第5話
だあほっ‼
女性編集長「ごめんなさいね?、ここ・・・お見合い紹介所じゃないの。」
思わず、恥ずかしそうにうつ向くさや姉。
関西天使・さや姉(image山本彩fromNMB48)
「そ、そやね(笑)・・・(あかん。、うちとしたことが、思わず口滑らせて、"あたし天使ですぅ"・・・て、言いそうやった。)」
さっきの、天使とのやり取りが、無かったかように、本来の話をする男。
死にかけた男
「あ、それより、私の作品を見て頂きたくて(笑)」
さや姉「そ、それよりぃ?(なんか薄情や、このおっさん)・・・」(小声)
死にかけた男は、ガラホを編集長に見せたが・・・
突然、気色悪い笑い声をあげ、男を罵倒し始めた。
女性編集長
「うぅわ、気持ち悪い。(笑)・・・
あなたいきなり、皮脂まみれのケータイを、
独身女性に渡すなんて、
これって、作品を読む前の話でしょ?・・・常識。
・・・おまけに、あなた、年齢は?
今時、原稿用紙に作品を落とせない小説家なんて、
小説家ですって、
名乗るだけ恥ずかしくないの?(笑)」
ケチョンケチョンに罵倒され、完全に戦意を無くした男。
死にかけた男
「あ、はい。・・・・すみませんでした。」
罵倒しまくる女に我慢できず、その場を立ち去ろうとする男。
さや姉「ちょっ、ちょっとまちぃやっ‼おっさん‼」
死にかけた男「あ、いいんですっ、せ、世間知らずな私が悪いんですからっ!」
さや姉「待てって!逃げんなや!おっさん‼」
天使の制止を振りきり、転がるように、妖しい雑誌編集の会社を後にする男
さや姉「あかん、あいつまたやる‼」
男の後を追う前に、
罵倒した女に、静かにもの申す、天使(さや姉)
さや姉
「あんたなぁ、ちゃんとした大人やろ?・・・もうちょい、言い方・・・考えろや。・・・人間やったら・・・なっ?」
さや姉を威嚇するため、
ガタッと勢いよく立ち上がる、背が高い男二人。
さや姉は、両手を腰に回し、上半身を四十五度ぐらいに、前に倒したまま、上目で男達を睨み付ける。
さや姉「なんや?やんのか?・・・ばーけーもんっ‼(笑#) 」
不適な笑いで、さや姉を挑発する女性編集長。
女性編集長・朝宮霧子(imageブルゾンちえみ)
「こんな事してる間に、彼・・・・ふふっ。(笑) 」
舌打ちして、立ち去ろうとした、さや姉に一言を仄めかす。
朝宮霧子「貴女・・・、ケセランパサランって、知ってる?」
関西天使・さや姉
「はぁ?・・・なんやケセランパサランって?(笑)」
朝宮霧子「やっぱり、このままじゃ、済まさないわ。(笑)・・・」
さや姉「好きにさらせ(笑)」
背中を向け、死にかけた男を探しに行こうとした瞬間、攻撃しようとした、背の高い男たちを止めた朝宮霧子。
朝宮霧子「あの子。・・・天使ね?(笑)」
ビルの屋上を、つぎつぎ飛び移り、死にかけた男を捜す天使。
さや姉「どこや?・・・おっさん?・・・・どこ行ったんや・・・・・」
赤信号になった、
スクランブル交差点に飛び出す、
死にかけた男を、
間一髪で引き戻して、
勢いで仰向けに倒れた上に股がり、
死にかけた男に、往復ビンタをする さや姉。
さや姉「だあほっ‼・・・だあほ!・・・死ぬなら、人の見えんとこで死ね‼・・・誰にも気付かれんとこで死ねぇっ‼(TДT) 」
(つづく)