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空想携帯小説家(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

⑦second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46)✖空想携帯小説家 イメージ小説

わたしの帰る場所


ネルは、腰を抜かし動けなくなった雄一をはぐして、もう一度叫ぶ。

天使ネル(image長濱ねるfromけやき坂46)「雄一の夢(みらい)は、私が護るっ‼」

悪魔・アスタロト(声image竹中直人)「永遠の都、アバロンの為に、人間側につく者は・・・死刑 (けす)‼」

覚悟を決めたのか、静かに微笑むネル。

ネル「元々、天使(私)が素粒子の1種なら・・・もう、何も怖くない。」

ネルの機械化義手の再生が始まった。それはまるで、砂時計を返すような、静かな勢いで・・・

姿なき大天使
クロノス・インフィディア(声image中尾彬)「ネル・・・馬鹿げたことは、言わないでおくれ・・・天使として命(さだめ)を授けた、私の思いを無駄にする気か?」

両手から、十手のような長剣がせりだした、アスタロト

アスタロト「親のこころ、子知らず・・・・かっ‼(笑)」

ネルの首を目掛け、2本の長剣を、Vの字で降り下ろしかけた瞬間、どこかで声がする。

大天使サーべ(image澤部佑fromハライチ)「ネルぅ~‼」

ネル「サーべ!何でここに⁉」

アスタロトを、背後から羽交い締めにするサーべ

アスタロト「魔族との同盟を・・・破る気かっ!・・・貴様っ!」

クロノスインフィディアの複数の羅針盤が、加速しながらまわりだす。

サーべ「友達のピンチに、たどり着けなきゃ・・・意味ないじゃんっ!(笑)」

数分後、アスタロトの身体中の関節から、変な軋み音が響く

アスタロト「・・・・」

ネル「なっ!・・・何をしてる・・・の?」

サーべ「へへっ。(笑)」

急速に石化して、その場で砕け散るアスタロト

ネル「う、うそだぁ?・・・(いつの間に、そんな力を・・・)」

サーべ「どしたぁ?(笑)・・・さぁ、帰ろう。」

優しく手をさしだす、大天使サーべ。

雄一から離れないネル。

ネル「私は、いやです。」

急に無表情になるサーべ。

サーべ「そんなに、人間の男が好きか?・・・」

迎えに来た大天使を無視して、

いつの間にか気を失っていた雄一を背負い、地上へ抜けると、

国会議事堂前には、警察官たちが徒党を組んで、行く手を遮っている。

ふと見上げれば、上空をみれば、白銀の鎧を来た天使たちが複数、ネルを見つめている。

ネル「これじゃぁ、四年前と同じ・・・・」

ネルの機械化義手が、何かをガイダンスする。

左手機械化義手(声image豊田順子from日本テレビ)「義手蘇生、完了。・・・イデオガン ゙使用可能。」

警察官たちが何かを叫んでいる。

ネル「イデオ・ガン?」

雄一を静かに、その場に降ろし、義手の左手の平を見ると、銃口が見える。

左手機械化義手「あなたの感情が・・・・、劇的に高まった瞬間・・・・、ヘックス粒子を熱源体に変え、・・・光線化します。」

近付く白銀の鎧を纏う天使たち。

背後で、無表情の大天使が呟く。

大天使サーべ
「ネル・・・。この世界は、もう終わりだ。・・・

うつ向き加減で、瞳をぎゅっと閉じながら、首を横に降るネル

ネル「ちがう。」

サーべ「悪魔の力をてに入れた天上界(おれら)は、

もう、地上を支配しだしてんだぞ。」

ネル「こんなのは、平和なんかじゃないっ!」

サーべ「悪魔の力を操る天使が増えたら、ぜってー勝てないぞ‼」

警官隊の前に、盾をもった機動隊が並び、ジリジリと、ネル達を囲むように追い詰めていく。

サーべ「ネル。これ以上、不協和音を起こすんじゃない‼」

(不定期だけどつづく)

⑥second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46)✖空想携帯小説家 イメージ小説

ユガンダオトナ

※国会議事堂地下

特殊装備を着けた兵士達が、雄一とネルを、総理大臣・京極の前に、差し出した。

総理大臣・京極(image竹中直人)「よーこそ、ネオジャパン 東京会議へ。」

京極の顔を見た瞬間、恐れる雄一。

そんな雄一のもとへ、つかつかと歩みより、腰を降ろす京極。

京極「雄一・・・とおさんだよ。(笑)」

失語症のようになった雄一は、両手が拘束されたまま、発作のように、首を激しく横に振りだした。

京極は顔色1つ変えないで、優しく雄一の頭をなでる。

京極「おやおや。折角、十数年ぶりの再会なのになぁ(笑)・・・」

同じく両腕を拘束されたまま、左側に座らされたネルの顔を、ゆっくり見る京極。

京極「君は・・・あぁ、四年前にも・・・見た記憶がある。・・・そうだ、総裁選の街頭演説中、雄一をさらおうとしたんだよね?(笑)」

京極は、右手人差し指と親指で顎を、くいっと持ち上げ、キスをしそうな距離までネルの顔に近付ける。

天使ネル(image長濱ねるfromけやき坂46)「貴方が、雄一を廃人にした、毒ガスを撒いた張本人?」

京極「そうだとしたら?・・・あん?(笑)、見えてたんだろ?・・・その透き通る、天使の瞳(め)はっ❗(怒)」

ネルの左ほほを右手で殴る、京極。

反動で鋭い目付きになるネル。

ネル「自分の主張を通すために、多くの人々を巻き込むなんて、絶対おかしい❗」

京極「巻き込む?・・・は?・・・

たかが殴られたくらいで(笑)。

いいか?、

いま、
この国の回りには、

アホな政治屋の、
金撒き土下座外交(戦犯謝罪)を重ねすぎたために、

回りの国は、
軍事列強大国だらけになり、

核ミサイルぶちこまれても、
未だにこの国には、核シェルターの1つすらないありさま。・・・

そんななかで、国民を護る?・・・

はぁっ?!・・・

できるわけねーだろ?、違うか?・・・」

ネル「人間同士は、話し合いができるはず。」

京極「はっ!、ちがうね。だから俺は、

雄一が生まれ、
成人するまでに、

政に関わる事を決め、
のしあがるために、
汚い仕事にも手を染めてきた‼・・・

なぜだかわかるか?

