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空想携帯小説家(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

鈴本美愉(欅坂46)✖空想携帯小説家「天使は団地暮らし」イメージ小説

前編 「七回忌の奇跡」

仏壇に、おはぎを供え、正座をして、静かに目を閉じながら合掌する女性。

(お母さんの回想)

お母さん(image松本明子)「・・(娘が亡くなって、もう七年が経つ・・・」

回想#東京駅

お母さん「美愉!・・・忘れ物なあい?」

お母さんに言われて、ガサゴソ、リックの中身を確める美愉。

美愉(鈴本美愉from欅坂46)「えーっと、スマホの充電器に、着替えに・・・ある、よしっ、あるっ!(笑)」

美愉の態度を怪しみ、変顔に近い、あきれ顔になる、お母さん。

お母さん「ほんとにぃ~?(笑)」

美愉もナゼか変顔で答える。

美愉「ダイジョブだよぉ~(笑)」

想わず吹き出す二人に、発車ベルが鳴る。

ドアがしまると、突然、ハンカチで目頭を押さえるお母さん。

美愉は、お母さんの突然の泣き顔に、慌てて閉まったドアに近付く。

美愉「お母さん?!」

ゆっくり走り出す新幹線。

#現実に戻るお母さん。

お母さん「(あのときが、美愉との最後の別れだなんて、知らなかったけど・・・変よね?・・・母親の感かしら?・・なぜか、涙が止まらなかった。)」

#再び回想

美愉は、走り出す新幹線内で、届かぬ思いを叫んだ。

美愉「お母さんっ、大丈夫だから!ちゃんと帰ってくるから!」

2011年3月11日
14時46分

#東北の、とある老人ホームに慰問に来ていた美愉。

美憂は自作の紙芝居を見せていた。

美愉「・・・・以上、栗太郎の大冒険でしたぁ~(笑)」

美愉の紙芝居に拍手する、老人や子供たちに、照れ笑いをする美愉。

美愉「いやぁ~それほどでもぉ(//∇//)~。・・・あ、あれっ?(゜∀。)(地震?!)・・・」

異様に揺れが長く、次第に恐怖に怯える人々。

町の街灯スピーカーに、臨時放送が入る。

『こちらは、防災無線です。・・・』

パニック状態の群衆のなか、放送を必死に聞き取ろうとする美愉。

美愉「大津波・・・警報・・・?」

美愉が海辺側の窓に振り向いた瞬間、窓ガラスから、どす黒い津波が押し寄せた・・・・。

#現実に戻るお母さん。

語りかける眼差しを、仏前の遺影に向ける、お母さん。

お母さん「(美愉が居なくなって、次第にパパともうまくいかなくなっちゃって、去年離婚しちゃった。w・・・ごめんね。)」

一方、美愉は、異世界に堕ちていた。

#地獄の三丁目

男が伏せ寝している美愉に語りかける。

男「おーい、おまいさん、こんなとこで寝ると、冥界いくぞー(笑)」

二日酔いの、目覚めのように気がつく美愉。

美愉「あの・・・ここは?」

男は、美愉が気が付くと、いそいそと、長机とペン、そして、何やら書類を持ってきた。

美愉「あの・・・あなたは?」

男「あ、おれっ?・・・元人間の地獄の使い、ツッチー。よろ~っ(笑)」

地獄の使いと呼ばれる男の握手が、意外な軽さに、少し引いた美愉。

地獄の使いツッチー(image土田晃之
「どしたー?ポカンとして?(笑)・・・まさか、状況を掴めてないとか?」

美愉「あ、はい・・・・」

軽く咳払いを一つして、話を始めるツッチー。

地獄の使いツッチー
「えー、美愉さん。貴女は死んでます。(笑)・・・んで、ここは、地獄の三丁目です。」

