second Love Letter
大天使サーべ
「クロノスインフィディア様から、寵愛を受けていて、なんでその立場を棄てるんだよ!。」
天使ネル「私には私の、正義があるんです!」
サーべ「バカ言うな! セシル見たいに、時の彼方へ飛ばされちまうぞ!・・・どうしても・・・どうしても逆らうなら、俺は・・・ネル。・・・お前を、伐つ‼。」
警察の狙撃手が、発砲した弾は、サーべの左ほほを掠め・・・・
大天使サーべ「何時までも、ぬるま湯に浸ってろや!人間(生ゴミ)ども‼(怒)」
一瞬飛び上がったかと思ったら、
サーべを狙撃した警察官の首を、
平手打ちで、落とした。
そのとたん一斉に、
機動隊や狙撃手の発砲が始まり、天使たちと人間の攻防が始まった。
警察官達は、天使たちに銃口を向け発砲するが、死ぬことはない。
白銀の鎧を纏う天使①(声image・藤原紀香)
「おーほほほ・・・愚か愚か(笑)・・・」
白銀の鎧を纏う天使②(声image山口 智充)
「ざんねんだったな?・・・君たちの知恵は、元々は、我々が植え込んだものだから、そんな物で、死ぬことはない。」
ネルと、雄一の前で繰り広げられる、天使が人間を虐殺する光景。
雄一の意識が、徐々に戻りだす。
雄一「ネル‼・・・この戦いを、今すぐ止めさせてくれ‼」
ネル「雄一!・・・私たちだけでも、逃げよう! 」
首を縦に振らない雄一。
雄一「僕らの出逢いは、無駄なんかない。・・・だってまた、君に会えたんだから・・・」
ネル「雄一?・・・何をいってるの?」
争う天使と、人間たちの中へ飛び込む雄一。
ネル「止めなきゃ!・・・雄一がっ‼」
天使をおさえ、説得をする雄一。
雄一「やめろ‼・・・天使と人間が争ってどうなる‼」
白銀の鎧を纏う天使②
「愚かなる、人の子よ。我々は君達に、散々警告を発したはずだ。」
雄一「警告?」
白銀の鎧を纏う天使②
「その、思い上がりだ。・・・労りの心を忘れ、我欲に溺れ、己の不都合を他の存在に激しくぶつける、その愚かさ。」
天使が、雄一の背後から足払いをして、アスファルトに叩きつけた。
白銀の鎧を纏う天使①「耐えに忍ばぬわ!、ほーほほほ(笑)・・・」
ネルの前に立ちふさがる大天使。
ネル「どいて!雄一を護らなきゃ!」
背後から、大鎌を引き出す大天使サーべ。
と同時に、左手の機械化義手の銃口を向けるネル。
ネル「支配したいなら、私を倒して‼」
機械化義手「イデオロギーゲージ、40%・・・」
サーべ「オリファルコンが、ネルを選んだか?(笑)」
倒れた雄一の頭上に、天使の刃が、振り落とされる瞬間、
ネル「雄一っ!」
ネルの左手機械化義手から、光の柱が突き出る。
建物を貫き、光に押し消される天使や、人間たち。
サーべは、間一髪で雄一をさらった。
サーべを追うように飛び立つネル。
ネル「雄一を帰して‼」
サーべ「ならば、クロノスインフィディア様に従え‼、絶対忠誠を誓えっ‼」
ネル「私は、イヤです!」
都心の空で、サーべを追撃するネル。
サーべ「ネル‼・・・しつこい女は嫌われるぞ‼(笑)・・・
おまけにこっちは、人質をつれ回している事を、忘れんなっ‼」
雄一は先程から、恐怖のあまり、バタバタと、サーべの手を離そうと暴れている。
サーべ「おい、お前‼・・・こっから落ちたら、頭パッカーンだぞっ!(笑)」
雄一「い、いいよっ!・・・僕が今、ネルの足手まといなら、死んだ方がましさっ!」
ネル「雄一!」
サーべ「お前は高所と言う現実から、ネルを言い訳にして、死を選ぼうとしてるだけだ‼・・・卑怯者め‼(笑)」
雄一「あぁ、そうだっ!・・・僕は卑怯者さっ!・・・君達みたいに空も飛べないし、相手の心だって読めない。・・・・でも、そんな僕だって、護りたい存在はあるんだ‼」
大天使サーべと雄一の前に、硝子張りのビルが近付く。
左手機械化義手
「イデオ・ゲージ60%!」
大天使サーべの背中に、機械化義手の銃口を向けたネル。
ネル「お願いっ!逃げ遅れた人間と、雄一には当てないで!」
サーべと雄一の前に、強化硝子が迫る。
サーべ「うわっ!、ま、間に合わねぇっ!」
雄一「ネルぅっ!」
放たれた機械化義手(イデオ・ガン)の何万の光線が、落下するサーべと雄一を包み込むように地上に降ろした。
ようやくのため息をつく間もなく、
ネルの背後に建つ、国会議事堂が、音をたてて崩れだし、
次に原子炉に似た姿に、数万の計器を付けた、巨大な羅針盤が、地上にせりあがった。
姿なき大天使
