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空想携帯小説家(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

サウンドラブレターシリーズ「KNOCKIN' ON YOUR DOOR (L⇔R追悼小説)」

scene2「夫思いとコイントスな人生感?(^^; 」

(翌朝、有希子と一夫のマンション)

有希子「脳腫瘍ぉ?、うそぉ・・・」

前谷一夫「マジマジ(笑)・・・」

(向かい合い座る、キッチンのテーブルで伏せる有希子。)

有希子「マジマジじゃないよぉ~っ‼ うわ~ん‼(T◇T)」

一夫「ごめん。ほんとは昨日の夜、話すつもりだったけど、ゆっこ寝てたし。」

(半泣きの有希子は、思い出したように、スマホを取り出し、何処かに連絡し出した。)

一夫「(・・;)ちょちょちょ、どこ電話してんの?」

有希子「パパに頼んで、かずちゃんのバチスタチームを編成してもらうのぉっ!」

一夫「い、いーよ、其処までしなくてもぉ‼」

有希子「でもぉっ‼(ToT)」

一夫「腫瘍は、脳髄の奥に複数有って、一回の手術じゃ収まらないし、成功しても、言語傷害や記憶傷害は避けられない。」

有希子「だって、出逢って一年だよっ‼なんで、なんでぇ~っ‼」

一夫「(-ω- ?)宿命っ?・・・てゆうか運命?(笑)」

有希子「かずちゃんは、なんでヘラヘラ出来んのっ?可笑しくない?・・・自分の事だよっ‼(怒)」

一夫「・・・だよねっ(笑)」

有希子「(入院する前提)で、会社は有給休暇とか使うんだよねっ?」

一夫「うぅん、これから決めるよ!(笑)」

有希子「はぁっ?(怒)」

(何処かから拾ってきたコインを取り出し、指先で上に弾いた。)

一夫「表が出たら、会社に行きながら、有希子の親父さんの病院に行くよ。」

有希子「裏が出たらあ?」

(左手のこうに、コインが落ち、瞬時に手を隠す一夫)

一夫「僕がやりたかったことを、残り三ヶ月で叶えるんだ。(笑)」

(そっと、左手のこうにそえた手を離す一夫)

前谷一夫「よっしゃ!出ました!」

有希子「裏・・・・?」

(嗚咽を押さえる有希子をハグする一夫。)

一夫「泣いていいよ。・・・僕なんかのためで良かったら。」

有希子「泣かないっ‼」

一夫「へ?」

有希子「マンションのローン、まだ10年以上あるんだからっ‼」

一夫「それは、有希子の親父さんに・・・たのんでほしい・・・と?」

有希子「ゆるさない~っ‼、絶対勝手にくたばったら、許さないからっ!」

一夫:言葉遣いは、凄く荒削りだけど、ゆっこの悲壮感は、間違いなく僕の心に突き刺さった。

(つづく)