※ご注意
作者は仏教徒であり、作品はフィクションです。また、imageとして、実名を借りますが、一個人の思想等、一切関係有りません。
1話
鳴り響く救急車のサイレン、焦りぎみに無線を送信する隊員。
救急隊員「・・・二十代女性、薬物の多量接種による、意識混濁状態・・・・」
なかには救命処置を受ける女性が、意識が薄れるなかにあった。
上杉 綾(image中嶋理乃fromサンミュージック)
「(わたし・・・死ぬの・・・?)」
黒いコートの男が、綾を覗き込む。
黒いコートの男(imageディーンフジオカ)
「では、話を聴きます。・・・君は、人生の中で、何をしたかったのですか?・・・」
綾「私は・・・
ただ・・・
ひとりぼっちが、
いやだったの・・・
だれか、
誰かが、
(何時も)そばにいてくれる・・・・
それだけで良かったの・・・
それだけで・・・・」
黒いコートの男は、懐から、懐中時計を取りだして何かを測っている。
綾「名前・・・・」
男「?」
綾「あなたの・・・なま、え・・・・」
男「私の名は、ノキセア・・・・天使です。」
綾は、酸素マスク越しに少し微笑む。
天使ノキセア(imageディーンフジオカ)「綾、貴女は今、会いたい人は、いますか?」
頷く綾。
天使ノキセア
「では、目を閉じて、ゆっくり深呼吸して・・・・」
綾は天使の言う通りにすると、浅い眠りについた。
ノキセアは、綾の額に自らの額をそっと寄せると、綾の過去を見てしまう。
(回想)
綾「なんで私が、(グループ)卒業なんですか?!」
担当マネージャー
「仕方ないだろ?(。・´_`・。)"本店"の指示なんだからっ!」
詰め寄る上杉綾
綾「私、なにかスキャンダルを起こしましたか?、グループに迷惑をかけましたかっ?!」
うっとおしい顔のマネージャー。
担当マネージャー「総プロデューサーが、本店の子を守る方針をとっちゃったんだから、仕方ないだろ?・・・綾には、新会社に所属してもらう流れをとってるから。」
綾「私、プロデューサーと話を着けます。」
マネージャー「綾、君のその気持ち悪い行動がっ!・・・・ほかの子にも、迷惑なんだよ。」
両膝をつき、泣き出す綾。
綾「あの人、私の事、愛してるって・・・」
綾を置き去りにして、タバコを吸いに出掛けてしまう。
担当マネージャー「あの人って元々、そうゆうひとだっただけだよ。芸能界を、干されるよりましだと思えよ。・・・な?」
泣き崩れる綾の背後をそっと抱き締める、天使ノキセア。
ふと気が付くと、綾はソファーに横たわっていたことに気付く。
天使ノキセアは、何か調理を始めていた。
綾「あ、あの~。(うーわ、誰かいるっ!)・・・・」
天使は なれない手つきで、フライパンを振るう。
ノキセアは「綾、卵料理は・・・好きですか?」
綾「え、まぁ・・・(キモい・・・)」
ノキセアは、モヤシとひき肉が入った、出来立てのオムレツを、皿に盛り付けるが・・・
綾「えー?なにこれ?」
ノキセア「私の記憶が確かなら、オムレツは、二十代の女子が好む料理と聞いたんですが・・・」
綾「んもぉ、いつの話よ!・・・てゆうか、盛り付けが下手すぎっ!(笑)
」
綾の心からの笑顔に、ホッとする天使。
綾「ところであなたはは、どうして此処に居るの?」
(つづく)