クロノス・インフィディア「カシエル、ノキセア・・・そして、ネル。・・・そこまでして、人間を護る理由は、なんだ?」
地上に着地して、左手の機械化義手の銃口を、姿なき大天使に向けるネル。
天使ネル「たしかに人間は、無責任で、弱いものいじめが大好きで、強欲な人ばっかりだけど、・・・
私は、この世界を護りたいっ!・・・
雄一のいるこの世界を、護りたいのっ!」
ため息をつく、姿なき大天使。
クロノスインフィディア
「おぉ・・・実に愚かなる選択だ・・・。ネル。」
機械化義手「イデオゲージ、リ・フルチャージまで・・・3分」
ネル「貴方が元々、時の神様だったかどうか、私は知らない。・・・でも今、・・・私の前にいるあなたは・・・・」
上空からは、ネルを捕らえに来た天使の援軍が迫り、
ネル「貴方は・・・・」
ネルの背後には、
大天使と、雄一を捕らえた自衛隊が、ジリジリと迫っている。
ネル「絶対倒す‼」
不敵に笑う、姿なき大天使。
クロノスインフィディア「完全体の我に、敵うもの、なし。三世永遠の命を纏う我に、死角・・・なし。・・・・」
何かがゴボゴボと、クロノスインフィディアの炉心で沸いている。
ネル「な、なんだろう・・・この音?」
機械化義手がナビゲーションガイダンスを開始した。
機械化義手「前方、擬人溶融炉、インフィディアシステム・・・破壊します。」
ネル「ちょっと待って‼」
機械化義手の銃口が、今度は勝手に、クロノスインフィディアへ向いている。
クロノスインフィディア「天使も、人間も・・・・すべて無に帰する時が来た。・・・・」
機械化義手「ターゲットスコープ、オープン。」
機械化義手のアラートが、速度をあげて行く。
呼吸が荒くなるネル。
ネル「このままじゃ、みんな死んじゃう‼」
陸上自衛隊の戦車が、クロノスインフィディアへ向け、一斉砲撃するも、直前で、幾千の砲弾が無効化してしまう。
機械化義手「イデオゲージ、100パーセント、オールクリア。」
機械化義手からせりでた、スコープを覗くと、クロノスインフィディアの上部に、指し示すような赤い点が映る。
ネル「ここを、狙えってこと?」
クロノスインフィディアから、
沸騰したやかんのように、何か液体が時折吹き出し始めた。
陸自は、大天使と雄一を拘束したまま置き去りにして、後ろに下がりだし、
ネルを捕らえに来た天使達は、次々、地上に降り立つ。
躊躇うネルに、雄一が・・・
雄一「ネル。自分を信じるんだ。・・・結果は後からついてくる。」
ネル「でもぉ・・・」
雄一「何もやらないで後悔するより、やったあと、君の選択が正しかったのかどうか、考えればいい。・・・信じてる。またキミに、逢えることを。」
クロノスインフィディアの前に横並びした、名も知れぬ、大天使たちが、一斉に抜刀し、ネルに走りよってきた。
ネルは、無理矢理左手を一旦下ろし、空を見上げ、ゆっくりと複式で深呼吸した。
サーべ「ネルっ!今だっ‼」
ネル「うわぁぁぁぁぁあーっ!(;◇;) 」
機械化義手より発した、熱線が、クロノスインフィディアに直撃して、瞬時に大爆発を起こした。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
・・
・
ドライアイスのような煙が、足元に漂い、
寝返りをうつように、上を見上げれば、
星なのか、細やかなLEDなのか、わからない輝きのある、闇が広がる・・・
静かに起き上がると、流れる煙の隙間から、夜の町並みが見える。
・・・もう、こんな時間なんだ。・・・
天使ノア(image井口 眞緒fromけやき坂46)
「せんぱい、こんなとこで寝てたら、風邪引きますよぉ~(笑)」
ふと、左腕を触るネルは
、あの嫌なゴツゴツ感がない事に気がつき、安堵の笑顔を浮かべる。
ノア「なんかー、今日のせんぱい、気持ち悪いですぅ(笑)」
ネル「え?そぉ・・・ところで、人間たちはどお?(笑)」
ネル「・・・ま、いいかぁ(笑)」
手紙を書き始めるネル。
「拝啓
雄一さん。お元気ですか?
貴方は忘れちゃったかも知れないけど、
これは、あなたに送る、セカンドラブレターです。
雄一さん、いつか約束した、
画家を目指す夢、忘れてませんか?
あ、それより・・・・
彼女とか、出来たのかなぁ~(笑)
イケメンだけど内気で、人見知りな雄一さん。
今度・・・
また、逢いたいです。」
second Love Letter ~片腕のない天使~ 長濱ねる(欅坂46)✖空想携帯小説家 イメージ小説
(おわり。)
※この作品は妄想フィクションであり、事実とは異なります。