空想携帯小説家ht2355(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

②片腕のない天使 ~Another story~

②機械化天使

(大破した、日本武道館に、集う機械化天使達。)

 

司会者役の機械化天使。(image菅井友香from欅坂46)「皆さん、暑いなか、天使狩りに参加戴き、ありがとうございます。まず、本部からの現状を、報告いたします。(笑)」

 

(司会者役の、機械化天使の背後に、大型のモニターが、上がってくると、GPS画像に、東京の地図が現れ、レーザーポインターで、何かを説明し始めた。)

 

司会者役の機械化天使

「えっと、昨日ですね、だいたいお昼頃、(レーザーポインターで、六本木ヒルズ辺りを指し示す)ここら辺で、ヘックス粒子を観測したとの・・・ことでしたが・・・」

 

(ざわつく機械化天使達)

 

 若き機械化天使(image齋藤飛鳥from乃木坂46)「すみません、さっきっから、ボソボソしかきこえなくて、スッゴい、イミフなんですけどぉ~。」

 

(普段は、口数が少ない、機械化天使の一人が、呟く。)

 

口数が少ない機械化天使。(image渡邊理佐from欅坂46)「がまんして。クレアは、あんな感じよ、いつも(笑)」

 

(ショットガンを手入れしながら、ぼやく機械化天使)

 

若き機械化天使③(image堀未央奈from乃木坂46)「ベリサさんは、クレアさんと同じランクですもんねぇ。」

 

機械化天使ベリサ「何が言いたいの?ミオ。」

 

機械化天使ミオ「いや、別に。」

 

機械化天使ベリサ「あたし、普段は無駄に体力を使わないんだけど。」

 

(ベリサが立ちあがり、ミオを目線で威嚇する。それを目にしたクレアは、壇上から、駆け降りて、仲裁に入る。)

 

機械化天使クレア「や、止めよう。ね?、私たちは、人間の代表。いえ、天使達の攻撃から生き残った、人類の代表だから、ね?・・・仲良く(笑)」

 

(天使ノキセアの話を聞く、天使ネル。)

ノキセア(imageディーンフジオカ)「この魔鏡は、以前、僕の愛する人に、取り付いていた時があって、あの時たしか、倒したはずだった。」

 

アンチュ(image石塚朱莉fromNMB48)「それが、何者かによって、復元され、あと六つ、レプリカやけど、この世界に、ばら蒔かれとんねんて。」

 

ネル「あのぅ。誰が、その魔鏡を復活させ、この引き寄せの原因を、生んだかは、わからないのですか?」

 

アンチュ「うちは、人間の仕業やと思う。」

 

(ノキセアは、少しうつむきながら、首を横に振った。)

 

ノキセア「断定は、しない方がいい。」

 

アンチュ「なんでや?」

 

ノキセア「今は世界を混沌とさせた、犯人を特定しずらい。人間も、神のいない天使達も、主義主張のない、勢いだけの、ただの群れでしかない。だから、どっちでも出来る。」

 

アンチュ「せやかて、ノキちゃんっ、いま調子こいてる、人間(あほんだら)のために、なんで、うちらが肩身の狭い想いをせな あかんねん。あほか?」

 

ノキセア「僕が言いたいのは、この世界の、善悪の見境が無くなったいうこと、」

 

アンチュ「それは、まえまえからの、人間界の宿業(さが)やろ?」

 

ノキセア「人間界だけじゃない。天上界が、破壊され、殆どの上級天使達が、力にすがり、堕天使として、魔族と同盟どころか、軍門に下ってるじゃないか。

 

あと、ネル君も遭遇した、機械化天使(ひとがた)。あれは、人間界の技術力だけじゃない。」

 

アンチュ「人間は、昔っから、空に憧れとったから、これも今更じろー君やないの?」

 

ネル「レオナルド ダ・ヴィンチ・・・」

 

アンチュ「レオナルド熊?(笑)。いやぁ、懐かしいやない?、もうしんぢゃったんやっけ?」

 

ネル「ははっ・・・・」

 

ノキセア「ダ・ヴィンチは、

芸術家である反面、軍に雇われ、

 

