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空想携帯小説家(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

(不定期更新小説)空間爆撃機イグドラシル

4話
「同じ傷(こころざし)をもつもの」

モノリスに触れ、天使・MELLが、たどり着いた場所は、太平洋戦争の日本。)

MELL「やったーっ‼(笑) 帰って・・・・あ、あれ?」

(街中で闊歩する人々の姿に戸惑うMELL

MELL「たしかぁ、ハロウィーンは、おわっ・・・てるよね?ってゆうか、なんで似たような服?・・・んで、なにっ?あの垂れ幕っ、一億玉砕って・・・パチンコかよ。(笑)」

(ジーパンに白ワイシャツ、背中に黒い羽根がある女性が座り込む街角は、当然のざわめきが起きた。)

憲兵「貴様ぁっ‼ 公衆の面前で、何をしとるかぁっ!」

MELL「え‼・・・やだ、こっちくるぅ‼」

(走り迫る憲兵たちに、立ち上がろうとした瞬間、何者かに手を捕まれ引っ張られるように走り出すMELL

MELL「やっ!、え?、なになになにっ!」

青年「いいから黙って走れ‼」

(町外れの高架橋の下に走りつく二人。)

中年男性「ようこそ、日本革命へ。」

MELL「え?、閻魔大王?」

東條英機閻魔大王/image中井貴一)「さて、閻魔大王とは、誰の事かな?(笑)」

MELLを引っ張ってきた男が、呼吸を整え、ようやく口を開く)

小島(image小島よしお)
「おいこら、羽根つき‼」

MELL「は、羽根つき?!」

小島「東條さんの依頼で連れてきたけど・・・お前は、なにもんだ?」

MELL「あんたねぇ、いきなりこんな便所臭い高架橋に連れてきて、いきなり初見の女性に聞く言葉なのっ?、はぁ~(ため息)・・・、あんたの親の顔が視てみたいわ(笑)」

東條英機
「彼には親はいない。空襲で亡くなった。」

MELL「え?・・・空襲?」

小島「東條さん、わりぃけど、その話に触れねーでくれっかな?(怒)」

東條「すまない。だが、イグドラシルのキャプテンとして、メンバーの特性を知ってもらいたいのだ。」

小島「てゆうか、こいつがキャプテンやんの?・・・・なんで東條さんじゃねーんだよ!・・・それに飛行機乗り経験は?」

MELL「友達と、ファンクラブのイベントで沖縄行ったくらいかなぁ~(笑)」

小島「ふぁ?、ファンクラブ・・・?」

(軽く咳払いする東條英機こと、閻魔大王。)

東條英機閻魔大王)「すまぬ、美空愛善少尉は、暫く海外生活が長くてな、迷惑を掛ける。」

(指を鳴らし、数分間時を止める閻魔大王

MELL「あのっ、【美空 愛善 / みそら あいぜん】って、誰?・・・おまけに私は軍人じゃないし~」

東條英機「君の名だ。まさか、angel nameを使う気か?横文字禁止の時代で?(笑)」

(時を戻す閻魔大王

東條英機「さて、美空愛善どのには、あと6人の仲間を集めて貰おう。」

MELL(美空愛善)
「え゛っまだ居んの?・・・めんどくさっ!(笑)」

東條英機「ああ。空間爆撃機イグドラシルは、飛び立つ為にば原則的゙ に人手がいるんでね。」

(翌朝)

東條英機「美空、上野動物園の慰霊碑に来る、北野と言う少女を日革へ誘うんだ。」

美空愛善(天使MELL
「○○ナンパっすか?(笑)」

MELLの不適な笑いを見て、少々苛立つ東條英機こと、閻魔大王。)

東條英機「ナンパではない。勧誘だ。ニンゲンどもが、下ネタをの賜ってるうちに、得たいの知れぬ物に、世界の全てをねじ曲げられてしまうぞ。」

上野動物園・慰霊碑に、献花をして手を合わす女の子)

美空愛善(MELL
「もしもーし。(笑)」

MELLは日奈子の左肩甲骨へ、指で優しくトントンする。)

北野日奈子(from乃木坂46
「はい。」

(少し涙目のまま、MELLの方に振り向く日奈子)

美空 愛善(MELL)「動物、好きなんだねっ?(笑)」

MELLの笑顔を無視して、一瞬にして不審げな視線で、MELLの出で立ちを見る日奈子。)

MELL「んっ?・・・なんかついてる?(笑)」

北野「この戦時下に、国民服を着てないなんて、あなた非国民ですか?」

美空愛善(MELL)「ぽっからかーん(○。○;)・・・えっ?なんですと?」

(フリーズのMELLにしびれを切らし、走り寄る小島。)

