使のため息」

②模索する日々を選ぶ

      指導室


指導室に入ると、
担任教師の他に、


香音の父が、
すでに椅子に座り、


腕を組んで、目を閉じたまま、
うつ向いている。

小声で、父に問い掛ける香音。


井浦香音(image岡田結実
「ね、寝てる?」


娘の何気無い一言で、カチンとなる圭典

香音の父・井浦圭典(image岡田圭右fromますだおかだin松竹芸能
「だぁほっ‼・・・おんまえのために、俺は朝はようから、わっざわざ、大阪から来とんねんやどっ‼」

反発する香音。

香音「べつにーっ。パパが何かにつけ、私の事で、い・ちゃ・も・んをつけんのは、何時もの事だしぃ~(笑)( ̄▽ ̄)」

スーツのズボンの太股を、濃いシワができるくらい、ぎゅっと掴む圭典。

井浦圭典
「おまっ、お、も、て、な、し、見たいな言い方すなっ‼・・・おっ、俺がどんだけの思いして、家族(いえ)をやしのうてきとんのが、解らんのかっ‼」

机をドンっと叩くと、担任も香音も、同時にその場でジャンプする。

担任教師/坂本和子(image辻やすこ)「まーまー、お父様も、そんなに怒ると、血圧に響きますよ。」

圭典は、ため息をつき、問い質した。

圭典「なぁ香音。おまえ一体、どないするんや?・・・これから。」

担任「もう、決めましょ?井浦さん。」

香音「はぁ・・・」(ため息)

圭典「東京の大学、行くんか?・・・行くんやろ?」

担任「あ、いえ、香音さんは、付属の芸術学部へ向かうって、聞いたことが・・・・」

また、小さなため息をする香音。

井浦香音「あたし・・・・」

香音の発言に、息を呑む、父と担任。



(父)圭典
「ん~っ、・・・・長いなっ、間がっ‼(笑)( ̄▽ ̄;)」


香音「あたし、東北の、港町に行きますっ‼」

圭典「あ?なんでやっ‼」


担任「香音さん、貴女、こないだの二者面で、進学希望だったじゃない?・・・なぜ?」

ガサゴソと、通学鞄からパンフレットの束を出す、香音。

香音
「先生がおっしゃる通り、文系の大学も、えかなぁっておもったりしたんですけど・・・・」

担任「工業、商業・・・・医療、獣医に、芸能?・・・・」

香音「それで、まず・・・・」

圭典「か、看護学校って、香音?」

香音「むかしさぁ、ママが出掛けてる時に、パパ・・・・もー腸になったじゃん?・・・あのとき、ママに電話しか出来なかったの、覚えてる?・・・」

圭典「当たり前や。あれは香音が、まだ、ちーさい時の話やんか?・・・てゆうかなんでまた、過酷(こく)な仕事を選ぶんやろなぁ、こいつは。」

担任「香音さん、東北は、今じゃ人の往来があっても、まだ原発事故終息宣言が出てないのよ?」

圭典「おま、空気に流れとる、放射線量を測ったときあんのか?(・・;)・・・」

香音「ないよ。ガイガーなんちゃらなんか持ってないし、スマホに落としたって、使い方知んないし・・・・」

担任「だったらなおさら・・・。」

圭典「おま、被曝したら、どないすんや?・・・ここに住んどんのと、意味ちゃうぞ?」

香音「こんな言い方は、あんまりしたらいけないんだけど・・・・、何処に居たって、必ず被曝しちゃうよ。」

圭典「なんやと?」

香音「日本には、医療用を外しても、原発は50機以上、関連施設まで含めたら、百機は有るかもしれないのに・・・・」


担任・坂本「百機は、大袈裟でしょ?」


香音「仮に百機は、大袈裟でも、核のゴミの始末に困ってるのは事実。」

圭典「プッ・・・プルサーマル計画が、もう、始まっとんやないのか?」

香音「あてにならない施設はあるけど・・・・てゆうか、そんなことは、大人の仕事だから、私にはどうにも出来ないけど・・・・」

言葉を絞り出すように、香音を諭す、父・井浦圭典。

圭典「香音、おまぇ、現実逃避しとんやないぞ・・・・」

むきになる娘・香音

香音「してないっ。・・・今は、夢を取るか、人のために、を取るか考えたいし、ちゃんと自分と、向き合いたいっ。」

圭典が、右手を振り上げキレる。

圭典「だあほっ!」

香音は、思わず両手で頭を庇い、両目を強く閉じた。

圭典「香音っ!・・・・お前がしっかりせにゃぁ、人様の役に立つかどうか、わからんやないかっ?