すべては、この国を支配し、

建て直すため、

軍事独裁国家を目指すために、

先ずは国内の平和主義者を抹殺し、

シビリアンコントロールを強化したかった。(笑)

だーが、お前さんが、その俺の夢をぶち壊したんだ。

雄一を後継者にするつもりだったのに

お前がタブらかして、連れ去ろうとしたから、

二度と、お前が近付かないように、潜伏先に逃げた雄一を、かたわにしたんだ。

雄一を廃人にしたのは、俺じゃない‼・・お前だよ、お・ま・えっ‼

ネル「・・・貴方は心が歪んでいる。

雄一には、画家になる夢があったのっ!、

それをあなたが思想を押し付けたから、

私は、今にも壊れそうな雄一を、連れ出したかったっ‼

人間は、最小限のルールを守らせれば、支配なんかしなくてもいいんです‼」

京極「それができないから、更なる力が必要なんだ。」

ネル「だから、天使の力を?」

ネルの脳髄に響く鐘の音。

ネル「いっ(痛)・・・たい・・・」

京極「は?、天使のちから?・・・今更いらねぇよ。・・・・ただの(ヘックス)粒子の塊じゃねえか?(笑)」

京極が、
天井を仰ぎ見ながら、
両腕を広げると、

背後の壁の羅針盤が左右に別れ、

奥から、更なる巨大で多用途な計器をつけた、

羅針盤が現れた。

姿なき大天使
クロノス・インフィディア(声image中尾彬
「わが愛しき娘・・・ネルよ・・・」

天使ネル
「いい加減にしてっ‼・・・私は、あなたの所有物じゃない‼

両腕を下ろし、異様に首を回しだす京極。

京極「さて、冥土の土産に、いー事を教えてやろう。」

ネルは息を呑んだ。

京極「お前が雄一をさらおうとした四年前、魔界・・・つまり、魔族(我々)と、天上界の大天使どもと同盟を結ばせて貰った。」

ネル「うそ・・・。」

クロノス・インフィディア
「新たなる聖地、アバロンを建設するために、汚れすぎた人間・・・・いや、人間そのものを抹殺するために、魔族と手を組んだ。」

京極「俺らは、天上界に戻ることができれば、それでいいんだがな(笑)」

耳を疑うネル。

高笑いしたまま、突然絶命する京極。

背後には、巨大で得たいの知れないものが・・・蠢く。

悪魔・アスタロト(声image竹中直人)「すべては闇のままに(笑)」

大蛇に股がる、ドクロのアイマスクをつけた、筋肉隆々の全裸の青年天使。

アスタロト「我が名は、アスタロト。天使と悪魔の融合体である。」

ネルは、雄一の拘束を解き、地上へ避難させる。

ネル「私の事は、何も思い出さなくたっていいっ‼・・・嫌いでもいいから、雄一‼・・・いまは逃げてぇっ‼」

アスタロトの股がる大蛇の尻尾が、ネルの右脇腹にヒットして、壁に打ち付けられる。

ネルたちを連れてきた兵士が、

アスタロトの大蛇に向けて発砲するが、

その隙をつき、
アスタロトが兵士二人を、
みたらし団子のように、

槍で兵士たちを一瞬にして、脇腹から貫いた。

出入り口付近で腰を抜かしてしまう雄一。

アスタロト「得たいの知れないものを見た人の子は、どうなるか、わかるよな(笑)」

アスタロトを追い越すように大蛇が、雄一に向けて口を広げた瞬間。

展示してあった日本刀を掴み、向かい合わせに、大蛇のあごに突き刺したネル。

天使ネル「雄一の夢は、私が護るっ‼・・・」

(不定期だけど、つづく)