小島「何やってんだよ美空ぁっ❗・・・(軽く咳払い)・・・俺の名は小島一兵。もと帝国海軍、人間魚雷【回天】の特攻兵だ。(笑)」

美空愛善(MELL)「わぁ、私の名前は、美空愛善。・・・いいずらいから、メルでいいよ。(笑)・・・てゆうか、小島さん、海軍の出身じゃあ飛行機乗れないジャーン‼(笑)」

(照れ隠しで、頭をかく小島。)

小島一兵「おっ、おれは・・・特攻兵なのに、死に損ないだ。・・・でも、親兄弟の仇をとるために、イグドラシルにのる事を決めたんだ‼・・・北野くん。」

北野日奈子「はい。」

小島一兵「一緒にイグドラシルに乗り、敵国を殲滅しよう‼」

MELL「人殺しはダメだよ。罪業を積んじゃうから。」

小島「はぁ?・・・てめ、なにいってんだよ。もう、沖縄は敵国に踏み込まれてんだゾッ‼」

(口を挟む東條英機こと、閻魔大王

東條英機閻魔大王image中井貴一。「そうだな。・・・だが君達が倒す相手は敵国じゃない。・・・神だ。」

(言葉をなくす一同。)

北野日奈子「あの、私は・・・神様とは縁遠くて、イグドラシルなんて何がなんだか、わからないのには乗れないし・・・それより、戦争で亡くなった動物たちを、供養したい。」

MELL/美空愛善
「東條さん、なんでこの子を選んだの?」

東條英機閻魔大王「北野くんの父は、零式戦闘機の開発者の一人であり、北野くんは、よく作業を見たり、手伝っていたよね?」

北野日奈子「え?・・・なんで、知ってるんですか?」

東條英機閻魔大王
「君に空間爆撃機イグドラシルのメカニック(保守、整備)を任せたい。お願いできるか?」

北野「でも、私は学徒要員の身ですし・・・・」

東條英機閻魔大王
「この国と、君の3世に関わる話だ。」

MELL/美空愛善
「ごめん、飛行機のこと、なんも解んないけど、てゆうか、私と戦ってくれるっ?・・・てゆうかお願いしますっ‼力を貸して‼」

(涙目のMELLに折れた北野日奈子。)

北野日奈子「私の知識でお役に立てれば、協力します。未来の為に。」

(残りのメンバーを集めるために東奔西走するMELL達)

(浅草・呑み屋街)

コウメ太夫「あちきのよーな兵隊崩れで良ければ、力を貸すざんすぅ~っ」

(ひそひそ話で太夫の身元確認するMELL

MELL/美空愛善「あの・・・もと軍人なのは解るけど、あれは・・・どーみても、オカマでしょ?」

東條英機閻魔大王「彼は紫電改パイロットで、顔や全身にケロイド(火傷)を負っているが、副操縦士として、使いたいのだ。」

MELL「だっから、白塗りメイクなんだね?」

MELLは仲間達とともに、アジトに戻るときに、ある男とすれ違う。

謎の男(image吉田照美
「まだ生きてたんだ(笑)。」

振り向くMELL

立ち止まる謎の男

謎の男「・・・(笑)」

冷笑する謎の男に、みが凍り付くMELL

小島「おい、MELL‼いくぞっ!」

おぼろ気ながら記憶が甦る、MELLの記憶

MELL「あなたは・・・」

MELLの回想)
高校の教室・・・

夕暮れ時・・・・

ホームルーム・・・・

生徒①「あ、吉田がくるよ。」

衣を正し、吉田と言う男を待つ生徒たち。

教師・吉田「はーい、みなさーん、ホームルームを始めまーす。」

テレビとDVDの電源を入れる吉田。

生徒②「また、洗脳授業だよ。」

舌打ちをして、生徒たちを睨み付ける吉田。

教師・吉田「あー、誰かなぁ~、洗脳授業だよって言った子は?・・・・」

沈黙を護る生徒たちに腹をたて、出席簿を教壇にバンバン叩きつけながら、怒鳴り出す吉田。

教師・吉田
「きーみーたーちーはー、薄汚い日本人の末裔なんですよーっ!」

DVDの再生スイッチを入れる吉田。

流れる映像は、目をおおいたくなる物ばかりで、直視した生徒は嗚咽したり泣き出したりしている。

それを嬉しそうに見ている吉田。

MELLだけは、違和感を感じながらも、吉田の言動を正視している。

教師・吉田「君達の先祖たちは、大陸に何度も土足で上がった盗人なんですよー!(笑)」

(回想おわり)
小島の呼び掛けに、気がつくMELLだったが、男の姿はそこにはなかった。

(つづく)