空想携帯小説家ht2355(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

②土屋太鳳 ×空想携帯小説家「tokyo-crisis ~AIに選ばれた二人~」

②inmorale


寝たきりの男(image・吉田鋼太郎)「おまえは・・・・誰だ?」

思わず舌打ちする、男の右目に映る女性。

女性(image・土屋太鳳)「ちょっとぉ~っ‼ 衣笠さん。また、missmatchingぢゃんっ‼」

頭をかく、衣笠と呼ばれる青年。

衣笠(image・神木隆之介)「あ、あれっ?・・・おかしいなぁ~っ(笑)」

女性「いい加減にしてっ!」

ちょっとふて腐れる衣笠。

衣笠「はいはい、わかりましたよー、いま(USB)抜きますからぁ~っ(笑)

(ため息)やれやれ・・・

中高年の転職じゃあるまいし、

少しは我慢してほしいよ、まったく・・・・」

女性「はいっ?何かポツリました?」

寝たきりの男の、首筋を触ろうとする衣笠。

寝たきりの男
「ちょっとまてっ‼」

衣笠「はい?」

寝たきりの男
「いま、俺に突っ込んだ、なんちゃらを取り外しちまうなら、俺は・・・・どうなる?」


衣笠
そだねー

元々お酒で衰弱しきった身体を、

放置するわけだから、・・・・

良くて二、三日後には、
オダブツだと思うよ。(笑)」

寝たきりの男は、あきれ返っている。

寝たきりの男
「だったら、助けてほしくなかったぜ・・・・」

呟く男にキレる女性。

右目に映る女性。
「ふざけないで・・・・」

寝たきりの男
「は?」

右目に映る女性
「ふざけないでってイッテんの‼・・・・

私だって、
好きでUSB(ここ)に居る訳じゃないし、

いま、この国で生きてる人達だって、大半ががまんしてるのにっ‼」

寝たきりの男
「は?・・・言ってることが、わかんねーんだけど、てゆうか、そもそも、あんた、人間ぢゃねーだろぉっ?」

衣笠「まーまーまーまー(笑)」

衣笠の宥めで、
浅くため息をつき、話を続ける女性。

男の右目に映る女性。
「私の名前は、bishop(司教)。ちょっと訳アリで、脳神経だけ、高度電算化されたホログラムよ。」


自分の名前を、思い出そうとする男。

寝たきりの男
「俺の、名は・・・・名は・・・・・・」

bishopと名乗る女性
「おっさん?、無理して思い出すこと無いよ。」

寝たきりの男
「どうゆう意味だ?」

bishop
「三日前の深夜、

あんたは、
新橋のSL広場前で、
ぶっ倒れてて、

あわゆく、
グランマの、
死体回収車に持ち帰りされそうだったのよ?。」

寝たきりの男
「新橋・・・グランマ・・・・死体回収車?・・・・話が見えない。」

bishop
「そりゃそうよ。泥酔酩酊だったんだから・・・あ、仮の名前なんだけど・・・・」

寝たきりの男
「俺は、本名が知りたい。・・・」

うつ向きながら、首を横に降るbishop。

bishop「ごめん。無理だわ・・・面が割れてるから・・・・」

bishopが、男の目の前で、指先で四角を型どると、字幕にモザイクがかかり、無音の、ニュース映像が流れだした。

寝たきりの男
「俺が、行方不明?!・・・てゆうか、なんで音消してんだよっ?」


一呼吸置いて、語り出すbishop。


bishop
「じゃあそれとも、
半人半機(バケモノ)の身体でぇ~っ?、

"とーちゃんは、
ほったら、いぎてっぞぉ~❤"って、言うの?」

ため息をつく男。

寝たきりの男
「俺には、家族はいない・・・いや、その記憶がないんだ。」

ちょっと気が引けたbishop

bishop
「あ、・・・・ごめん。・・・・そのぉ、なんてゆうか?、

私の悪い癖で、

気持ちが高ぶると、

がーって言っちゃう癖があって・・・・ごめん。」

寝たきりの男
「いいよ。終わった話さ・・・」

bishop
「あ、あのさっ、

取り合えず、
仮の名前なんだけど・・・・

堀部安兵衛って、どう?」

衣笠「いいねぇ(笑)」


寝たきりの男
「は?、あんたら、大人をバカにし過ぎだろ?」

再び、堀部安兵衛となずけられた、男の顔を覗き込む衣笠。

衣笠「なにぶん、初期設定中ですんで(笑)」

寝たきりの男
「で・・・・俺の体は、このままか?」

話しに入るbishop。

bishop
「私のものになって。」

寝たきりの男
「は?」

bishop「あなたの身体を、私に預けてくれたら、この体は、" 稼働 "する。」

堀部安兵衛
「俺の身体が、動く?・・・

お前に、頭を下げるだけで?

は?・・・

画像だけのねーちゃんに、
なんで、屈服しなきゃなんねーんだよ‼」

堀部安兵衛の右目に映るbishopは、目の前を左手のひらで、スワイプすると・・・・

堀部安兵衛
「なんだ・・・・?」

日本列島の、衛星写真が映るが・・・・

bishop
「今、この国の回りには、

国政を握る、
巨大人工知能

grand motherを
討伐するために、

アメリカや、
ロシアの武装艦隊が、
張り付いてるの。」

堀部安兵衛
「AIが、国政を回してるって?・・・・嘘だろ?」

bishop
「この国の心ある、

最後の政治家達は、

帰化人政治家を、
追い出すために、

多大なる犠牲を払ってしまったの。

そして、過半数以下になった、

国民を護るために、

巨大人工知能
grand motherの開発を急がせたの・・・・

突然、どどどと、地鳴りとともに警報が、霊安室にも流れる。

堀部安兵衛「な、なんだ?」

衣笠「巡航ミサイルだ❗」

がらがらと、天井材が降り注いできた。

そんななか、衣笠は、何かを探している。

堀部安兵衛
「衣笠❗脱出するぞ‼」

衣笠
「ちょっと待って、いっ・・・・」

頭上の、爆発の直撃を受け、
巨大な医療機械の下敷きになり、絶命する衣笠。

その手には、遠隔操作機能付きの、車のキーが握られていた。

そのキーを取るbishop。

堀部「き、衣笠ぁっ‼」


bishop「おっさん、走るよ‼」

堀部「ひっ・・・人がっ・・・目の前で、死んでんだぞっ‼」

キーに付くスイッチを押すと、

遠くから、エンジンの爆音が鳴り響く。

bishop「私達には、果たさなきゃ行けない事があるの・・・・」

堀部「おまえ・・・・ほんとに人間だったのか?」

(つづく)