空想携帯小説家作品集ht2355(20120708)'s blog

空想携帯小説家の作品を公開しています。

①ここにも、天使は居る。#image原案:NMB48

第1話 どないすんねん⁉

渋谷駅。よれよれのスーツを着た中年男性が、ぼおっと、山手線の進入方向を見ている。

一方、神と天使長(センター)無き天上界に、関西支部の天使が、今後の、運営対策会議に来ていた。

さや姉(image山本彩fromNMB48)「はぁーっ?、何が一体、どないなってんねん?・・・メルが天使長(センター)やらへんのやら、
どないすんねん?これから・・・
てゆうかメルは、今どこおんねん?」

関西天使・ふぅちゃん(image矢倉楓子 fromNMB48)「さや姉、さっきから、なにイラついてん?」

さや姉「は?、別にイラついてないよ。」

ふうちゃん「うーそやっ!(笑)。

みるきーさんや、
他の子が、
人間になってから、
さや姉の、イラつきが半端ないやん。

・・・まさか、更年期⁉(笑)」

さや姉「ほっとけ。だれが、こー年期やねん!(笑)」

#地上監視部

後輩天使たちが、さや姉達の姿を見つけ、頭を下げて行く。

さや姉「ちぃーすっ!、ちーすっ!・・・あ、おつかれぇーっ!(笑)」

ちょっと小太りの天使に、質問するふぅちゃん。

ふぅちゃん「あのっ、ちょっと聞きたいんやけど、最近の東京の天使って、もう双眼鏡つかってへんの?」

天使(image六角精児)「あ、はいっ・・・、関東本部では、テレビモニターを、数年前から設置するようになりまして・・・・」

呆れ顔のさや姉。

さや姉「なぁんや、おおちゃくになったもんやなぁ~(笑)(これだから東京もんは・・・)・・・あ?・・・あ゛ぁっ⁉」

なにかを見つけ、
突然声をあげ、うごかなくなるさや姉。

ふうちゃん「へ?・・・どないしたん⁉」

さや姉「ちょっと、地上(した)行ってくるわ‼」

ふうちゃん「えっ⁉・・・ちょっとまってぇっ!・・・なんでなん?いきなし‼」

#渋谷駅

中年男性「もう、いいや・・・」

目を閉じ、進入してくる山手線のタイミングを見て、身を投げる男。

さや姉「くぅおらぁっ!」

飛び込もうとする、男のYシャツの、襟後ろをむんずと掴み
一気にホームに引っ張るさや姉。

男は尻餅をつき、後頭部を打つ

中年男性「痛ッ!頼むっ、死なせてくれっ!」

腕を組み、ドS構えするさや姉。

さや姉「は?、別におっさん死ぬのは、ジャストなうで、かまへんけどなっ!」

さや姉が指を鳴らすと、背後に多面体モニターが現れて・・・

さや姉「あんたが勝手に死んだら、こんなに他人(ひとさま)に迷惑掛けんねん。解るかぁ?」

面接に遅れたために、採用を断られた青年。

仲直りデートに遅れた為にフラれた女性。

危篤に近い母親の見舞いに行くはずだった夫人が、間に合わず、その場ですすり泣き出す。

男性「わ、私には関係ないっ!」

さや姉は呆れながらも、男に相槌をうつ。

さや姉「うんうん、おっちゃんも、転職ばっかしてんねんやろ?(笑)・・・上司も、似たよなアホばーかっで、しんどかってんやろ?(笑)」

自殺しかけた男
「な、なんで解るんですか?」

駅員が二人に近付く。

駅員A「お客様!お怪我は有りませんか?」

駅員B「けっ!・・・警察呼びましょうか?・・・ち、痴漢・・・されたたんですよねっ!(笑)」

さや姉「うちが、男の人、痴漢するとおもん?(`´) 」Donaiyanen!

駅員B「は、はい。昨今は、性癖が多様化して・・・ますからぁ(笑)」

死にかけた男より、さや姉をなめ回すように見る、駅員に違和感を出すさや姉。

さや姉「うーわっ!、なんか、そっちのおっさん、キモっ!。」cothi minnaya!

取り残される死にかけた男。

死にかけた男「あ、あの・・・私の件は?」

さや姉が、男の問い掛けに答えようとしたその時、ティアドロップ型の携帯が鳴る。

さや姉📲「はい。どないしたん?」

ふぅちゃん📲
「もー、さや姉ぇ・・・会議始まるってぇ~。早よぉ戻ってぇ。」

さや姉📲「ん。わかった。今もどるぅ。」

突然、さや姉の左足にすがり付く、死にかけた男。

さや姉「えっ?・・・えっ?、なになに?」

死にかけた男「ちょっと待って下さいよぉ~。」

さや姉「は?・・・うち、これから会議やから。」

死にかけた男「そんなこと言わないで、私の話を、聞いてくださいっ!」

ふぅちゃん📲「もしもし、さや姉?きいてる?」

さや姉、想わず頭抱えて絶叫

さや姉「もーっ、どないすんねんっ!」

(つづく)