香音がやりたい夢があるなら、それを追えばいいし、

人様の、役に立ちたいんやったら、学べばエエだけや。

じいさんが、よーゆーとった。」

圭典&香音
「二等追うものは、一等賞になれず。」

思わず、首を傾げる担任。

担任・坂本和子
「それって・・・ちがくね?(笑)」

振り上げた手を下ろし、
仕切り直すように、

咳払いをひとつして、話の本題へ戻す圭典。

圭典「香音。東京の大学に行け。・・・世の中を知るには、まずそこからや。」


父親を可愛く拒否る香音。


香音「いやですぅー(笑)( ̄▽ ̄)・・・学校(はこにわ)の生活には、もーうんざりっ!」

下顎をしゃくらせながら、
左肩をつきだしながら、
顔を香音に近付け、

ジャケットを着たままの右手を、
うでまくりする圭典。

圭典「こいつ、ほんま、女房とおんなじやな?」

ふと何かを閃いたのか?、
両手をパンっと叩き、
担任が口を挟む。

担任・坂本
「あ、そうだそうだ・・・井浦さん、これは私からの提案なんですけど(笑)・・・」

圭典「何でしょ?」


担任・坂本「香音さんに、1年ぐらいの休学を取ってもらい、ボランティアに東北へ行って、社会勉強をしてもらうって事に、しません?」

ぶっきらぼうに、反論する圭典。

圭典「まず、訪問先は何処ですか?」

圭典の態度に、ちょっと引きながらも話を続ける、担任・坂本


担任「(教室でタバコは・・・)あ、私の知り合いで、東北で外科医をやってる人が居まして・・・・」

タバコに火を着けようとする圭典から、ライターを奪う香音。

香音「禁煙でーす。(笑)( ̄▽ ̄)」

思わず、舌打ちする圭典。

圭典「男性ですか?女性ですか?」

担任「だ、男性です。」

両膝を叩き、立ち上がる圭典。

圭典「話になりまへんな?・・・可愛い一人娘を、傷者にされたらかないまへんわ。」

担任「彼は堅物で、女性には興味はなく・・・・」

担任に詰め寄る圭典。

圭典「ゲイ・・・・でっか?(笑)( ̄▽ ̄)」

担任「た、たぶん・・・・」

突然怒鳴る香音。

香音「パパっ!いい加減にして❗」

圭典「なにがやっ!?」

(つづく)

※この作品は、ガチフィクションです。

#1天使セシル

ねぇ、今きみは、
どこにいる?

辛くない?

叫びたくない?

誰かが強いたレールの上を、

仕方なく明日に向かって歩く人々のなか、

きみは、何処にむかってるの?

たまには、その思い荷物を、そこに起きっぱなしにして、走ってこない?


#1 アイツが空から降ってきた⁉

【とある、スーパーマーケット】

天使セシルが、
高校生の制服のまま、
スーパーマーケットのカートを、
がらがら押しながら、
何やら小言を呟いている。


天使セシル(image平手友梨奈from欅坂46
「はぁ~、どうしよぅ・・・おじさんが、明け公休日で、お仕事から帰ってきちゃうっ。・・・あぁ、たまには僕が、何か作って上げたいなぁ・・・」

精肉コーナーの前で、
もくもくと、
カセットコンロで何かを焼く、
ワイシャツに、
明らかに女性用のエプロンをつけた男。

カートを押しながら、

セシル「おにくかぁ・・・おじさん、もうじき五十だから、あんまり・・・」

セシルのボソボソの呟きに、目をつり上げるエプロンをつけた男

一瞬だったが、視線の独特の強さを感じて、男の前に立ち止まるセシル。


エプロンをつけた店頭販売の男(image北村 一輝)
「おじょーちゃん、その顔だと、おにくが、加齢(けんこう)と関係があるってか?あん?・・・・ま、食べてみ?(笑)( ̄▽ ̄)」

天使セシル
「(・・;)・・・」

固まるセシルに、小皿に乗った豚のしょうが焼きを手渡す男。

エプロンをつけた男
「ほれ?(笑)( ̄▽ ̄)」

躊躇いながらも、小皿を受け取り、その一口を頬張るセシル。

セシル「わ、・・・おいしい。(笑)」

エプロンをつけた男
「どーよ、こんだけ味濃いのに、塩分、カロリー半分の、この焼肉のたれっ‼新発売だよぉ🎵・・・これでおじょうちゃあんの、パパさんの健康維持は、間違いなっし!(笑)( ̄▽ ̄)」