キョトン顔の美愉。

美愉「(・_・)あのっ・・・一丁目じゃ、ないんですよね?」

ファイルをパラパラ捲りながら、話を続けるツッチー。

ツッチー「ん~、君は、そんな悪い子じゃないから、一丁目は行かないことになってるよ。よかったねーっ(笑)」

美愉「ハハッ・・・・(乾いた(笑))」

ツッチー「んだよ、おもしろくねーなーっ!(笑)」

ふと、長机の書類に視線を落とす美愉。

美愉「契約書?・・・ハハッ・・・なにこれ?(笑)」

ツッチー「なにってぇ・・・契約書ですが、何か?」

まるで今から辱しめを受けるような、引きのポーズを取る美愉。

美愉「あっ・・・愛人けーやくぅっ!?」yametee

美愉のボケにすかさず突っ込むツッチー。

地獄の使いツッチー
「しねーわっ!、小娘相手に(笑)・・・まずは死後裁判の前に、地獄の三丁目で、働きますって契約だ。」

美愉「あのっ。書く前に、お願いがあります。」

ツッチー「ん?・・・言ってみ。(笑)」

美愉「お母さんに会わせてください。」

ツッチー「ダメっ。」

素っ気ない地獄の使いに、土下座をする美愉。

美愉「おねがいします。」

ツッチー「だってさぁ、栗太郎。おまいさん、肉体はすでに現世には無いんだぜっ?」

美愉「栗っ・・・太郎?」

ツッチー「あー、なんかさぁ、年甲斐もなく、美愉さんなんて、恥ずかしくて呼べないしぃっ・・・粟太郎のほうが呼びやすいんじゃないかって(笑)」

突っ込み返しする美愉。

美愉「粟じゃなくてっ、栗です。くーりっ!😅」

美愉の突っ込みをスルーして、何処かに電話するツッチー

地獄の使いツッチー📱
「あー、もしもしぃ・・・いつもお世話になってます、地獄の三丁目の土田ですぅ。」

美愉「(・_・;)どこに、電話・・・?てゆうか、私の事・・・」

ツッチー「えー、また一人・・・天使契約を、結ばせたい奴がいましてぇ~、・・・はい。」

美愉「こんなとこで使えるケータイキャリアって・・・?」

通話を終えるツッチー。

ツッチー(image土田晃之)「お、栗太郎。地上に行けるぞ。(笑)」

美愉「え、マジ⁉」

ツッチー「その代わり、条件があんだけど。」

美愉「・・・・」

ツッチー「七回忌から数えて三日後までに、帰ってくる事。」

美愉「あのっ・・・どこに?」

ツッチー「こーこっ!(笑)」

ヤタガラスが、何かが入った巾着袋をもってきた。

ツッチー「よーし、よしよし(笑)」

巾着袋を開けた瞬間、目映い光に、美愉は数分、視界を奪われた。

ツッチー「よーし、栗太郎、行ってきな(笑)。」

美愉「え?・・・いいんですか?契約書にサインは・・・?」

ツッチー「ほーら、早く行けぇ~(笑)地獄の門が閉じる前に・・・」

月から梯子で地上に登りついた美愉だったが、閉門する前に、何者かに突き飛ばされた。

ツッチー「あの子顔、おもしろい(笑)・・・」

美愉は、住宅街の一般道のマンホールから、顔を出す。

美愉「なんか、扱いが煩雑すぎ(笑)。」

てくてく街中を歩く美愉。だが通りすぎてく人々は、美愉を無視していく。

美愉「あれっ、みんな私に・・・気づくわけないか?、なんか不思議。(笑)」

緑の美しい木々のなかに建つ、少々古びた数棟の団地が見えてきた・・・。

お母さんは、夕食の準備に台所に立ち、調理を始めだした。

呼び鈴が鳴る。

お母さん「あら、誰かしら?・・・何かの支払いかしら?」

ドアを開けると、亡き娘が照れくさそうに立っていた。

美愉「た、ただいまぁ・・・(///ω///)♪」

お母さん「み、みゆ!・・・」

(後編に続く)