⑤second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46)✖空想携帯小説家 イメージ小説

閉ざされた未来
雄一と言う青年は、天使に優しく微笑むが・・・

天使ネル「雄一・・・私だよ。ネルっ!。」

雄一は、ネルの馴れ馴れしさに、ちょっと引いている。

まるで今日が、初めて出会ったように・・・・

ネル「ほら、
縁日の日、

初めて焼きとうもろこしが食べたいって言って、

はんぶんこづつ食べたら、

雄一の歯が欠けたじゃん?(笑)」

一言も発さず、キョトン顔の雄一。

天使ネル「雄一・・・」

落胆して、ひざを落としたネル。

老人「おじょうさん、折角の再会に水を指してしもうたな。」

ネル「雄一に・・・何があったんですか?」

躊躇いながらも、話しを続ける老人。

老人「実はな、雄一君だけじゃなくて、この街一体が、ある日いきなり、国の毒ガステロを受けたんじゃ。」

天使ネル「?・・・なんで?何のために?」

老人「天使をかぼうたために・・・反逆者(テロ)狩りにおうたんじゃ。」

ネル「わたしの・・・せい?」

うつ向きながら首を横に降る老人。

老人「いや、単なる独裁者の、一存じゃて。」

半泣きの天使。

ネル「雄一は、助かるんですか?」

老人「たぶん・・・むりじゃて。わしらが受けた毒ガスは、

神経を少しづつ蝕むんじゃが、

特に影響を受けるのは、脳神経で、
記憶を少しずつ、消して行くんじゃ。

・・・・で、いま出来ることは、

酸素吸入と、
血液浄化循環で、
病状を遅らせることしか無いんじゃ。」

※国会議事堂地下

巨大な羅針盤を背にした、全身黒ずくのスーツを着た男が、誰かの報告を待っている。

京極 四郎(image竹中直人
「北新宿エリアの非国民は、どれだけ狩れたのか?」

部下「80回目の散布後、特に乳幼児、老人の病死率が上がっています。」

京極「厚労省へ伝達。更なる税収確保のため、効能の薄い薬品の開発、副作用で致死率の上がる薬品薬剤の開発を続けろ、と。」

部下「はい。」

京極四郎「この国は、今こそ生まれ変わるべき時代に来た。純粋なる人間を一掃し、次こそ新国家を必ず建てる‼。」

地下シェルターから、屋上にあがって来た、ネルと雄一。

夜は静かに訪れ、
星空が昼間の騒がしさが無かったかのように、輝いている。

ネル「綺麗だよね。お星さま。」

雄一「・・・・」

ネル「雄一?覚えてるかな?・・・初めてであった頃。」

(ネルの回想)
4月のある夜、
画家を目指す雄一のアトリエ

雄一は、購入した外国製の、絵の具の色を試そうと、

自室の天窓を下書きした、天窓のカンバスに、色を塗りだしたその時・・・・

天窓から、羽のついた女の子が墜ちてきた。

天使ネル「あいたたたたた・・・・」

雄一「キミ、だれ?」

尻餅をついた天使が振り向くと、ホラー映画並みの血まみれにドン引いた。

雄一「うわっ‼血っ‼」

ネル「え?・・・だじょぶ、大丈夫(笑)」

雄一「てゆうか、なぜ天窓からっ?」

ネル「え?あ?・・・わたし、古民家ふぇちで・・・いろいろ散策してたら、ついこの廃屋(いえ)の屋根に乗っかって・・・」

天使(ネル)の即興的ウソは、雄一には既に見抜いていた。

含み笑いする雄一。

ネル「えっ?なんか、おかしいっ?」

雄一「い、いや・・・ペラペラ荒唐無稽な話しを、キミが続けるから、あきれるっていうか、怒れないな。(笑)」

キョトン顔のネル

天使ネル「私の名前はネル。キミって名前じゃないよ。(*`ω´*)) 」BBajaarumaishi!

吹き出し(笑)する雄一。

(ネルの回想が終わる)

突然、ヘリのプロペラ音が辺りに響く。

街人「非国民(テロ)狩りだー‼にげろー‼」

雄一を連れて給水塔の裏に隠れるネル。

複数のサーチライトが、ぐるぐると、辺りを探している。

上空を仰ぎ見るネルに対し、雄一は、ネルの壊れた機械化義手(ひだりうで)を見ている。

航空自衛官「このエリアに、微量ながらのヘックス粒子が確認された。天使(異物)は、間違いなくいる‼」

ヘリ操縦士「六年前の(原発事故)トリチウムとかじゃないのか?」

ヘリ操縦士②「ガイガー反応は似ているが、間違いないだろう。」

ヘリ操縦士③「もし、異物(天使)が実体化してたらどうする。?」

航空自衛官「異物の生死に関わらず、見付け次第必ず捕らえよ。・・・これは京極四郎総理大臣からの勅命である。」

ヘリが、ネル達のビルの回りを、しつこいくらい旋回している。

ネル「しつっこいなー、あっち行けよ!😅」

小声で呟くネル

雄一は、ネルの機械化義手を触っている。

ネル「あ、これ?・・・義手だよ。(笑)」

雄一「ぎ、しゅ?・・・」

ヘリの群れが、ホバーリングで、特殊装備を着けた兵士を、垂れ下げたロープ越しに、次々辺りのビルへ降ろしだした。

ネル「あの時、雄一と私は、長く一緒に居れると想ってた・・・・。」

特殊装備を着けた兵士が、ネル達のビルに降りて、辺りを探し出した。

兵士①📻「このビルが、特に・・・いや、微妙に、ヘックス粒子をかもしだしてるぞ。」

兵士②📻「落ち着け・・・落ち着くんだ。出世のチャンスを逃すなよ!」

兵士①📻「わかってる‼」

けたたましく鳴る警報音。

兵士が、計器から視線を上げると、銃口の前にネルと雄一の姿が。

兵士②「うっ、射て‼」

兵士①「雄一坊っちゃん‼」

(つづく)

鈴本美愉(欅坂46)✖空想携帯小説家「天使は団地暮らし」イメージ小説

前編 「七回忌の奇跡」

仏壇に、おはぎを供え、正座をして、静かに目を閉じながら合掌する女性。

(お母さんの回想)

