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空想携帯小説家(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

サウンドラブレターシリーズ「KNOCKIN' ON YOUR DOOR (L⇔R追悼小説)」

scene6「相談処 前谷」

(前谷一夫は、時々襲ってくる、破滅的な痛みに耐えながら、残りの日々を、妻の有希子と乗り越えて行く。)

有希子(imageローラ)
「かずちゃん、お客さん来ないねぇ(笑)」

一夫「実はこれも、君の計算づくだろ?ゆっこ?」

(急に いやらしい笑顔の有希子)

有希子「ムヒッ☆あったり前じゃんっ!・・・身動きしないで、お客がくるかーいっ!(笑)」

(早速キッチンのテーブルに、向かい合わせに着席して、対策会議する二人。)

一夫「あのぅ。」

有希子「なーに?(笑)りんごすりすりして、ヨーグルトにぶっかける?」

一夫「・・一々、対策会議と称してキッチンに来るの、止めない?(笑)」

有希子「気分転換は大事だゾッ!(笑)・・・だって かずちゃん、張り積めると表情が怖すぎぃ~(笑)、笑って!笑って!」

(一夫の両頬を摘まんで、痛いと言うまで、左右に優しく引っ張る有希子)

一夫「イタタタ。・・そう言えば、ここんところ、ちゃんと笑って無かったかな?」

有希子「でしょっ?、だめだぞっ。不細工な中年ほど笑顔を忘れんな。(笑)」

(有希子のしおらしい発言に、鼻で笑う一夫。)

一夫「あ、所で、ここの宣伝だけど、どうする?・・・チラシとか作る?」

有希子「じゃーんっ!(笑)」

(有希子が見せたのは、相談処 前谷のチラシだ。)

一夫「ゆっこすげぇな、【さすが てが早い。】(笑)」

有希子「( ̄ヘ ̄メ)むっ‼(かっちーんっ!)」

(【てが早い】の使い方が気に入らなかったのか、急にむくれる有希子)

一夫「どした?」

有希子「あたし、そんなに尻、かるくなーいっ!」

一夫「ん?ん?ん?・・・な、なにいってんの?(笑)」

有希子「だーかぁらぁ~💦、あたし、そんなに軽くないよぉ!(怒)・・・謝れっ!」

一夫「えっ?・・・なにいっちゃってんだか、わかんないんですけど・・・」

スマホを取り出して、どこかに連絡をしようとする有希子)

有希子「ママに言い付けて、海に沈めて貰うっ!」

一夫「ちょ、ちょっとま、まってって!」

(一夫の脳裏に、有希子ママの股ドンが甦り、机に両手をつきあやまる。)

一夫「す、すみませんでしたっ!(って、何でやねん⁉)」

有希子「んっ。よきにはからえ~(笑)」

一夫「はぁ。(なにがなんだか・・・)」

(機嫌を直した有希子は、玄関のクローゼットから、何やら持ってくる。)

有希子「これ。覚えてるかなぁ?(笑)」

一夫「アコギ?」

有希子「一夫が、初めてのデートでつかったやつぅ(笑)」

一夫「まさか、これで?(客寄せ?)」

有希子「そだよー、私はテッシュをくばるけどぉー(笑)」

(早速駅前で、演奏をしながら、相談処 前谷のアピールをする事を決める一夫。)

前谷一夫「さて、駅前には来たものの、何を引けば良いんだろう・・・」

(へたりこんでるところに、軽ワゴン車が、一夫の目の前を横切る。)

有希子「あ、バックしてきた!・・・・すみませーん、ロータリー内は、駐停車禁止だよ~(笑)」

(バックしてきた軽ワゴン車のサイドウインドーが開く。)

男「あれ?・・・兄貴病院じゃねーの?」

有希子「あーっ、こーちゃんっ!」

一夫「公太?」

(づつく)