空想携帯小説家ht2355(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

⑥片腕のない天使 ~Another story

⑥新たな力と、忌まわしき過去(痛み)

(天使ネルの左手首が、しめつけられる痛みが、動脈で伝わり、激しい頭痛まで引き起こす。) 

 

元天使アンチュ

「あかん、もう、しまいや。」

 

人工疑神体

「うわぁー、たまんねーぜぇっ!いよいよ、俺様の手で、この世界ごと、真っ白にしてやるぜぇ~(笑)・・・」

 

(まるで獣が、補食を楽しむような、笑い声を上げる、人工疑神体の背後で、静かに空中に佇む、アルティミスの鏡が、突然粉砕し、中から、飛び出すように、天使が現れた。)

 

fast angel melu(image広瀬すず)

「ひっさ~つ!乙女の、とーびげりぃ~!!*1」atareee! 

 

(ファーストmeluの、錐揉みのような飛びげりを受け、人工疑神体は、ネルたちの背後にそびえる、ビルの上層階を砕くように墜落する。)

 

ファーストmelu

「みんなーっ、早く逃げちゃてぇ~(笑)❤️」

(ファーストmeluが、ネル達を呼ぶ姿は、まるで昭和の歌の、お姉さんのようだ。)

 

機械化天使ベリサ

「なんか、あのしぐさが、見ててハズイわ。(笑)」

 

機械化天使アシュ

「苦手だわ~」

 

鋼鉄の天使・蒼龍

「天使?。なんか、強すぎ。何も装備してないのに・・・・」

 

(一方、ネルの左手首に、真っ黒い御影石のようなリングが、痛みで意識を失ったネルを、はなっから、無視するように、装着した。)

 

アンチュ「なんや、これ。」

 

(誰かの装備した、MELLシステムに、安否を心配する無線が入る。)

 

雄一(imageムロツヨシ)「僕の声が聞こえるか?・・・風の音に消されたのか。?」

 

(無線に答えるクレア)

 

機械化天使クレア(image菅井友香)

「今、人工疑神体と、名乗る敵と交戦中。(棒)」

 

(ネル達の前で、激しい空中格闘戦を繰り広げる、ファーストメル、フォーミュラーメルと、人工疑神体。)

 

雄一「いま、君達の代わりに、闘ってる天使は、・・・・循環エネルギー体だ。」

(次々、瞳を緑色に変化して、機械化天使と言う少女達が、その場で次々倒れていく。だが、蒼龍だけが、倒れていない。それをモニターで確認する雄一。)

 

雄一「ダメだ。・・・・機械化天使たちのエネルギーが、逆流・・・ん?蒼龍?蒼龍は、うごける?」

 

鋼鉄の天使・蒼龍(image平手友梨奈)

「うごける?」

 

(蒼龍のそばに来た、アンチュが呟く。)

 

アンチュ「あんたも、元天使やろ?」

蒼龍「・・・・」

 

アンチュ「誰を追ってきてん?」

(頭部プロテクターを外す、蒼龍。)

 

蒼龍(元天使・セシル)

「ただ、おじさんに、会いたいんだ。」

アンチュ

「・・・・恋、かぁ。えぇなぁ。なんちゅったら、ええんやろ?・・・・なんか、胸、ぎゅーんなる、あの感覚やろ?、わかる。わかるで。」

 

(2対1に振り回される、人工疑神体。)

 

人工疑神体(imageすぎちゃん)

「おめぇら、ずっこくね?、おっさん相手に二人がかりでぇっ!」

 

(真正面で、腰を落とし、左右に数回広げながら、エネルギー体を発する、人工疑神体。)

 

melu(image広瀬すず)

「あんたは、擬人化しちゃいけないのっ!」

(背面飛行で、エネルギー体を避けながら、弓から、矢を数本放つメル。)

 

人工疑神体

「何でだ?」

(掠りながらも、メルの矢をはたき落とすが、フォーミュラが、人工疑神体の攻撃離脱からの、急速接近していることに気づいていない、疑神体。)

 

フォーミュラ・メル(image岡田結実)