セシル
「あのっ・・・私が心配なのは、・・・(年上の)彼ですっ。」

急に耳打ちするように、小声になる男。

エプロンの男
「え゛?、うそでしょ?・・・軟禁されてる?」


ハニカミながら、首を横に振るセシル。

セシル「ぼくの、片想いですけど。」

あっけに取られる男。

エプロンを着けた男
「は、犯罪のよかーん。(笑)( ̄▽ ̄;)」

エプロンを着けた男と視線を合わせず、うつ向きながら、
豚肉と焼肉のたれをカートに入れ、レジに向かうセシル。

陳列だなに、乳製品を陳列する男が、指をならすと時が止まり、

回りを確認して、
すっと立ち上がり、エプロンをつけた男に近づく青年。

天神(image妻夫木聡
「どうよ、あの子(笑)( ̄▽ ̄)・・・冥府の騎士、アポロガイストよ。」

男はエプロンを外すと、身体は中世の鎧をまとい、目元には黒いアイマスクをつけ、髪は赤毛の炎のように逆立った姿に替わった。

冥府の騎士・アポロガイスト(image北村一輝
「あれが、神魔一体の天使(ビショップ)?」

天神「あの子さぁ、
僕がワイズマンノート(創造の書)に描いたイメージと、
かなり違っちゃってるから、
消したいんだけど、

なんか知らない力が働いちゃって、消えないんだよぉ・・・(笑)( ̄▽ ̄)」

アポロガイスト
「・・・・報酬は?」

天神
「ん~、本来的には、人間界はとっくに滅びてたんだけど、・・・・この次元に暮らしてる、一切の人間の魂・・・で、いいかな?。」

アポロガイスト
「承諾だ。早速、キングダーク様に報告申し上げる。」


【天使セシルと本多信雄が暮らす、賃貸マンション】

玄関先で、ビニールの買い物袋と、通学鞄を置き、靴を脱ぐセシル。

セシル「もどりましたぁ・・・」

2LDK のリビングから、
襖をそっと引き開け、

本多信雄に、
静かに声をかける 天使。

本多は、タンクトップと、トランクスパンツのまま、敷き布団の上で、大の字のまま寝ている。

セシル「あ、・・・(まずかったかな?)」

天使は、ジーンズ柄のエプロンをつけ、
スマホを取りだし、動画サイトを見ながら、
何やら食事の支度を始める。

シェフ大泉(image大泉洋
『おみまいするぞーっ‼・・・さぁ、シェフ大泉の楽しいクッキングの時間ですっ‼・・・』

セシル「は、ハリマット?・・・・」

セシルは、聞き覚えのない魚の名前に戸惑い、買い物袋の中身や、冷蔵庫を物色してみたが・・・・

セシル「やっぱ、無いや・・・」

仕方無く、冷蔵庫の余り物で鮭の切り身を見付けて、オーブンで焼き始めた。

セシル「溶き卵に、鮭の切り身を解して、塩コショウと・・・コンソメスープの・・・もと?」

調理の音に目を覚まし、寝室の襖の隙間から、セシルを見守る本多。

本多信雄
「(だいじょぶかぁ?・・・もと人間とは言え、天使が、料理なんて・・・)」

セシル「あつっ‼」

本多「お、おいっ。どないした?大丈夫か?」

セシル「あ、おじさんっ‼」

怪我を恥ずかしがる天使。

本多「てぇ、見してみぃや。」

セシル「( ̄▽ ̄;)。あ、ちょっと火傷しちゃっただけなんでぇ・・・」

キッチンの流しで、本多は、セシルの背後にまわり、

まるで、子供に手洗いを教えるような優しさで、少し火膨れしたセシルの指先を、流水で冷やしている。

セシル「・・・・(照)」

本多「なんや?・・・まだどっか、熱いんか?」

セシル「人間・・・い、いぇ、男の人に、優しくしてもらったの、僕、初めてで・・・」

本多「て、てち?・・・あ、いや、セシルって呼んだほうがええんかな?(笑)( ̄▽ ̄)・・・俺はお前に、恩を感じとんねん。」

セシル「恩?・・・」

本多「君と出逢う、だいぶまえ、震災におうてな、妹、亡くしとん・・・」

セシル「(知ってました。・・・)」

本多「でな、君に妹の制服着せたら、ようにとって、ほんま、あん時は、よう腰抜かしたわ(笑)( ̄▽ ̄)・・・でな、君は、酒浸りやった俺にとって、最後の家族やと、思えるようになってん。」