お母さん(image松本明子)「・・(娘が亡くなって、もう七年が経つ・・・」

回想#東京駅

お母さん「美愉!・・・忘れ物なあい?」

お母さんに言われて、ガサゴソ、リックの中身を確める美愉。

美愉(鈴本美愉from欅坂46)「えーっと、スマホの充電器に、着替えに・・・ある、よしっ、あるっ!(笑)」

美愉の態度を怪しみ、変顔に近い、あきれ顔になる、お母さん。

お母さん「ほんとにぃ~?(笑)」

美愉もナゼか変顔で答える。

美愉「ダイジョブだよぉ~(笑)」

想わず吹き出す二人に、発車ベルが鳴る。

ドアがしまると、突然、ハンカチで目頭を押さえるお母さん。

美愉は、お母さんの突然の泣き顔に、慌てて閉まったドアに近付く。

美愉「お母さん?!」

ゆっくり走り出す新幹線。

#現実に戻るお母さん。

お母さん「(あのときが、美愉との最後の別れだなんて、知らなかったけど・・・変よね?・・・母親の感かしら?・・なぜか、涙が止まらなかった。)」

#再び回想

美愉は、走り出す新幹線内で、届かぬ思いを叫んだ。

美愉「お母さんっ、大丈夫だから!ちゃんと帰ってくるから!」

2011年3月11日
14時46分

#東北の、とある老人ホームに慰問に来ていた美愉。

美憂は自作の紙芝居を見せていた。

美愉「・・・・以上、栗太郎の大冒険でしたぁ~(笑)」

美愉の紙芝居に拍手する、老人や子供たちに、照れ笑いをする美愉。

美愉「いやぁ~それほどでもぉ(//∇//)~。・・・あ、あれっ?(゜∀。)(地震?!)・・・」

異様に揺れが長く、次第に恐怖に怯える人々。

町の街灯スピーカーに、臨時放送が入る。

『こちらは、防災無線です。・・・』

パニック状態の群衆のなか、放送を必死に聞き取ろうとする美愉。

美愉「大津波・・・警報・・・?」

美愉が海辺側の窓に振り向いた瞬間、窓ガラスから、どす黒い津波が押し寄せた・・・・。

#現実に戻るお母さん。

語りかける眼差しを、仏前の遺影に向ける、お母さん。

お母さん「(美愉が居なくなって、次第にパパともうまくいかなくなっちゃって、去年離婚しちゃった。w・・・ごめんね。)」

一方、美愉は、異世界に堕ちていた。

#地獄の三丁目

男が伏せ寝している美愉に語りかける。

男「おーい、おまいさん、こんなとこで寝ると、冥界いくぞー(笑)」

二日酔いの、目覚めのように気がつく美愉。

美愉「あの・・・ここは?」

男は、美愉が気が付くと、いそいそと、長机とペン、そして、何やら書類を持ってきた。

美愉「あの・・・あなたは?」

男「あ、おれっ?・・・元人間の地獄の使い、ツッチー。よろ~っ(笑)」

地獄の使いと呼ばれる男の握手が、意外な軽さに、少し引いた美愉。

地獄の使いツッチー(image土田晃之
「どしたー?ポカンとして?(笑)・・・まさか、状況を掴めてないとか?」

美愉「あ、はい・・・・」

軽く咳払いを一つして、話を始めるツッチー。

地獄の使いツッチー
「えー、美愉さん。貴女は死んでます。(笑)・・・んで、ここは、地獄の三丁目です。」

キョトン顔の美愉。

美愉「(・_・)あのっ・・・一丁目じゃ、ないんですよね?」

ファイルをパラパラ捲りながら、話を続けるツッチー。

ツッチー「ん~、君は、そんな悪い子じゃないから、一丁目は行かないことになってるよ。よかったねーっ(笑)」

美愉「ハハッ・・・・(乾いた(笑))」

ツッチー「んだよ、おもしろくねーなーっ!(笑)」

ふと、長机の書類に視線を落とす美愉。

美愉「契約書?・・・ハハッ・・・なにこれ?(笑)」

ツッチー「なにってぇ・・・契約書ですが、何か?」

まるで今から辱しめを受けるような、引きのポーズを取る美愉。

美愉「あっ・・・愛人けーやくぅっ!?」yametee

美愉のボケにすかさず突っ込むツッチー。

地獄の使いツッチー
「しねーわっ!、小娘相手に(笑)・・・まずは死後裁判の前に、地獄の三丁目で、働きますって契約だ。」

美愉「あのっ。書く前に、お願いがあります。」

ツッチー「ん?・・・言ってみ。(笑)」

美愉「お母さんに会わせてください。」

ツッチー「ダメっ。」

素っ気ない地獄の使いに、土下座をする美愉。

美愉「おねがいします。」

ツッチー「だってさぁ、栗太郎。おまいさん、肉体はすでに現世には無いんだぜっ?」

美愉「栗っ・・・太郎?」

ツッチー「あー、なんかさぁ、年甲斐もなく、美愉さんなんて、恥ずかしくて呼べないしぃっ・・・粟太郎のほうが呼びやすいんじゃないかって(笑)」

突っ込み返しする美愉。

美愉「粟じゃなくてっ、栗です。くーりっ!😅」

美愉の突っ込みをスルーして、何処かに電話するツッチー

地獄の使いツッチー📱
「あー、もしもしぃ・・・いつもお世話になってます、地獄の三丁目の土田ですぅ。」

美愉「(・_・;)どこに、電話・・・?てゆうか、私の事・・・」

ツッチー「えー、また一人・・・天使契約を、結ばせたい奴がいましてぇ~、・・・はい。」

美愉「こんなとこで使えるケータイキャリアって・・・?」

通話を終えるツッチー。

ツッチー(image土田晃之)「お、栗太郎。地上に行けるぞ。(笑)」

美愉「え、マジ⁉」

ツッチー「その代わり、条件があんだけど。」

美愉「・・・・」

ツッチー「七回忌から数えて三日後までに、帰ってくる事。」

美愉「あのっ・・・どこに?」

ツッチー「こーこっ!(笑)」

ヤタガラスが、何かが入った巾着袋をもってきた。

ツッチー「よーし、よしよし(笑)」

巾着袋を開けた瞬間、目映い光に、美愉は数分、視界を奪われた。

ツッチー「よーし、栗太郎、行ってきな(笑)。」

美愉「え?・・・いいんですか?契約書にサインは・・・?」

ツッチー「ほーら、早く行けぇ~(笑)地獄の門が閉じる前に・・・」

月から梯子で地上に登りついた美愉だったが、閉門する前に、何者かに突き飛ばされた。

ツッチー「あの子顔、おもしろい(笑)・・・」

美愉は、住宅街の一般道のマンホールから、顔を出す。

美愉「なんか、扱いが煩雑すぎ(笑)。」

てくてく街中を歩く美愉。だが通りすぎてく人々は、美愉を無視していく。

美愉「あれっ、みんな私に・・・気づくわけないか?、なんか不思議。(笑)」

緑の美しい木々のなかに建つ、少々古びた数棟の団地が見えてきた・・・。

お母さんは、夕食の準備に台所に立ち、調理を始めだした。

呼び鈴が鳴る。

お母さん「あら、誰かしら?・・・何かの支払いかしら?」

ドアを開けると、亡き娘が照れくさそうに立っていた。

美愉「た、ただいまぁ・・・(///ω///)♪」

お母さん「み、みゆ!・・・」

(後編に続く)