ヘリコプターの開発や、

人類初のパワードスーツを作ったと言う、

逸話がある。」

 

アンチュ「ノキちゃん。自語相違やで(笑)。」

 

ノキセア「・・・だが、僕には、それが信じがたい。はたして、あの時代で、あの発想は有り得ないと思う。」

 

ネル「天使(かみ)の、啓示?」

 

アンチュ「なんでや?奇抜な発想する人間なんて、何時でも、何処にでもおるやん。」

 

ノキセア「奇抜すぎるから、原子力を使った空間破壊砲で、人間には見えないはずの、天上界を露呈させ、破壊した。」

 

 (ネル達の洞窟の回りで、激しい爆発音が、連続で響く)

 

アンチュ「あかん、気付かれてもた。」

 

(ネル達の洞窟の真上を、5体の機械化天使が舞っている。)

 

機械化天使ローズ(image松井珠理奈)

「ははっ❤️。さぁ、お嬢さんの初陣。楽しませてもらおっかな?(笑)」

 

機械化天使クレア(image菅井友香)

「はいっ!がんばります!(笑)」

 

機械化天使アシュ(image齋藤飛鳥)

「あー、これじゃ、どっちがリーダーなんだか?ね?Seven?・・・おい、Seven!」

 

機械化天使Seven(image岡田奈々)

「え?、あ?うん。(笑)(あの子。いるのかな?)」

 

アシュ「無視るなよ。あたし、そーゆうの嫌いだから。」

 

(隠れ家の洞窟内、ネルに、土方用のヘルメットを被せる、アンチュ。)

 

アンチュ「いいか、さっきみたいに飛び出したら、あかんで?」 

 

(ヘルメット越しに、頭ポンポンするアンチュ)

 

アンチュ「ノキちゃん、あとは、ガッチリ鏡を閉まっといてな?。これ以上、うちみたいな厄介もんが、出てきてもしゃーないから(笑)」

 

(洞窟の、出入り口にむかう元天使、アンチュ。)

 

ノキセア「まってくれ!」

 

(アンチュの背後に抱き付く、天使ノキセア)

 

ノキセア「アンチュ・・・・。」

 アンチュ「ノキちゃん?・・・・あんた、人間の彼女、居るんやろ?・・・・あかんやん、天使が不倫したら。」

 

ノキセア「違うんだ。・・・・仲間をうしなったら、僕は、・・・・僕が一人で、世界を立て直すなんて、無理だ。」

 

アンチュ「なにゆうとんや?、うちはもう、人間や。限りある命を、目一杯生きるんや。」

 

ネル「ちょっと待ってください。私は、戦えます!」

 

アンチュ「あんた、人間、殺せるんか?」

 

ネル「だったら、言い返しますけど、アンチュさん、なんで・・・なんで人間?・・・・」

 

(間近の爆発音で、天井がバラバラと落ちだす。)

 

アンチュ「あかん。いちゃついてる、ばやいやない。でるで!」

 

(ひとがたと呼ばれる、地上に降りた、

5体の機械化天使の他に、

真っ黒なc3p輸送機が、ゆっくりと上空を少しずつ高度を下げながら、旋回している。)

 

(コクピット内)

自衛隊員1

「まさか、厚労省の"最終兵器"に携わるとわな?(笑)」

 

 自衛隊員2

「伏龍以来らしいぞ(笑)」

 

自衛隊員1

「あぁ、俺のじいさんは、先の大戦で、伏龍で出撃前に、仮病で、終戦を迎えたそうだ。(笑)」

 

自衛隊員2

「そう言えば、こいつも、プロトタイプで、何人の女が潰れたそうだな?」

 

(ハッチ内から、コクピットへ向けて、無線が入る。) 

 

鋼鉄の天使と呼ばれる少女(image平手友梨奈)

「おい、無駄口してんなよ、税金泥棒が。」

 

(コクピットから、舌打ちが聞こえ、

整備員が、少女が銃口を機内天井に向けたとき、声をかける。)

 

整備員(image土屋太鳳)

「いい?、VRの感度が高いから、酔っ払わないように、地上につく前に、モニターに切り替えてね?」

 