セシル「・・・僕は、そんな綺麗な存在じゃないです。」

セシルの背後に回ったまま、蛇口を閉め、深く深呼吸をして、そのまま
ゆっくり力を込めてハグする本多。

本多「片意地・・・張らんでええねん。」

セシル「・・・・おじさん。」

本多「せっかく、地上(ここ)で、人間のフリできんねんから、生きとることを、まじめに楽しむんや・・・そして、いつまでも側におってくれや・・・たのむわ。」

それは、いままで孤独だった男が、天使に呟いた、寂しさだった。

セシルは、強めの本多のハグを振りほどき、向かい合うと・・・

セシル「おじさん・・・。💓」

胸元で指を組み、
瞳を閉じて、キスがおになる。

小柄な天使のおでこに、本多は自分の額をつけ、子供のように惚ける。


本多「ん?なんや?・・・目んなかに、なんか入った?」

軽く咳払いして、
部屋に漂う、焦げ臭い匂い気がつく。

セシル「あ、・・・やっちゃった。」

本多「ほ、ほんまや。」

ふたりの視線は、焦げ始めた卵焼きにそそがれる。

本多「さ、皿や!てち子、皿!」

セシル「あ、はいっ‼。」

セシルは、あわててガス台の火を止め、
フライパンの焦げたオムレツを、
テーブルに置いた皿に、盛り付ける

テーブルに向かい合って座る二人は、安堵からか、どちらともなくため息をついた。

本多「これ、てち子が、初めて作ったんやな?」

本多の問い掛けに、諦めに近いうなずきをする天使。

箸を取り、焦げたオムレツを、まん中から割ってみる本多。

本多「お?・・・がわは失敗しとっけど、うまくできとるんやない?(笑)( ̄▽ ̄)」

セシル「動画サイトでみながら、何となくですけど・・・つくってみました。」

テーブルのすみに置いていた、スマホの動画サイトを再生させると、男の絶叫が聞こえた。

シェフ大泉『撃ち抜くぞーっ‼(笑)( ̄▽ ̄)』

セシル&本多「・・・・」

本多「これは、料理を・・・・」

セシル「初めての料理、で検索したら、でたので・・・つい。」

本多は、動画をみながら、セシルのオムレツに再び箸を伸ばし、一口をほうばってみた。

セシル「不味かったら、僕・・・作り直しますから。」

本多は含み笑いをしながら、テーブルの向かい側の天使を手招きし、
頭を出したセシルの頭を、ぽんぽんと、軽くたたいた。

本多「上出来や(笑)( ̄▽ ̄)・・・」

突然、居間で何かが落ちる音が響く!

セシル
「お、おじさんっ⁉」

セシルと本多は、顔を見合わせたあと、あわてて襖を開けると、

居間の天井に空間のねじれか?
ブラックホールのような、闇が広がり出した。

ブラックホールの穴から堕ちてきたのか?少し小柄の女性が、尻餅を擦っている。

少し小柄の女性
「あたたたた・・・・」

セシル
「あ、あのぅ・・・・どちら様ですか?」

小柄の女性
「あ、ごめんごめん(笑)( ̄▽ ̄)・・・」

本多「なんや・・・あの声は・・・」

ふと見上げた、闇の渦。

その渦の奥から、数知れぬうめき声が、段々大きくなる。

小柄の女性
「うぅわ、やっばっ‼(笑)・・・(*○ω○ノノ゙♪しーまーれっ‼♪しーまーれっ‼」

セシル「・・・・・?」

もうじき絞まりかけた渦から、突然、巨大な鋼鉄の手が飛び出した瞬間、

なぜか、無意識に引っ張られる感覚に捕らわれる本多。

セシル「おじさんっ❗」

小柄の女性
「やっばっ❗・・・カッティングデリート

小柄の女性は、
右の人差し指で、巨大な手に向けて、空間に車線をいれた。

黒い闇が、刃先で切り裂いたように、星形に線が入り、一斉にフェードアウトした。

その場に意識を失いながら力尽き、倒れ込む本多。

本多をあいだにして、担ぎ込む、セシルと女性。

セシル「あなたは・・・誰?」

笑顔で自己紹介する女性。

メル(image岡田結実
「わたしの名前はメル。あんたとおんなじ、元人間(笑)よろしこぉ~( ̄▽ ̄)」

(つづく)

