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空想携帯小説家(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

(不定期更新小説)空間爆撃機イグドラシル

2話
「手渡されたもの」

(冥府)

善鬼「閻魔大王さま?・・・・今度は時の神にケンカを売るんでっか?」

閻魔大王「少しずつ早まる、この時間のズレを、このまま放置すれば、やがては空間のズレを生じ、人心の乱れがますます複雑多様化する。」

(女性の頭上を、二羽のカラスが舞っている。)

善鬼「とゆうことは、自然と地獄に墜ちる者が増えて・・・・」

閻魔大王
「・・・さすれば善鬼よ。夏休みも冬休みも、有給も無く働くか?・・・・趣味の執筆も、出来なくなるが、それで良いか?(笑)」

(女性の両肩に、小さく目付きの悪いカラスがとまる。)

善鬼「それはちょっと、困りますわ。」

(中途半端な奇声を上げる女性)

女性「あっ‼・・・あのぅ・・・・わわ、私の方にカラスがぁ・・・(めっちゃ睨んでてぇ~)」

善鬼「あ、動いたらあかんよ。儀式の最中やから、目ぇ合わしたら、くりぬかれんで。」

女性「(ToT) そっ、そんなぁぁ~。(いきなり何の儀式なのぉ~)」

(みじろき1つ出来ずに、直立不動な女性)

閻魔大王「天使に成れるチャンスだ。一先ず、じっとしておれ。(笑)」

(女性の両肩にとまっていたカラスは、溶けるように形を変え、鋭利で深黒の翼に変わった。)

女性「あのぅ。カラスが、私に・・・・、同化して、翼が生えちゃったんですけど、これって・・・・」

閻魔大王「今日からお前は、天使・MELL/メルと、名乗るがよい。(笑)」

(容姿について、質問を始めるMELL。)

MELL「あの、天使って、言われても、黒すぎませぇん?この羽根。」

善鬼「知らんがな。」

MELL「頭の上のわっかもないし。ふあふあの、白いドレスじゃないし、肩重いし。」

(呆れる、善鬼と閻魔大王。)

善鬼「おたく、マニュアル脳すぎやで。(笑)」

閻魔大王「貴様の翼の色は、貴様の重ねてきた罪の重さと、数を顕している。」

MELL「私の、罪。」

(深刻そうに、何かを考え込むMELL

閻魔大王「罪名を知りたければ、私
は構わんが・・・死を認めるか?」

善鬼「そんなことをしたら、MELLさん帰れなくなってしまいますよぉ。」

閻魔大王「前に進むか?立ち止まるかは、君が選ぶんだ。」

(バトン渡しのように、筒を渡された、MELL。)

MELL「・・・はいっ?」

閻魔大王「私が趣味で書いていた、空間爆撃機の、設計図だ。」

(つづく)
作品イメージ曲
スピッツ / 正夢