④second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46)✖空想携帯小説家 イメージ小説

第四話

雄一

北新宿の、
とあるビルの屋上。

先程から小雨が降りだし、
左腕の機械化義手が、水分を含みだし、パチパチとショートしている。

落下した衝撃で、
義手が破損した事に気がつく天使ネル。

天使ネル「こんなものっ‼」

ネルは機械化義手を取り外そうとするが、
義手はすでに、ネルの体の一部のように食い込んでいる。

ネル「はぁ・・・駄目だぁ、取れない・・・・」

夕方になり、洗濯物を取りに来た老人。

老人(image間寛平)「おじょーしゃん、どしたかね?・・・」

ネル「にん・・げん?」

老人「そじゃよ。ワシは、ここのオーナーじゃて(笑)・・・で、ワシの洗濯物が・・・あら?。(笑)」

我に帰り、周りを見回すと、洗濯物がコシャコシャになっていたことに気がつくネル。

ネル「あ、ごめんなさいっ‼」

老人「ははっ。また洗えばよかろ。」

洗濯機を廻す間、六畳の間へ案内されるネル。

年老いた独身にしては、殺風景すぎる部屋で・・・・

老人「なんてことのない部屋じゃが、ゆっくりして行きなされ(笑)。」

やかんでお湯と緑茶を、きゅうすに入れる老人。

ネル「あ、はい。(あれっ?・・・このおじいさん、私の姿をみて、動じない?・・・・なんで?)」

静かに緑茶を入れた湯飲みを置く老人

老人「とーとつじゃが、・・・あんた、ワシを向かいに来たんか?」

ネル「え?(○◇○;)・・・」

とーとつすぎる質問にあんぐりの天使。

老人「まぁ、わしもな、それなりの覚悟は、出来とるて(笑)・・・」

ネル「あ、あのっ、違うんですっ‼( ̄▽ ̄;)」

老人「なーにがじゃ(笑)」

ネル「あ、ま・・・、わ、私は天使ですけど、目的が違うんですっ‼」

老人「どーしてじゃ(笑)」

ネルは、隠し持っていた、雄一との写真を老人に見せた。

ネル「いつか・・・一度だけ、
彼と一緒に、写真を撮ったんだけど、私だけ光が強すぎて(映ってなくて)・・・」

老人「ウォーカー・・・。」

老人の呟きに耳を疑うネル。

ネル「えっ?」

老人「いや、何でもない。」

ネル「あ、でも、いまウォーカーって・・・」

お茶をすすり、一呼吸をおき話し出す老人。

老人「ウォーカー・・・つまり、この国の政権を倒す、テロ集団の名前で、彼は、メンバーの一人じゃ。」

ネル「テロ?」

老人「何年か前じゃったかな?・・・あんたのような天使が地上におりてから、この国が、異様になったんじゃ。」

ネル「・・・・・」

老人「この国は表向きには、天使を否定して、天使の存在を信じるものを、治安維持法違反で、バンバン捕らえて行きおった。・・・・」

ネル「なんで?・・・そ、それで雄一は?・・・・」

老人「このビルの地下シェルターにおる。」

ガッ‼と立ち上がるネル。

天使ネル「雄一!」

老人「こ、これっ‼まちんしゃい‼」

老人の制止を振り切り、コンクリートの螺旋階段を走り降りる天使。

ネル「雄一!」

赤茶けた鉄の扉にたどり着く天使。

扉を開ける前に、何とかたどり着く老人。

老人「彼は・・・」

扉をゆっくり開けたネルの前には・・・

雄一
「きみ・・・・誰?」

ネル「え?・・・ゆ、雄一・・・・」

(つづく)

③second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46/けやき坂46)✖ 空想携帯小説家 イメージ小説

