空想携帯小説家(20120708)'s blog9875321

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「反転の月」~通り魔狩り・ある創価学会員の詩~

第一話 【逸脱】

20××/ 12 /23 / 23:30 小田急線 某駅

五人掛けの椅子の真ん中で、い眠る背広姿の男。

その右となりに、
こっそり座る、
二十歳代から三十代の、身なりが少々薄汚い女 。

終電近い、
北風が吹く野外のプラットホームは、ほろ酔いの人々が、電車待ちをしていた。

隣に座った薄汚い女は、
カップルを装い、
寄り掛かる振りをして、
背広の左の内ポケットに長ざいふに手を延ばすが・・・

東 辰彦
「タチの悪りぃ、野良猫だなっ‼」

東は、女の後ろ髪を左手で鷲掴み、引き剥がすように前方に女を引き倒した。

女の叫び声と同時に、他人に無関心だった人々が、芝居がかったように、騒ぎだす。

薄汚い女
「た、助けてっ‼・・と、通り魔、とおりまあっ‼」

近づく東の、滲み出る狂気を察したのか、急に立ち上がる薄汚い女。

東 辰彦
「女の髪をさわるのは嫌いじゃないが・・・」

走り出そうとする女の、うしろ襟首を握りつかみ、引き倒す。


「今、やったろ?・・・」

女を倒した時に、赤青黄の縱ストライプの入った手帳が落ちていた事に気付く東。

薄汚い女
「私は、なにもしてないっ‼・・・」

東は懐から、女の指先の指紋がついた長ざいふを、ハンカチで摘まみながら、持ち上げる。


「息を吐く毎に嘘をつく女は・・・、ババアになって孤独死が定番だな?。あ?・・・これをだして、指紋から個人番号が出れば、あんた有罪。(笑)」

駅員達が近づき、ここぞとばかりに、
ヒステリックにわめき散らす。

薄汚い女「私は、先生の弟子だかぁっ!絶対守られるのっ!」

3色のストライプ手帳を拾う
東。

東 辰彦
「へぇ・・・学会は今月は、財務って奴で、1地区の目標金額は・・・・、ほぉ、1000万かぁ~(笑)」

(つづく)