空想携帯小説家ht2355(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

⑦second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46)✖空想携帯小説家 イメージ小説

わたしの帰る場所


ネルは、腰を抜かし動けなくなった雄一をはぐして、もう一度叫ぶ。

天使ネル(image長濱ねるfromけやき坂46)「雄一の夢(みらい)は、私が護るっ‼」

悪魔・アスタロト(声image竹中直人)「永遠の都、アバロンの為に、人間側につく者は・・・死刑 (けす)‼」

覚悟を決めたのか、静かに微笑むネル。

ネル「元々、天使(私)が素粒子の1種なら・・・もう、何も怖くない。」

ネルの機械化義手の再生が始まった。それはまるで、砂時計を返すような、静かな勢いで・・・

姿なき大天使
クロノス・インフィディア(声image中尾彬)「ネル・・・馬鹿げたことは、言わないでおくれ・・・天使として命(さだめ)を授けた、私の思いを無駄にする気か?」

両手から、十手のような長剣がせりだした、アスタロト

アスタロト「親のこころ、子知らず・・・・かっ‼(笑)」

ネルの首を目掛け、2本の長剣を、Vの字で降り下ろしかけた瞬間、どこかで声がする。

大天使サーべ(image澤部佑fromハライチ)「ネルぅ~‼」

ネル「サーべ!何でここに⁉」

アスタロトを、背後から羽交い締めにするサーべ

アスタロト「魔族との同盟を・・・破る気かっ!・・・貴様っ!」

クロノスインフィディアの複数の羅針盤が、加速しながらまわりだす。

サーべ「友達のピンチに、たどり着けなきゃ・・・意味ないじゃんっ!(笑)」

数分後、アスタロトの身体中の関節から、変な軋み音が響く

アスタロト「・・・・」

ネル「なっ!・・・何をしてる・・・の?」

サーべ「へへっ。(笑)」

急速に石化して、その場で砕け散るアスタロト

ネル「う、うそだぁ?・・・(いつの間に、そんな力を・・・)」

サーべ「どしたぁ?(笑)・・・さぁ、帰ろう。」

優しく手をさしだす、大天使サーべ。

雄一から離れないネル。

ネル「私は、いやです。」

急に無表情になるサーべ。

サーべ「そんなに、人間の男が好きか?・・・」

迎えに来た大天使を無視して、

いつの間にか気を失っていた雄一を背負い、地上へ抜けると、

国会議事堂前には、警察官たちが徒党を組んで、行く手を遮っている。

ふと見上げれば、上空をみれば、白銀の鎧を来た天使たちが複数、ネルを見つめている。

ネル「これじゃぁ、四年前と同じ・・・・」

ネルの機械化義手が、何かをガイダンスする。

左手機械化義手(声image豊田順子from日本テレビ)「義手蘇生、完了。・・・イデオガン ゙使用可能。」

警察官たちが何かを叫んでいる。

ネル「イデオ・ガン?」

雄一を静かに、その場に降ろし、義手の左手の平を見ると、銃口が見える。

左手機械化義手「あなたの感情が・・・・、劇的に高まった瞬間・・・・、ヘックス粒子を熱源体に変え、・・・光線化します。」

近付く白銀の鎧を纏う天使たち。

背後で、無表情の大天使が呟く。

大天使サーべ
「ネル・・・。この世界は、もう終わりだ。・・・

うつ向き加減で、瞳をぎゅっと閉じながら、首を横に降るネル

ネル「ちがう。」

サーべ「悪魔の力をてに入れた天上界(おれら)は、

もう、地上を支配しだしてんだぞ。」

ネル「こんなのは、平和なんかじゃないっ!」

サーべ「悪魔の力を操る天使が増えたら、ぜってー勝てないぞ‼」

警官隊の前に、盾をもった機動隊が並び、ジリジリと、ネル達を囲むように追い詰めていく。

サーべ「ネル。これ以上、不協和音を起こすんじゃない‼」

(不定期だけどつづく)

⑥second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46)✖空想携帯小説家 イメージ小説

ユガンダオトナ

※国会議事堂地下

特殊装備を着けた兵士達が、雄一とネルを、総理大臣・京極の前に、差し出した。

総理大臣・京極(image竹中直人)「よーこそ、ネオジャパン 東京会議へ。」

京極の顔を見た瞬間、恐れる雄一。

そんな雄一のもとへ、つかつかと歩みより、腰を降ろす京極。

京極「雄一・・・とおさんだよ。(笑)」

失語症のようになった雄一は、両手が拘束されたまま、発作のように、首を激しく横に振りだした。

京極は顔色1つ変えないで、優しく雄一の頭をなでる。

京極「おやおや。折角、十数年ぶりの再会なのになぁ(笑)・・・」

同じく両腕を拘束されたまま、左側に座らされたネルの顔を、ゆっくり見る京極。

京極「君は・・・あぁ、四年前にも・・・見た記憶がある。・・・そうだ、総裁選の街頭演説中、雄一をさらおうとしたんだよね?(笑)」

京極は、右手人差し指と親指で顎を、くいっと持ち上げ、キスをしそうな距離までネルの顔に近付ける。

天使ネル(image長濱ねるfromけやき坂46)「貴方が、雄一を廃人にした、毒ガスを撒いた張本人?」

京極「そうだとしたら?・・・あん?(笑)、見えてたんだろ?・・・その透き通る、天使の瞳(め)はっ❗(怒)」

ネルの左ほほを右手で殴る、京極。

反動で鋭い目付きになるネル。

ネル「自分の主張を通すために、多くの人々を巻き込むなんて、絶対おかしい❗」

京極「巻き込む?・・・は?・・・

たかが殴られたくらいで(笑)。

いいか?、

いま、
この国の回りには、

アホな政治屋の、
金撒き土下座外交(戦犯謝罪)を重ねすぎたために、

回りの国は、
軍事列強大国だらけになり、

核ミサイルぶちこまれても、
未だにこの国には、核シェルターの1つすらないありさま。・・・

そんななかで、国民を護る?・・・

はぁっ?!・・・

できるわけねーだろ?、違うか?・・・」

ネル「人間同士は、話し合いができるはず。」

京極「はっ!、ちがうね。だから俺は、

雄一が生まれ、
成人するまでに、

政に関わる事を決め、
のしあがるために、
汚い仕事にも手を染めてきた‼・・・

なぜだかわかるか?

すべては、この国を支配し、

建て直すため、

軍事独裁国家を目指すために、

先ずは国内の平和主義者を抹殺し、

シビリアンコントロールを強化したかった。(笑)

だーが、お前さんが、その俺の夢をぶち壊したんだ。

雄一を後継者にするつもりだったのに

お前がタブらかして、連れ去ろうとしたから、

二度と、お前が近付かないように、潜伏先に逃げた雄一を、かたわにしたんだ。

雄一を廃人にしたのは、俺じゃない‼・・お前だよ、お・ま・えっ‼

ネル「・・・貴方は心が歪んでいる。

雄一には、画家になる夢があったのっ!、

それをあなたが思想を押し付けたから、

私は、今にも壊れそうな雄一を、連れ出したかったっ‼

人間は、最小限のルールを守らせれば、支配なんかしなくてもいいんです‼」

京極「それができないから、更なる力が必要なんだ。」

ネル「だから、天使の力を?」

ネルの脳髄に響く鐘の音。

ネル「いっ(痛)・・・たい・・・」

京極「は?、天使のちから?・・・今更いらねぇよ。・・・・ただの(ヘックス)粒子の塊じゃねえか?(笑)」

京極が、
天井を仰ぎ見ながら、
両腕を広げると、

背後の壁の羅針盤が左右に別れ、

奥から、更なる巨大で多用途な計器をつけた、

羅針盤が現れた。

姿なき大天使
クロノス・インフィディア(声image中尾彬
「わが愛しき娘・・・ネルよ・・・」

天使ネル
「いい加減にしてっ‼・・・私は、あなたの所有物じゃない‼

両腕を下ろし、異様に首を回しだす京極。

京極「さて、冥土の土産に、いー事を教えてやろう。」

ネルは息を呑んだ。

京極「お前が雄一をさらおうとした四年前、魔界・・・つまり、魔族(我々)と、天上界の大天使どもと同盟を結ばせて貰った。」

ネル「うそ・・・。」

クロノス・インフィディア
「新たなる聖地、アバロンを建設するために、汚れすぎた人間・・・・いや、人間そのものを抹殺するために、魔族と手を組んだ。」

京極「俺らは、天上界に戻ることができれば、それでいいんだがな(笑)」

耳を疑うネル。

高笑いしたまま、突然絶命する京極。

背後には、巨大で得たいの知れないものが・・・蠢く。

悪魔・アスタロト(声image竹中直人)「すべては闇のままに(笑)」

大蛇に股がる、ドクロのアイマスクをつけた、筋肉隆々の全裸の青年天使。

アスタロト「我が名は、アスタロト。天使と悪魔の融合体である。」

ネルは、雄一の拘束を解き、地上へ避難させる。

ネル「私の事は、何も思い出さなくたっていいっ‼・・・嫌いでもいいから、雄一‼・・・いまは逃げてぇっ‼」

アスタロトの股がる大蛇の尻尾が、ネルの右脇腹にヒットして、壁に打ち付けられる。

ネルたちを連れてきた兵士が、

アスタロトの大蛇に向けて発砲するが、

その隙をつき、
アスタロトが兵士二人を、
みたらし団子のように、

槍で兵士たちを一瞬にして、脇腹から貫いた。

出入り口付近で腰を抜かしてしまう雄一。

アスタロト「得たいの知れないものを見た人の子は、どうなるか、わかるよな(笑)」

アスタロトを追い越すように大蛇が、雄一に向けて口を広げた瞬間。

展示してあった日本刀を掴み、向かい合わせに、大蛇のあごに突き刺したネル。

天使ネル「雄一の夢は、私が護るっ‼・・・」

(不定期だけど、つづく)

⑤second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46)✖空想携帯小説家 イメージ小説

閉ざされた未来
雄一と言う青年は、天使に優しく微笑むが・・・

天使ネル「雄一・・・私だよ。ネルっ!。」

雄一は、ネルの馴れ馴れしさに、ちょっと引いている。

まるで今日が、初めて出会ったように・・・・

ネル「ほら、
縁日の日、

初めて焼きとうもろこしが食べたいって言って、

はんぶんこづつ食べたら、

雄一の歯が欠けたじゃん?(笑)」

一言も発さず、キョトン顔の雄一。

天使ネル「雄一・・・」

落胆して、ひざを落としたネル。

老人「おじょうさん、折角の再会に水を指してしもうたな。」

ネル「雄一に・・・何があったんですか?」

躊躇いながらも、話しを続ける老人。

老人「実はな、雄一君だけじゃなくて、この街一体が、ある日いきなり、国の毒ガステロを受けたんじゃ。」

天使ネル「?・・・なんで?何のために?」

老人「天使をかぼうたために・・・反逆者(テロ)狩りにおうたんじゃ。」

ネル「わたしの・・・せい?」

うつ向きながら首を横に降る老人。

老人「いや、単なる独裁者の、一存じゃて。」

半泣きの天使。

ネル「雄一は、助かるんですか?」

老人「たぶん・・・むりじゃて。わしらが受けた毒ガスは、

神経を少しづつ蝕むんじゃが、

特に影響を受けるのは、脳神経で、
記憶を少しずつ、消して行くんじゃ。

・・・・で、いま出来ることは、

酸素吸入と、
血液浄化循環で、
病状を遅らせることしか無いんじゃ。」

※国会議事堂地下

巨大な羅針盤を背にした、全身黒ずくのスーツを着た男が、誰かの報告を待っている。

京極 四郎(image竹中直人
「北新宿エリアの非国民は、どれだけ狩れたのか?」

部下「80回目の散布後、特に乳幼児、老人の病死率が上がっています。」

京極「厚労省へ伝達。更なる税収確保のため、効能の薄い薬品の開発、副作用で致死率の上がる薬品薬剤の開発を続けろ、と。」

部下「はい。」

京極四郎「この国は、今こそ生まれ変わるべき時代に来た。純粋なる人間を一掃し、次こそ新国家を必ず建てる‼。」

地下シェルターから、屋上にあがって来た、ネルと雄一。

夜は静かに訪れ、
星空が昼間の騒がしさが無かったかのように、輝いている。

ネル「綺麗だよね。お星さま。」

雄一「・・・・」

ネル「雄一?覚えてるかな?・・・初めてであった頃。」

(ネルの回想)
4月のある夜、
画家を目指す雄一のアトリエ

雄一は、購入した外国製の、絵の具の色を試そうと、

自室の天窓を下書きした、天窓のカンバスに、色を塗りだしたその時・・・・

天窓から、羽のついた女の子が墜ちてきた。

天使ネル「あいたたたたた・・・・」

雄一「キミ、だれ?」

尻餅をついた天使が振り向くと、ホラー映画並みの血まみれにドン引いた。

雄一「うわっ‼血っ‼」

ネル「え?・・・だじょぶ、大丈夫(笑)」

雄一「てゆうか、なぜ天窓からっ?」

ネル「え?あ?・・・わたし、古民家ふぇちで・・・いろいろ散策してたら、ついこの廃屋(いえ)の屋根に乗っかって・・・」

天使(ネル)の即興的ウソは、雄一には既に見抜いていた。

含み笑いする雄一。

ネル「えっ?なんか、おかしいっ?」

雄一「い、いや・・・ペラペラ荒唐無稽な話しを、キミが続けるから、あきれるっていうか、怒れないな。(笑)」

キョトン顔のネル

天使ネル「私の名前はネル。キミって名前じゃないよ。(*`ω´*)) 」BBajaarumaishi!

吹き出し(笑)する雄一。

(ネルの回想が終わる)

突然、ヘリのプロペラ音が辺りに響く。

街人「非国民(テロ)狩りだー‼にげろー‼」

雄一を連れて給水塔の裏に隠れるネル。

複数のサーチライトが、ぐるぐると、辺りを探している。

上空を仰ぎ見るネルに対し、雄一は、ネルの壊れた機械化義手(ひだりうで)を見ている。

航空自衛官「このエリアに、微量ながらのヘックス粒子が確認された。天使(異物)は、間違いなくいる‼」

ヘリ操縦士「六年前の(原発事故)トリチウムとかじゃないのか?」

ヘリ操縦士②「ガイガー反応は似ているが、間違いないだろう。」

ヘリ操縦士③「もし、異物(天使)が実体化してたらどうする。?」

航空自衛官「異物の生死に関わらず、見付け次第必ず捕らえよ。・・・これは京極四郎総理大臣からの勅命である。」

ヘリが、ネル達のビルの回りを、しつこいくらい旋回している。

ネル「しつっこいなー、あっち行けよ!😅」

小声で呟くネル

雄一は、ネルの機械化義手を触っている。

ネル「あ、これ?・・・義手だよ。(笑)」

雄一「ぎ、しゅ?・・・」

ヘリの群れが、ホバーリングで、特殊装備を着けた兵士を、垂れ下げたロープ越しに、次々辺りのビルへ降ろしだした。

ネル「あの時、雄一と私は、長く一緒に居れると想ってた・・・・。」

特殊装備を着けた兵士が、ネル達のビルに降りて、辺りを探し出した。

兵士①📻「このビルが、特に・・・いや、微妙に、ヘックス粒子をかもしだしてるぞ。」

兵士②📻「落ち着け・・・落ち着くんだ。出世のチャンスを逃すなよ!」

兵士①📻「わかってる‼」

けたたましく鳴る警報音。

兵士が、計器から視線を上げると、銃口の前にネルと雄一の姿が。

兵士②「うっ、射て‼」

兵士①「雄一坊っちゃん‼」

(つづく)

④second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46)✖空想携帯小説家 イメージ小説

第四話

雄一

北新宿の、
とあるビルの屋上。

先程から小雨が降りだし、
左腕の機械化義手が、水分を含みだし、パチパチとショートしている。

落下した衝撃で、
義手が破損した事に気がつく天使ネル。

天使ネル「こんなものっ‼」

ネルは機械化義手を取り外そうとするが、
義手はすでに、ネルの体の一部のように食い込んでいる。

ネル「はぁ・・・駄目だぁ、取れない・・・・」

夕方になり、洗濯物を取りに来た老人。

老人(image間寛平)「おじょーしゃん、どしたかね?・・・」

ネル「にん・・げん?」

老人「そじゃよ。ワシは、ここのオーナーじゃて(笑)・・・で、ワシの洗濯物が・・・あら?。(笑)」

我に帰り、周りを見回すと、洗濯物がコシャコシャになっていたことに気がつくネル。

ネル「あ、ごめんなさいっ‼」

老人「ははっ。また洗えばよかろ。」

洗濯機を廻す間、六畳の間へ案内されるネル。

年老いた独身にしては、殺風景すぎる部屋で・・・・

老人「なんてことのない部屋じゃが、ゆっくりして行きなされ(笑)。」

やかんでお湯と緑茶を、きゅうすに入れる老人。

ネル「あ、はい。(あれっ?・・・このおじいさん、私の姿をみて、動じない?・・・・なんで?)」

静かに緑茶を入れた湯飲みを置く老人

老人「とーとつじゃが、・・・あんた、ワシを向かいに来たんか?」

ネル「え?(○◇○;)・・・」

とーとつすぎる質問にあんぐりの天使。

老人「まぁ、わしもな、それなりの覚悟は、出来とるて(笑)・・・」

ネル「あ、あのっ、違うんですっ‼( ̄▽ ̄;)」

老人「なーにがじゃ(笑)」

ネル「あ、ま・・・、わ、私は天使ですけど、目的が違うんですっ‼」

老人「どーしてじゃ(笑)」

ネルは、隠し持っていた、雄一との写真を老人に見せた。

ネル「いつか・・・一度だけ、
彼と一緒に、写真を撮ったんだけど、私だけ光が強すぎて(映ってなくて)・・・」

老人「ウォーカー・・・。」

老人の呟きに耳を疑うネル。

ネル「えっ?」

老人「いや、何でもない。」

ネル「あ、でも、いまウォーカーって・・・」

お茶をすすり、一呼吸をおき話し出す老人。

老人「ウォーカー・・・つまり、この国の政権を倒す、テロ集団の名前で、彼は、メンバーの一人じゃ。」

ネル「テロ?」

老人「何年か前じゃったかな?・・・あんたのような天使が地上におりてから、この国が、異様になったんじゃ。」

ネル「・・・・・」

老人「この国は表向きには、天使を否定して、天使の存在を信じるものを、治安維持法違反で、バンバン捕らえて行きおった。・・・・」

ネル「なんで?・・・そ、それで雄一は?・・・・」

老人「このビルの地下シェルターにおる。」

ガッ‼と立ち上がるネル。

天使ネル「雄一!」

老人「こ、これっ‼まちんしゃい‼」

老人の制止を振り切り、コンクリートの螺旋階段を走り降りる天使。

ネル「雄一!」

赤茶けた鉄の扉にたどり着く天使。

扉を開ける前に、何とかたどり着く老人。

老人「彼は・・・」

扉をゆっくり開けたネルの前には・・・

雄一
「きみ・・・・誰?」

ネル「え?・・・ゆ、雄一・・・・」

(つづく)

③second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46/けやき坂46)✖ 空想携帯小説家 イメージ小説

第三話
天使の嘘

大天使サーべを問い詰めるネル

天使ネル(image長濱ねるfrom欅坂46けやき坂46)「サーべ。何処行ってたの?」

しどろもどろの大天使

大天使サーべ(image澤部佑fromハライチ)「あっ、秋葉原‼・・・ハハッ(笑)」

ネル「天使って、無断で地上に降りちゃダメなんじゃないの?」

ざわつく天使たち。

天使②「でたぁ~、ネルちゃんの畳み掛け論法(いちゃもん)」

天使①「そーとー頭に来たんだネっ🎵」

天使③「笑い事じゃないって、大天使に噛み付くなんて、ばれたらヤバイよ。」

答えに迷う大天使。

大天使サーべ
「えっ・・・あっ、ネルへのプレゼン・・・トを作って渡したくて・・・実は・・・へへっ🎵(笑)」

綺麗にラッピングされた長方形の箱が、テーブルの上に置かれた。

ネル「私、サプライズなんて求めてないんだけど・・・・」

サーべ「ま、まぁ・・・そう言わず、開けてみてよ。(笑)」

綺麗にラッピングされた箱をあけるネル。

だが、どす黒く、ゴツゴツとした機械の義手にどん引く。

ネル「なにこれ・・・・」

サーべ「義手、だよ。」

ネル「地上に降りた私への"当て付け"?!」

サーべ「い、いやそーじゃなくて、ネルの活動がしやすいように、僕が造ったんだ。」

サーべの目を見て、怪しむネル。

サーべ「それでさぁ、この金属は、オリファルコン(想造性金属)で加工してるから、すぐにネルの意思に馴染んでくれるよ(笑)・・・・着けてみて。」

ネル「あのさぁ、一人で装着できるわけ無いじゃん!。一リットルのペットボトル2本分ぐらいある重さだよ、これ。」

サーべは、ネルの身体に、機械仕掛けの義手を取り付けた。

ネルは義手の重みに一瞬ふらつきながらも、それと同時に、こころのなかに入り込む"何か"に、強い嫌悪感を抱いた。

クロノス・インフィディア(声image中尾彬
「我が愛しき従者よ・・・」

次第に、身体が膠着し始めるネル

ネル「だれっ?」

クロノスインフィディア
「我が名は、時の神であり、天使属の長・・・クロノス。・・・ネルよ。お前の片腕を奪ったものが、このなかにいる。」

ネル「・・・うそっ・・・・。」

義手が、勝手に稼働音をあげ出す。

義手(声image豊田順子アナウンサーfrom日本テレビ)『インターセプター稼働。安全装置解除。ターゲットスコープオープン。』

ネル「えっ?!何っ‼」

義手が上がり、指先がサーべや天使たちに向けられた瞬間。

ネル「逃げてぇーっ‼」

逃げ回る天使たち、義手を押さえ付けるようにしたに向け、逃げ惑う天使たちの間を、縫うように必死に走り出すネル。

サーべ「ね、ネルーっ‼」

ネル「雄一・・・雄一助けてっ。・・・・雄一・・・・雄一っ‼」

雲の隙間へ、自らの身体を投げ込んだ天使ネル。

(つづく)