①岡田結実×空想携帯小説家「天使のため息」

この作品はフィクションで、
キャラクターイメージで、多々実在の芸能人の名称を、引用しますが、無関係です。

作品イメージソング
竹内まりや「天使のため息」

scene:①
回想~目覚め

病院の集中治療室・・・

密閉された部屋に、
酸素マスクをつけた少女が、
昏睡状態で、緩やかに呼吸を続けている。

井浦香音(image岡田結実
「・・・・・」

     回想

ガラス張りのシャワールーム。

がたいのいい男性が、
少女に背を向けたまま、シャワーを浴びている。

井浦香音
「おっ!・・・(いっ、イケメン?w)」

少女が目を凝らして、湯気で曇ったガラスの中の、
青年の背中を見ると、
天使の翼の、小さいタトゥが見える・・・

井浦香音
「やだ、ちょいワル?(笑)( ̄▽ ̄)」

少女の一瞬の瞬きで、目の前に
現れた全裸の青年。

失恋したばかりだったのか、青年に突拍子のない、言葉を発した井浦香音

「あすの
約束をしてくれる人がいい。」


青年(image斎藤工
「未来は、受け止めるんじゃなく、君が、取りに行くんだ。・・・」

青年の顔が、香音の顔に近付く寸前、

はっ!と目覚める井浦香音。

数日間、意識不明だった香音の、
突然の目覚めに、
慌てる医師や、看護師たち。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

退院後、何気無い日々が、
数週間が経ってゆく・・・

香音は、
そろそろ、進路を決めなければなら
ない季節に入っていた。

昼休み・・・女子達は、学食に行ったり、教室で食べたり、思い思いに楽しんでいる。

香音の友人、雅茜は、付属の小学部からの、幼馴染みだ。

雅は、持ってきたサンドイッチを、子うさぎのように、ほうばりながら、香音に話し掛ける。

香音の友人・雅茜(みやびあかね/image藤田ニコル
「ねー、かのーん?、進路どうすんのぉ?」

教室内で、一足先に、お弁当を食べ終えて、一眠りしていた香音。

井浦香音
「むぅ~んっ?・・・みやぴーは?」

雅茜「私はファッションモデル志望だから、そっち系の学校に、2、3個願書だしたよぉっ🎵」

急に現実に戻り、焦る香音。

香音「は?、まぢっ?まぢなの?(・・;)」

雅茜「もー、相変わらず、危機感薄い、御花畑だねぇ?(笑)( ̄▽ ̄)・・・クラスの半分が、進学か、就職を決めだしてるのに。」

シュンッとなる、香音。

香音「あーっ、谷川俊太郎ぉ~・・・」

雅茜「だれそれ?(・・;)」

何か大きめなファイルを抱えて、教室に入る、香音たちの担任。

生徒の一人が号令をかけると、一斉に少女達は、立ち上がり、ななめ45度の礼をする。

担任(image辻やすこ)
「あー、まだ昼休みだから、楽にして(笑)( ̄▽ ̄)・・・あ、井浦さぁん?」

ほっとして、一斉に着席する少女達。

屈み込みながら香音に、こそこそ話し掛ける雅。

雅茜「香音?あんたまた、赤点取ったんぢゃね?」

井浦香音「うそーん?」

雅茜「パパさん、(また赤点取ったんなら)うるさいぞぉ~(笑)( ̄▽ ̄)」

教壇から、香音たちに、静かに歩み寄る担任教師。

香音の頭のなかで、父親の真顔が浮かぶ・・・・

香音「はぁ~(;´Д⊂)・・・」

香音の顔を覗き込む担任。

担任「井浦さん、ちょっと、指導室までいいかしら?」

小さくため息をつき、答える香音。

井浦香音「あ、はい。」

(つづく)

③おばちゃんと呼ばないで

第三話
「以外と世間は狭い⁉」

シェアハウスの玄関を、ゆっくり開ける、石神玲子。

背が高く、ガッチリした中年女性が、

怖々と、ドアを開けた石神玲子を、きょとんと、顔を覗き込む。

石神玲子「あ、あの・・・けーさつ・・・?」

女性「あんた、シェアハウスの新入り?」


石神玲子は、軽い思考停止に入った。