空想携帯小説家作品集ht2355(20120708)'s blog

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(オリジナル小説)tokyo-angel ~アイドル×天使の物語~

※ご注意
作者は仏教徒であり、作品はフィクションです。また、imageとして、実名を借りますが、一個人の思想等、一切関係有りません。

1話
鳴り響く救急車のサイレン、焦りぎみに無線を送信する隊員。

救急隊員「・・・二十代女性、薬物の多量接種による、意識混濁状態・・・・」

なかには救命処置を受ける女性が、意識が薄れるなかにあった。

上杉 綾(image中嶋理乃fromサンミュージック
「(わたし・・・死ぬの・・・?)」

黒いコートの男が、綾を覗き込む。

黒いコートの男(imageディーンフジオカ)
「では、話を聴きます。・・・君は、人生の中で、何をしたかったのですか?・・・」

綾「私は・・・

ただ・・・

ひとりぼっちが、
いやだったの・・・

だれか、

誰かが、
(何時も)そばにいてくれる・・・・

それだけで良かったの・・・

それだけで・・・・」

黒いコートの男は、懐から、懐中時計を取りだして何かを測っている。

綾「名前・・・・」

男「?」

綾「あなたの・・・なま、え・・・・」

男「私の名は、ノキセア・・・・天使です。」

綾は、酸素マスク越しに少し微笑む。

天使ノキセア(imageディーンフジオカ)「綾、貴女は今、会いたい人は、いますか?」

頷く綾。

天使ノキセア
「では、目を閉じて、ゆっくり深呼吸して・・・・」

綾は天使の言う通りにすると、浅い眠りについた。

ノキセアは、綾の額に自らの額をそっと寄せると、綾の過去を見てしまう。

(回想)
綾「なんで私が、(グループ)卒業なんですか?!」

担当マネージャー
「仕方ないだろ?(。・´_`・。)"本店"の指示なんだからっ!」

詰め寄る上杉綾

綾「私、なにかスキャンダルを起こしましたか?、グループに迷惑をかけましたかっ?!」

うっとおしい顔のマネージャー。

担当マネージャー「総プロデューサーが、本店の子を守る方針をとっちゃったんだから、仕方ないだろ?・・・綾には、新会社に所属してもらう流れをとってるから。」

綾「私、プロデューサーと話を着けます。」

マネージャー「綾、君のその気持ち悪い行動がっ!・・・・ほかの子にも、迷惑なんだよ。」

両膝をつき、泣き出す綾。

綾「あの人、私の事、愛してるって・・・」

綾を置き去りにして、タバコを吸いに出掛けてしまう。

担当マネージャー「あの人って元々、そうゆうひとだっただけだよ。芸能界を、干されるよりましだと思えよ。・・・な?」

泣き崩れる綾の背後をそっと抱き締める、天使ノキセア。

ふと気が付くと、綾はソファーに横たわっていたことに気付く。

天使ノキセアは、何か調理を始めていた。

綾「あ、あの~。(うーわ、誰かいるっ!)・・・・」

天使は なれない手つきで、フライパンを振るう。

ノキセアは「綾、卵料理は・・・好きですか?」

綾「え、まぁ・・・(キモい・・・)」

ノキセアは、モヤシとひき肉が入った、出来立てのオムレツを、皿に盛り付けるが・・・

綾「えー?なにこれ?」

ノキセア「私の記憶が確かなら、オムレツは、二十代の女子が好む料理と聞いたんですが・・・」

綾「んもぉ、いつの話よ!・・・てゆうか、盛り付けが下手すぎっ!(笑)

綾の心からの笑顔に、ホッとする天使。

綾「ところであなたはは、どうして此処に居るの?」

(つづく)