鋼鉄の天使

「解ってる。」

 

整備員

「あ、あと、トイレは?大丈夫?」

 

鋼鉄の天使

「たぶん、そんな暇・・・無いと思う。」 

 

整備員

「この世界から、空がなくなっても、水分や、食事はちゃんと・・・」

 

(少女は無言で、整備員に、出撃の合図として、右手親指を立てる。)

 

自衛隊員2

「後部ハッチ開くぞ。」

 

鋼鉄の天使

「・・・・」

 

(2連梯子のような、上下スライド台に、両足を乗せる鋼鉄の天使。) 

 

自衛隊員1

「機体のケツを下げて、降下してやるから、(姿制御バーナーを)吹かすなよ。」

 

(機体が斜めになると同時に、手すりに捕まり、格納室へ入る整備員。)

 

鋼鉄の天使

「蒼龍。出る。」

 

(二段梯子のような、スライダー上部が、落ちるように滑り出る。)

 

鋼鉄の天使・蒼龍

「クッ!」

 

(蒼龍と呼ばれる、鋼鉄の天使が、c3p輸送機から、滑るように堕ちると。)

 

鋼鉄の天使・蒼龍

「ランドバーニア、噴射。」

(音声認識をした蒼龍は、80π位の噴射口が、背中に左右2つある、バーナーを点火させる。)

 

自衛隊員1「あのガキ、またやりやがった!」

 

自衛隊員2「あの焦げは、落ちねー(笑)」

 

(急かされるように、地上に降りて行く蒼龍。)

 

(洞窟の出入り口付近)

アンチュ「いっか、二人とも?、うちが、囮になるさかい、地下鉄の出入り口階段まで、行くんやで。」

 

ネル「あの、そこには?」

 

ノキセア「そこには、アンチュが集めた、食料や、水タンクがある。」

 

アンチュ「いつか、世界に散らばった天使(仲間)に、あえるやろとおもてん。」

 

ネル「あの、でしたらアンチュさんが・・」

 

(機械化天使たちの、機銃掃射が始まる。)

 

機械化天使・ローズ

「見ぃーつけたぁっ!(笑)」

 

(クレアのヘックスカウンターが、けたたましい警報を鳴らす。)

 

機械化天使クレア

「ヘックス粒子、六万八千!大物きたぁっ!(笑)」

 

(慌てて、ネルと、ノキセアを横に突き飛ばす、アンチュ)

 

アンチュ「ノキちゃん、ガチで頼むでぇっ!」

 

(間合いを横一列で、ジリッ、ジリッっと積め出す機械化天使たち。)

 

機械化天使アシュ

「さぁ、民主主義のお勉強を、しましょうか?」

 

機械化天使ミオ

「数が多いのが、この国の正義だってこと。忘れたの?(笑)」

 

(アンチュは、背負っていた、リックサックを降ろし、中身をガサゴソとなにかを探している。)

 

機械化天使seven

「勝てない喧嘩は、しない方が、利口よ?(笑)」

 

 (アンチュは、日の丸に、大阪根性と書かれたはちまきを額に巻いた。)


アンチュ「民主主義なんぞ、しーるぅかっ!(笑)」

 

(作品image曲・国境のない世界 #坂道AKB)



(半分埋まりかけた洞窟へ、首すを返し走り出すアンチュ。)

 

seven「逃がすか!」


(ライフルの銃口を、アンチュの背中に向けたとき)


ネル「あ、くさやの干物っ!(笑)」

(ネルの指差す先は、確かに遠目で見れば、鋼鉄の天使、蒼龍の姿は、魚の開きにも見えた。)


ローズ「総員、退避!」


アシュ「あんたが仕切るな!」


クレア「逃げてぇ!」


(陸上の走り幅跳びの選手のように、着地する、鋼鉄の天使、蒼龍だったが、飛び散る熱した砂塵が、尋常ではなかった。)


ノキセア「今のうち逃げるぞ、ネル君!」 


(一人の機械化天使が、砂埃の舞うなか、ネルに向かって直進し、喉に鋭利な金属製の刺を突きつけた。)


seven「この子、借りたいんだけど。」


 (続く)