空想携帯小説家ht2355(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

③片腕のない天使 ~Another story~

③緊急脱出

(空と言う空間のない世界。

蒼龍と名乗る、鋼鉄の天使を下ろした自衛隊の輸送機で、怒号が飛び交う。)

 

整備員(image土屋太鳳)

「地上には、

セ・・・・いぇ、人間たちが、

天使たちと交戦中なんですよ?!

そこをクラスターナパーム弾で、爆撃だなんて!

・・・

私の命に変えて、これは、軍法会議に掛けます!」

 

自衛隊員1「(無言のまま、自動旋回飛空に切り替え、整備員と向き合う。)・・・

 

蒼龍が降りて、10分。

厚労省から受けた、業務委託・・・

 

いや契約は、

30分以内の、天使の捕獲、

または、

殺害シミュレーションを、クリアしなければ、

 

蒼龍(プロトタイプモデル)を破壊してもいい事になってる。

 

・・・・無論、下の志願兵(少女)達(機械化天使)の犠牲は、

やむを得ない事であり。

やがて、名誉の戦死として、靖国神社に奉られるであろう(笑)。

 

あ、そうそう。整備員(きみ)に、国の真実を教えてあげよう。

 

(腰のホルスターから、拳銃を抜き、整備員にゆっくりと、銃口をむける。)

 

これは、我が国が、クラスターナパーム弾を開発し始めた、五十数年前、

し上がったクラスターナパーム弾を、

秘密裏に搬出準備するなか、

 

自衛隊の実験施設上空に、

ジャンボ機が、横切った事があってな?

(笑)」

 

整備員「?まさか!」

 

(地上をモニタリングしながら、自衛隊員1に意見する自衛隊員2)

 

自衛隊員2「いいのか?古の国家秘密だぞ?(笑)」

 

自衛隊員1「冥土の、土産だ。」

 

整備員「それって、最新鋭旅客機の・・・」

 

(ダーンッと、耳をつんざく銃声がなると同時に、整備員は、心臓を射ぬかれ即死。)

 

自衛隊員2「あ~、やっちまったな?(笑)」

 

(間髪を入れず、再び銃声が、振り向く寸前の自衛隊員2の頭部を射抜き、辺りが、肉片や、血飛沫で散らばってる。)

 

自衛隊員1「この世界の終演は、貴様ら日本人が、我が国を、つねに屈辱感を浴びせ続けた報いだ。」

 

(自衛隊員は、自動旋回飛空を手動に切り替えると、目前に、地上に降りたはずの蒼龍に気がつく。)

 

自衛隊

「おい、小娘!天使は捕まえたのか?あ?」

 

(自衛隊輸送機の、コックピット下のハッチが開き、ガドリング砲がせりだしてきた。)

 

鋼鉄の天使・蒼龍(image平手友梨奈)

「やっぱり、信じた私が・・・バカだった。」

 

(蒼龍の羽が、一斉に自衛隊機に向け、青白く光だした。)

 

自衛隊

「なんだ?、あの装備は?厚労省(開発チーム)から、なにも聞いてないぞ!」

 

蒼龍

「エフェクト。」

 

(蒼龍から放たれた、数万の蒼い羽が、自衛隊機をズタズタに射ぬいていく。)

 

蒼龍「ねぇさん、ごめんね。私のせいで。」

 

(無気力になり、再び地上に落ちる、鋼鉄の天使・蒼龍。その後を数万の蒼い羽が、追いかけて行く。そして地上では、機械化天使たちと、天使ネル

達の膠着が続く。)

 

機械化天使・アシュ(image齋藤飛鳥)

「seven?あんた、頭だいじょーぶ?」

 

機械化天使・seven(image岡田奈々)

「叶えたい夢があるから、この子(ネル)を借りる。」

 

(背後から、静かに近付く、天使ノキセアだったが、機械化天使のアラート音に、動きを止めた。)

 

image BGM 🎵iris グーグー・ドールズ

 

機械化天使・ローズ(image松井珠理奈)

「上空、11時の方向、落下物接近。」

 

機械化天使・クレア(image菅井友香)

「あれ?、さっきの子は?」

 

ローズ「そいつも・・・・また、墜ちてくる。」

 

機械化天使・ミオ

「seven。あんたさぁ~、国が天使を煙たがってんの、知ってるでしょ!」

 

seven「うちらが、何を信じようが、国は関知できない。」

 

(ノキセアの携帯を呼び出す。)

 

アンチュ「ノキセア、はよ、皿から、でろや!」

 

ノキセア「アンチュ、電流は流さないでくれ。ネル君が、捕らわれた。」

 

アンチュ「はぁ?」

 

(ネル達の頭上に、二つの轟音が近付く。)

 

seven

「もう、仲良しごっこする、暇はないの。」

 

(sevenと呼ばれる機械化天使は、ライフルの銃口を、仲間たちに突きつける。その瞬間、てんかんのように、突然震え出すローズ。)

 

クレア「だ、大丈夫?」

 

ローズ「な、なんでっ・・・・なんで、あんたらばっかりっ、優遇されんのよぉっ!」

 

(ローズと呼ばれる機械化天使は、腰から、レーザーナイフを取り出し、近付くものたちを、容赦なく金切り声を上げながら、次々と切りつけていく。)

 

アシュ

「とチ狂ってんじゃねーっ!」

 

(アシュは、ミオに振り下ろされた凶刃を、左腕で庇うと、切り口から、小さなショート音を発しながら、血液とは違うものが流れ出している。)

 

アンチュ「あんた、ロボトミーやろ?」

 

(蒼龍と呼ばれる、鋼鉄の天使が、意識を取り戻すと、蒼い数万の羽が、彼女を救った。 )

 

蒼龍「いきてる?」

 

(アンチュを睨み付ける、アシュ。)

 

 アシュ「あたしが、ロボトミーだったら、なに?」

 

(はいごから、悲鳴を上げながら、アシュにきりかかるローズ。)

 

ノキセア「危ない!」

 

アンチュ「ノキちゃん、あかんっ!」

 

(ローズの背後から、腰をめがけ、タックルする、天使ノキセア。)

 

ローズ「はっ!はなせ!このやろう!」

 

(機械化天使たちのアラートが、一斉に鳴り響き出した。)

 

ノキセア「みんな、この場所を離れろ!」

 

(弓をローズに向け、引こうとする、ネル。それを止めるアンチュ。)

 

アンチュ「(ネル)あんた、今さら何する気や!」

 

ネル「殺さない。気持ちを落ち着かせる。」

 

ノキセア「逃げろ!」

(ノキセアから、突然、反動波が発した瞬間、半径五十メートルぐらい飛ばされる、ネルや、機械化天使たち。)

 

ネル「ノキセアさん!」

 

ノキセア「アンチュと、仲良くしてやってくれ。」

 

アンチュ「なにゆうてんや!、あんたがいなきゃ、うちは・・・うちは、人間として、成長でけへんっ!」

 

(アンチュに優しく頬笑む天使。)

 

ノキセア「人間(君)が、何度も何度も、失敗したって友達が居れば、大丈夫、乗り越えて行ける。」

 

(レーザーナイフを落とし、泣き叫ぶローズ。)

 

ノキセア「大丈夫だ。人間を支えるために、僕らはいる。」

 

(真っ赤にただれた火の玉が、二人を飲み込んだ。)

 

(つづく)