「単なるぅ、エネルギー体じゃん?あんたは、?」

(フォーミュラ・メルの、頭が、魚雷のごとく、人工疑神体の左脇腹にヒットする。)

 

人工疑神体「ずっこい・・・ぞ。」

 

蒼龍「今だ。・・・」

アンチュ「ん?」

 

蒼龍「エフェクト。」

(蒼龍の背中の羽が、青白い炎を上げ、渦を巻いて立ち上ってゆく。)

 

アンチュ「なんや、あれ。・・・龍や・・・あれは蒼き龍や。」

(その場で力つく、蒼龍を支えるアンチュ)

 

ファースト・メル

「よしっ!やっちゃうぞ!」

 

フォーミュラ・メル

「はいっ!」

(空を舞う、二人の天使の右腕に、光の棒状の束が集まる。)

 

ファースト・メル

「繰り返す闇と、・・・」

(蒼龍の放った、青白く燃え盛る、数十万の羽達が、人工疑神体の身体を、幾重にも拘束する。)

 

フォーミュラ・メル

「悲しみを斬り裂けぇっ!」

(人工疑神体の身体は、張り付けになったキリストのよう。)

 

ファースト&フォーミュラ メル

エスペランサーっ!!」

 

(二人の天使の右手から、解き放たれた、光の槍は、人工疑神体を、上下からまるで折り畳むように、人工疑神体の身体を、ゆっくり貫いて行く。)

 

アンチュ「なんや、あの技・・・・」

雄一「天使が、槍を・・・・」

 

人工疑神体「いいか、よぉく聞けぇっ!」

 

メル「・・・・・」

 

人工疑神体

「もはや、欲深き、・・・・人間の改心は・・・・無理(不可能)だ。」

 

フォーミュラ・メル

「そんなことないっ!」

 

(崩壊してゆく体の中で、天使へ訴える、人工疑神体。)

 

人工疑神体

「人間の・・怒り、恨み、嫉みの、闇の感情は、退いては返す・・・・・それを如何に、操り、抑えるのか?」

 

(ネルの、左腕の、黒御影石のような腕輪が、鈍く光出した。)

 

ファースト メル

「・・・・私は、もともと、

下級天使だから、

頭なんか良くないけど・・・・

 

だけど、どんなに傷付いても、

人間の側に居たい。・・・・

 

もう、力がなくて、

ちっぽけすぎて、

 

人間たちを、幸せに出来ないけど。

 

未来に成れる、切っ掛けになりたい。」

 

(光の槍が、形を崩し、黄金の炎が、人工疑神体の身体を包む。)

 

人工疑神体「過信する、人間たちを、根絶せぬ限り、何度でも・・・・再生してやるぜぇっ。悪意が人間より、吹き出し続ける限り・・・・なっ。(笑)」

 

(音もなく、上空で、閃光が左右に広がる。その光の隙間から、ねじれた空間が露出する。)

 

雄一「次元が、再生・・・・・?そうか!あの日の実験は、間違ってなかったんだぁ!(笑)・・・時空破壊装置を、もう一度、稼働させれば、世界が戻せる!

 

(蜃気楼に見える世界は、かつて人間達が、過ごした世界だ。)

 

蒼龍( 元天使セシル  )

「おじさんっ!」

(セシルを雨降るなか、傘もささずに、素足で街中を彷徨う、関西弁の中年男)

 

中年男「どこや!セシルっ!・・・・おま、どこにおんねや!」

(セシルの声のする方を、足に出来た血マメを、潰しながら歩く男。)

 

セシル「おじさんっ!僕は・・・僕は、ここだよっ!」

 

アンチュ「あかん、どんなに叫んどっても、あのおっさんから、アンタの姿は見えへん・・・・」

 

セシル「そんな・・・そんなこと・・・・・そんなこと、ないっ!」

 

(ジワジワと、収束して行く元の世界。雨足が強まるなか、絶望にうちしがれ、人目も気にせず膝をつき、その場で泣き出す男。)

 

男「セシル・・・・おまぇ、・・・・なんなん?・・・・俺が立ち直るまで、側に居てくれるんや、なかったんか?・・・・」

 

セシル「おじさんっ!」

 

(背中の半重力バーニアを吹かして、今にも、閉まりかける空間へ、飛び上がろうとする、セシルを止めるアンチュ。)

 

アンチュ

「あんたバカか?