第三話
天使の嘘

大天使サーべを問い詰めるネル

天使ネル(image長濱ねるfrom欅坂46けやき坂46)「サーべ。何処行ってたの?」

しどろもどろの大天使

大天使サーべ(image澤部佑fromハライチ)「あっ、秋葉原‼・・・ハハッ(笑)」

ネル「天使って、無断で地上に降りちゃダメなんじゃないの?」

ざわつく天使たち。

天使②「でたぁ~、ネルちゃんの畳み掛け論法(いちゃもん)」

天使①「そーとー頭に来たんだネっ🎵」

天使③「笑い事じゃないって、大天使に噛み付くなんて、ばれたらヤバイよ。」

答えに迷う大天使。

大天使サーべ
「えっ・・・あっ、ネルへのプレゼン・・・トを作って渡したくて・・・実は・・・へへっ🎵(笑)」

綺麗にラッピングされた長方形の箱が、テーブルの上に置かれた。

ネル「私、サプライズなんて求めてないんだけど・・・・」

サーべ「ま、まぁ・・・そう言わず、開けてみてよ。(笑)」

綺麗にラッピングされた箱をあけるネル。

だが、どす黒く、ゴツゴツとした機械の義手にどん引く。

ネル「なにこれ・・・・」

サーべ「義手、だよ。」

ネル「地上に降りた私への"当て付け"?!」

サーべ「い、いやそーじゃなくて、ネルの活動がしやすいように、僕が造ったんだ。」

サーべの目を見て、怪しむネル。

サーべ「それでさぁ、この金属は、オリファルコン(想造性金属)で加工してるから、すぐにネルの意思に馴染んでくれるよ(笑)・・・・着けてみて。」

ネル「あのさぁ、一人で装着できるわけ無いじゃん!。一リットルのペットボトル2本分ぐらいある重さだよ、これ。」

サーべは、ネルの身体に、機械仕掛けの義手を取り付けた。

ネルは義手の重みに一瞬ふらつきながらも、それと同時に、こころのなかに入り込む"何か"に、強い嫌悪感を抱いた。

クロノス・インフィディア(声image中尾彬
「我が愛しき従者よ・・・」

次第に、身体が膠着し始めるネル

ネル「だれっ?」

クロノスインフィディア
「我が名は、時の神であり、天使属の長・・・クロノス。・・・ネルよ。お前の片腕を奪ったものが、このなかにいる。」

ネル「・・・うそっ・・・・。」

義手が、勝手に稼働音をあげ出す。

義手(声image豊田順子アナウンサーfrom日本テレビ)『インターセプター稼働。安全装置解除。ターゲットスコープオープン。』

ネル「えっ?!何っ‼」

義手が上がり、指先がサーべや天使たちに向けられた瞬間。

ネル「逃げてぇーっ‼」

逃げ回る天使たち、義手を押さえ付けるようにしたに向け、逃げ惑う天使たちの間を、縫うように必死に走り出すネル。

サーべ「ね、ネルーっ‼」

ネル「雄一・・・雄一助けてっ。・・・・雄一・・・・雄一っ‼」

雲の隙間へ、自らの身体を投げ込んだ天使ネル。

(つづく)

①second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46/けやき坂46)✖ 空想携帯小説家 イメージ小説

※この作品はフィクションです。

第一話「片腕のない天使」

音のない、
すべてが真っ白の部屋・・・・

自分の鼓動だけが、
むなしく響く・・・・

(音のない回想)
仰々しい姿をした、
天使たちが、

若き天使(image長濱ねるfrom欅坂46)を連れていこうとしている。

左腕をのばして、誰かの名前を叫ぶ、若き天使。

青年(image福士蒼汰)も、天使の名を
、何度も何度も叫び、

警察官達に押さえ付けられながらも、右腕を天使に向かってのばしている。

数十秒間、おたがいの指先同士がふれあうが、やがて引き裂かれて行く二人。

歯車のような扉が、手を伸ばしたままの、
天使の腕を挟みながら、ガリガリと音をたてた。

泣き叫ぶ天使。

(回想終わり。)

大天使・サーべ(image澤部佑fromハライチ)「ネル!・・・おい、ネルぅっ!」

うなされて、はち切れそうな切ない想いで、目を覚ましたネル。

天使ネル(image長濱ねるfrom欅坂46)「なーんだ、サーべか?・・・ザンネン( ´△`)」

大天使サーべ「なーんだじゃねーよ!魘されてたじゃん!、大丈夫かよっ‼」

左腕を無くしたことを、今さら思い出すように、左腕のあった場所をさするネル。

天使ネル「わたしの腕、もう、無かったっけ・・・・」

洗濯物をたたみながら、ネルの顔を見ないようにしてるサーべ。

サーべ「あ、あぁ・・・、でもよぉ、片腕だけで良かったよ。」

ネル「なんで?」

サーべ「だって、あんな多くの人間に、姿を曝した天使がクロノス・インフィニディア様が許すわけないじゃん!」

ネル「ねぇ、クロノス・・・なんチャラって、だれっ?」

時折首をかしげながら、言葉を選びながら、話すサーべ。

サーべ「たしかー、我々天使の、大始祖的存在で、俺らは、その姿をみる事は絶対にないんだ。」

ネル「なんで?」

話の途中、探りを入れるような、問い掛けをするサーべ

サーべ「しらねーよ。・・・ところでネル、地上(ローマ)に、【真実の口】って奴があるの、知ってるよな?」

ネル「人間が作った、嘘発見器みたいな奴でしょ?知ってる。」

サーべ「まぁ、実際にそいつは、手を切ることはねーけどな・・・」

ネル「何が言いたいの?」

ベットに腰かけたネルに、向き合うサーべ。

サーべ「おまえ・・・地上になにしに行った?」

ネル「・・・・・」

サーべ「人間の男か?・・・薄汚く、依存症が多い、人間なんだな?!」

ネル「いいたくない。」

サーべ「ネルゥッ‼、今度・・・勝手に地上に降りたら、大変なことになるぞ!」

軽くため息をつき、ひねくれるネル

ネル「いま、・・・左腕がないこと事態、大変な事でーすっ‼」

また、ベットで、サーべに背を向け横になるネル。

サーべは、いそいそと身支度を整えた。

ネル「どこか行くの?」

サーべ「あ、あぁ。
地上監視部から依頼を受けてな、

カメラ修理に行くんだ。・・・

あ、あいつら双眼鏡から、
モニター監視に変わってさぁ~(笑)・・・

あいつら最近は、
菓子食いながら、
仕事してんだぜぇ~
ほんと参っちゃうよぉ。(笑)」

ネルは、サーべに背中を向けながら、寝たフリを決め込んだ。

ネル「👀・・・・」

呟くサーべ。

サーべ「この部屋に居れば、クロノスインフィディアの機嫌も直るから・・・なっ。頼むよ。俺の結婚式も掛かってるからよぉ・・・後輩‼」

サーべが出ていくのを、耳で確認したあと、仰向けになりため息をつくネル。

ネル「雄一・・・・」

【Reincarnation】
足元がドライアイスのような霧が流れ、

頭の上にも、同じ様な情景が広がるなか、足元を確認しながら歩く大天使サーべ。

サーべ「クロノスインフィディア様‼ サーべ、只今到着しました。」

どこからか、品の深みがある珈琲のような声が聴こえる。

(つづく)

②second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46/けやき坂46)✖ 空想携帯小説家 イメージ小説

第2話 機械仕掛けの天使

クロノス・インフィディア(声image中尾彬
「おぉ・・・忠実なる、我が息子よ。」

大天使サーべ(image澤部佑fromハライチ)「クロノスさま、御体の具合は如何でしょうか?」

クロノス・インフィディア
「うむ、かわりない。サーべに機械施術を任せれば、右に出るものがない(笑)。うわはっははは・・・」

サーべ「はっ!ありがたき幸せっ‼」

クロノス・インフィディア
「カシエル、ノキセアをはじめ、親である我を置き去りにした屈辱・・・・何処ぞに如何。」

サーべ「クロノスさま、安心してください!、ネルは・・・・ネルは、貴方様の期待に添う、天使にして見せます‼」

クロノス・インフィディア
「その言葉、二言無きと信じよう。だが引き続き、ネルを監視せよ。・・・・2度と人間と関わらせるな。」

サーべ「はっ!、仰せのままに。」

突然、背後にモノリスが現れ、自販機の取り出し口のようなところから、

ゴツゴツとした機械の左腕が出てきた。

クロノス・インフィディア「褒美を取らす。」

サーべ「義手?」

サーべがもったいなくも、
両手で義手を持ち上げると、まるで息を吹き返したように、
指先がウネウネと、
高速で動き出した。

サーべ「うーわ、なんだこりゃ!」

クロノス・インフィディア
「この義手は、我分身なり。この義手をネルに取り付けよ。」

サーべ「え、どーゆうことです?・・・そもそも、クロノスさまの、御意思がある義手を、ネルに取り付けるなんて・・・何故です?、私がネルの監視役になるのに?」

クロノス・インフィディア
「向かい討つ災難に、二通りの構えあり。」

サーべ「そっ、それは?・・・」

突然霧が晴れると、サーべは天空をさ迷っていた。

サーべ「やるしか、ない・・・のかぁ・・・」

一方、ネルは天上界地上監視部に来ていた。

天使①「わぁっ!、ネルちゃん‼(笑)」

天使②「ホントだ、ネルちゃーん🎵」

天使③「謹慎はもう良いんですか?」

ネル「謹慎?」

天使③「クロノス・インフィディアさまが、ネルを堕天使扱いしないために、敢えて我々との合流を、遅らせたって、聴いてるんだけど?」

大天使(サーべ)の姿を探すネル。

ネル「え、聞いてない。・・・それより、サーべ。来てない?」

ちょっと声のキーが高い天使が、同じようにキョロキョロしながら応える。

天使①「サーべさんは来てないですぅ。」

ネル「え?・・・うそでしょ?」

天使②「天使長さまからの、連絡も受けてません。」

ネル「だって、ここの監視カメラを直しに・・・来るって、行ってたのに?」

そこに ばつ悪く、サーべが横ぎる。

ネル「サーべ‼」

大天使サーべは考え事をしていたのか、ネルの声に異様に驚いた。

サーべ「ネ、ネル・・・・」

包装した義手を隠すサーべ。

怪しむネル。

(つづく)

cecile 地上に降りた最期の天使 (欅坂46)平手友梨奈✖空想携帯小説家 イメージ小説

scene 9

未来(あす)に見棄てられた男

馴れ馴れしく、
駆け付けた友梨奈(天使セシル)に突然、声をかける天神。

天神(image妻夫木聡
「やぁ、逢いたかったよ。(笑)」

友梨奈(天使セシル)は、天神を無視して、

本多の、
みぞうちと背中の傷に、
手のひらを当て、
自らの
光のかけらを放出している。

友梨奈(天使セシル/image平手友梨奈from欅坂46
「おじさん・・・おじさんっ!」

退屈さをアピールする天神。

天神「もー、だめなんじゃーん?(笑)」

キッ!っと眼光鋭く、天神を睨み付ける友梨奈。

天神「おーこわっ!(笑)」

本多を刺した、

ミスリル銀で出来た、タガーナイフを、友梨奈の前に放り投げる天神。

天神
「いやさぁ、
このおじさんが、

いきなりコイツ(ナイフ)を振り回して来たからさぁ、

つい、揉み合いになっちゃって(笑)・・・・」

友梨奈は
天神の当て付けのような、
わざとらしい言い訳に、
悪意を強く感じている。

天神
「なんだよ。信じないのかよ。(笑)」

友梨奈(天使セシル)
「おじさんは、
そんな事しない・・・。

僕は信じてる・・・

どんなに、
世界の人々の心が歪んでも、

おじさんは・・・

おじさんだけは、
そこまで弱くないって事を。」

天神
「へぇ~っ、優しいんだねっ?(笑)」

天神は右足のブーツから、
アイスピックを取りだし、
自らの喉元に向けた。

天使セシル(image平手友梨奈from欅坂46
「えっ?!」

天神
「ねぇ?・・・

僕にも、
君の愛をくれよ。・・・

天使は
誰にでも平等だったよね?(笑)」

天使セシル「・・・・」

天神
「僕ね、このおじさんと
おんなじで、

もうじき死ぬんだ。(笑)・・・

数ヵ月前まで、
結婚するために、

原発事故現場で、
昼夜夢中になって働いたんだ。・・・

彼女と、
いつか、幸せな生活を営むために・・・、

そして、手っ取り早く金を稼ぐために・・・・」

セシル「・・・・」

天神「でも、考えが甘かった。・・・・

月日がたち、気が付いた時には、被曝してたんだ。・・・・

その時彼女、
どうしたとおもう?」

天神の喉元から、うっすら、血が流れ出す。

セシル「やめて‼自分を傷付けないで‼」

天神「ある日、彼女と一緒に過ごす部屋から、

通帳や、印鑑、金目になるものを全部持ち出されたことに気がついてさぁ、・・・・

彼女の姿を探したんだけど、
部屋に紙切れひとつしかなくて・・・・

それも、
コンビニの
レシートの裏にさぁ、

【貴方のような病人とは暮らしたくないの!放射能がうつるから】ってさぁ・・・

別れ言葉にしては、
可笑しいだろ?

なぁ、笑えよ・・・・笑えって!」

天使セシル
「ごめんなさい。

僕の想いは、おじさんにしか向いてないから、

あなたの不幸に動じても、
僕は・・・

僕には、どうすることもできない。」

薄ら笑う天神。

天神
「だから僕は、神になることを決めたんだ。・・・・

すべてを破壊するために。

・・・・その為に、
召喚術を覚えたんだよ。

天使(君たち)を下ろしたり、

死者を天使にする力をを手にしたんだ。・・・・

君を、独り占めしたくて・・・・

でももう、誰も好きにならない・・・・

裏切られるなら、誰も。」

アイスピックを喉元に突き刺して、自らの命を絶つ天神。

心を傷付けられた天使は、茫然と立ち尽くす。

セシル「僕は、・・・誰も・・・・。」

(次回最終回)

cecile 地上に降りた最期の天使 (欅坂46)平手友梨奈✖空想携帯小説家 イメージ小説

scene 8

接触

一方、本多は、病院にて診察を受けていた。

レントゲン撮影等を終えて、身支度をする本多。

本多(imageじゅんいちダビットソン)「なぁセンセ。・・・俺、今週中に再就職できひんかなぁ?」

医師は、なぜか本多の顔を見ない。

医師(image澤部佑fromハライチ)「本多さん、おもった以上に、病気の進行が進んでいます。・・・・・ガチで入院してください‼・・・え?、あの・・・本多さん?」

本多は、2つ折りの財布の中身を見ている。

本多「せやかて、ん~っ、今夜てち(友梨奈)に、麻婆茄子作ってやるって約束してん・・・・」

医師「奥さんですか?」

照れ臭そうに笑う本多。

本多「ちゃいますって(笑)、でももし、嫁さんにしとったら、若すぎますがなぁ~っ(笑)」

医師「あ、あの、そのひとの為にも入院を・・・・」

本多「いや、再就職してから考えますわ(笑)((ヾノ・∀・`) カネナイシー」

診察室を出たら、廊下に白衣を着た青年が立っている。

本多「だれや。」

天神(image妻夫木聡
「我が名は、天神。」

思わずボケる本多と、突っ込む天神。

本多「変人?」

天神「ちがぁうっ。」

本多「ベンジン?」

天神「薬品かっ?!」

本多「エンジン?」

天神「エンジニアかっ‼」

本多「テムジン」

天神「読み方近いけど、ジンギスカン‼」

本多「人参?」

天神「語呂は近いけど、違うっ!。」

本多「あまがみっ‼」

天神「エロか?」

本多「音読みっ‼ ヘ(__ヘ)☆\(^^;)」

病院の廊下。天神と本多だけしかいない。

本多「なんのようや?・・・あんた、白衣着とるけど・・・医者ちゃうやろ?」

ふざけるように笑う天神。

天神「あ、わかっちゃう?(笑)・・・しかし凄いねぇ、おじさんの猜疑心。?・・・しかも、あの子の力で、背中の傷が治ったんでしょ?(笑)」

相手に話を切り出させようと、冷静に、必要以上話さない本多。

本多「なんの話や?あの子ってだれや?」

天神「ぶっちゃけ、見えたんでしょ?・・・天使が。」

本多「・・・・」

一瞬、動揺した本多の表情を見逃さなかった天神。

天神「あーっ、図星だぁーっ。(笑)・・・じゃあさ、早速、あの子に会わせてくんないかなぁ?(笑)」

本多「なんのようや?・・・」

天神「てゆうかさ・・・おじさん・・・」

急に、本多に顔を近づける天神

天神「天使(あの子)のなんなのさ?(笑)」

突然、本多のみぞうちに、
鋭利な刃物が刺さり、
その刃先が3㎝以上、背中を突き抜けている。

天神「あ、喋れないか?(笑)」

唇を噛みしめ、痛みをこらえ、膝から崩れ落ちる本多。

本多信雄「・・・(友梨・・・奈・・・)」

高校から戻る途中、再び不思議な感覚にとらわれた友梨奈(天使セシル)。

友梨奈(天使セシル/image平手友梨奈from欅坂46
「おじさん?・・・え?・・・・」

天神「悪いねぇ。僕は、神になるために、あの子の潜在能力が、どーしても欲しいんだよね~っ(笑)」

本多「おまえは・・・・おまえは狂っとる。・・・・ひとは・・・人じゃ!・・・神には、成らへん・・・・」

本多の顔を踏みつける天神。

天神「じゃさぁ、靖国とか、神社に祀られてる奴・・・あれは元々人間だろ?、なんで神としてん崇めてんだよっ!」

最後の力を振り絞り、言葉を発する本多。

本多「他人(ひと)を(大事に)思わず・・・・、

我欲まみれの奴が・・・・

神になるわけない・・・・

いや、神など、
元々不平等な存在なだけや・・・・・」

本多の顔から足をはずし、腰をその場で落とす天神。

天神「もうすぐ、この国は終わる。世界を道連れにしてね・・・・」

病院に走り込む友梨奈。

友梨奈(天使セシル)
「おじさん‼」

(つづく)