空想携帯小説家(20120708)'s blog9875321

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

tokyo-angle ②アイドル×天使の物語

2話
上杉綾の背後にある、鏡が歪んでいる。

天使ノキセア(imageディーンフジオカ)
「綾、・・・君の背後にある鏡は、いつ頃から有りますか?」

綾は、ノキセアの作ったオムレツを頬張りながら答える。

上杉綾(image中嶋理乃fromサンミュージック
「ん?・・・この鏡は、この部屋を借りた日からあったよ。」

ノキセア「・・・」

綾「この鏡は、変わってて、晴天で曇るし、人が入ると、歪んで映るの。」

綾と向き合う食卓から立ち上がり、背後の鏡に近付くノキセア。

綾「あ、あのっ・・・・」

鏡がノキセアの前に立つと、頭の中を鷲ずかみされるような痛みに苛まれる綾。

ノキセア「綾を苦しめた、元凶?・・・」

綾「なっ、なんなの・・・」

鏡が綾の身体を使い、脅しを仕掛ける。

鏡「コイツハ私のもの・・・手出しをするな。」

鏡は、綾の握ったホークを喉元に突き付けている。

ポーラ・コール I don't want to wait http://www.youtube.com/watch?v=SNSebHwlJ_s&sns=em

ノキセア
「人間の体を奪い、心を腐らせ・・・捕食・・・ですか?」

鏡「ナニガワルイ?」

ノキセア「綾は、私が護る。」

鏡「得たいの知れぬものが!(笑)」

ノキセア「それは、お互い様でしょ。」

白目をむき出し、奇声を上げだした、綾の体を乗っ取った鏡が
、テーブルを蹴りあげ暴れだす。

鏡(綾)「くすりぃーっ‼・・・くすりぃちょうだーい‼」

部屋の中で薬を探す綾。

ノキセア「やめなさい!・・・そんな物で君の不安は取り除けないぞ‼」

綾(鏡)「うるさーいっ‼」

薬の小瓶を見つけ、イッキのみすると、高笑いが止まらなくなる綾

半狂乱の綾を、強くハグするノキセア。

天使ノキセア
「大丈夫だ、綾。・・・私が側に居る・・・。君を必ず護る!。・・・」

綾(鏡)「ヤッテミロ・・・・」

翼を広げたノキセアの背中に、再び高笑いしながら、何度もホークを突き刺す、体を乗っ取られた綾。

痛みに耐えながら、ハグする腕を緩めない天使ノキセアだが、羽がポロポロと抜けてゆく。

綾(鏡)「きゃーははははは」

鏡を睨み付けるノキセア

鏡「コイツハワタシノモノ(笑)・・・」

ドアブザーと、ドアを激しく叩く音がする。

ドアを開けて入ってきた、担当マネージャーと、綾の友人。

担当マネージャー「あんた、こんなところで何してるんだ⁉」

綾の友人「いやだ、ストーカー?」

ノキセア「・・・」

上杉綾は、白目をむき出し、その場でへたりこんで、口から泡を吹いている。

担当マネージャー「お前・・・綾にドラッグを飲ませたのか?」

マネージャーの背後で、まずいと言う顔をする、綾の友人。

ノキセア「・・・?」

ノキセアは、その表情を見逃さなかった。

ノキセア「彼女に、これ以上・・・薬を飲ますな。今は快楽を得つづけても、
次第に、人間の脳を萎縮し・・・文章を組み立てることすら、出来なくなるぞ・・・」

担当マネージャー「ど、どうゆうことだ?」

綾の友人「・・・・」

足の踏み場がなくなった、綾の部屋を少しかたづけ、立ち去る前に一言発した。

ノキセア「綾を、うだつの上がらない子に、もどさないでくれ・・・」

綾の部屋を、玄関から立ち去るノキセア。

担当マネージャー「な、なんなんだあの男?・・・お、おい?警察に連絡したのか?」

綾の友人「あ、・・・忘れた。」

ノキセアは、綾のマンションの見える屋上にたどり着き、体を丸めて、夜を明かす事にした。

(つづく)