あん空間が、今にも閉まりかけとんのに、

 

いま飛び込んだら、

あんた・・・

下半身がぶったぎられんで?、

それでもエエんか?ねーちゃん?!」

 

(しぼんで行く、正常な世界。)

 

セシル「僕は、イヤだっ!」

 

(広がる光を、掴むように引き込む、高く掲げた、狐の左腕)

 

九尾の狐(imageカズレーザーfromメイプル超合金)

「人工疑神体は、転生(リメイクマイナーチェンジ)しても、けぇっきょく、ガラクタだったな?(笑)」

 

ファースト メル

「私たちは、結局・・・・意味のない闘いをしていたのね?」

 

(上空にいるメルに、あきれ返るように答える九尾の狐。)

 

九尾の狐

「そうゆうことだな。アルテミスの鏡に引き寄せられ、俺らは、無駄な時を過ごしたわけだ。(笑)」

 

(蒼龍こと、元天使セシルが、真っ向から、九尾の狐に突撃してくる。)

 

元天使 アンチュ

「あかん!、あんなバケモン、勝てるかぁっ!」

 

鋼鉄の天使 蒼龍

「僕は、・・・・帰るんだ!、おじさんが待ってる世界へ!」

 

九尾の狐

「おや?、この世界(みらい)にも、人間が?(笑)」

 

(九尾の狐は、右足を垂直に上げ、少し状態をそらした瞬間、蒼龍の右の首筋を、押し込むように踏みつけた。)

 

九尾の狐「は?元の世界だと?・・・お前らが空間をねじ曲げ、我々を呼び寄せたのではないか?」

 

(上空に、フォーミュラ メルが、狐に向けて、弓を引きかけている。)

 

fメル

「どのみち、うちらがいる世界じゃないなら、あんたを倒す。・・・天使の、端くれとして・・・・」

 

(倒れた蒼龍から右足を外し、オーバーリアクションの狐)

 

九尾の狐「ばっちこーいっ!(笑)」

 

フォーミュラメル「未来を、変えるっ!」

(降下すると同時に、複数本の光の矢を、九尾の狐に放つフォーミュラ。)

 

アンチュ「よっしゃっ!今や!」

(狐に踏みつけられた、蒼龍を救い出す為に走り込む、あんちゅ。)

 

九尾の狐

「う、わわわわ!なにそれ!なにそれっ!」

(フォーミュラの放った光の矢を、縦横無尽で避ける狐の隙をつき、砂に埋まれかけた、蒼龍を救い出した、アンチュ。)

 

蒼龍「ありがとう。」

 

アンチュ「あんたはまだ、倒れたら、あかん。・・・・別の選択肢は、必ずあるはずや。」

 

(一方、原子力を使った、時空破壊装置を再稼働させようと、一人で器機点検を始める、雄一の背後に、誰かが近づく。)

 

雄一「僕の理論が、間違っていないなら、この空は・・・・崩壊していない。いやむしろ、この空間は、実世界ではなく、異世界・・・・?。」

 

アシュ「あんたか?」

(アシュの声に振り向く雄一。)

 

雄一「君は、・・・・あぁ、やっぱり、ロボトミーだったんだね?。気付かなかったよ。」

 

アシュ「あんたが、あの光の原因、だな?」

 

雄一「な、なんの話だ。」

 

 

 

天使ネルの左腕の腕輪。(声image谷原章介)

「さぁ、新しき女神(センター)として、私と共に、世界の修復に務めよ。」

 

(ネルの左腕の内側に、スマホのようなタッチ画面が現れる。)

 

ネル「(創造性自在金属)オリファルコン?」

 

ネルの左腕の腕輪

「我は冥界の主。堺王なり。」

 

 

 

*1: