12月24日 24 : 00
(島崎遥香の夢の中)
蔵王か、湯沢のような雪景色が、目前に広がり、
凍てつく夜空には、赤い月。
さ迷いながら、何処かの屋敷前にたどり着く、島崎遥香。
たどり着いた屋敷は、
ベル薔薇か、
キャンディキャンディに出てくる
少女マンガのような、古臭い洋館だ。
フードつき白装束の女(image谷 花音)
「後悔は、しないんですね?」
島崎遥香
「あ、はい。」
フードつき白装束の女
「次に赤い月が現れたら・・・・」
島崎遥香
「あのっ、それって・・・・?」
門柱に絡まる、薔薇の鎖を引く白装束の女。
島崎遥香
「あのっ、ちょっと!」
12月24日 09:30
ふと、夢から覚めると、
島崎遥香の左どなりに、
少々毛が長い
ラブラドールレトリバーが、目を覚ました。
島崎遥香
「いっ !・・・犬っ!・・・な、なんで?・・・てか、なんなのよぉっ!(汗)」
島崎遥香に、羽毛枕で数回頭を叩かれたラブラドールが口を開く。
ラブラドールレトリバー(image谷 花音)
「痛い痛い‼・・・暴力反対!児童虐待で通報するよっ!・・・てゆうか、こっちが聞きたいよぉ!」
ベットから転げ落ち、腰を抜かす島崎遥香。
島崎遥香「うそぉっ!・・・犬が・・・しゃべっ・・・た。」
ラブラドールレトリバー「えーえー、喋りますけど、なにか?・・・あ、私の名前は、【マル】」
噴き出すの堪えて、惚ける島崎遥香
島崎遥香「え?(∩゚д゚)(笑)」
マル「あーっ、今聞こえないフリしたでしょっ?・・・タチ悪っ。」
島崎遥香「聴こえてましたけどなにか?(笑)・・・てゆうか、貴女は何者?」
マル「私は元天使。わけあって、ラブラドールレトリバーの身体を借りてまーす。」
島崎遥香「わけ?」
島崎遥香の顔に、マルは顔を寄せる。
マル「私と観たでしょ?・・・雪景色と赤い月。」
フンフンと、ラブラドールレトリバーの鼻息意外、聞こえない
暫く無音状態がつづくが・・・
島崎遥香「はいっ?(∩゚д゚)(笑) 」
マル「だーかーらぁ、私がぁ、貴女の願いを叶えたのっ!。#自由になりたかったんでしょ?」
島崎遥香「・・・・」
姿はラブラドールレトリバー故に、島崎遥香に甘える
もと天使、マル。
マル「今度わ、私の願いを叶えてほしいなぁ~(笑)」
島崎遥香「え?マジなんなの、突然‼」
外見の可愛らしさと、
何が原因で喋る犬が、
目の前に居るのか?
少々困惑気味の島崎。
マル
「明日のクリスマスが、終わるまでに、
貴女の大事なものをちょうだいっ?・・・
実は天使仲間で、
私だけノルマが足らなくて、罰としてラブラドールの体に閉じ込められちゃったの・・・・」
島崎遥香「え?・・・急すぎでしょ?・・・」
部屋のなかを物色し始める、ラブラドールのマル。
マル「次に赤い月が登って、イブの鐘が成るまでに、ぱるちゃんが、大事にして・・・あっ!」
島崎遥香「あのっ、人のへやウロチョロされるのめいわ・・・それ、止めてくんない?Σ(゜Д゜)」
マルがくわえてきたものは、写真縱だ。
マル「このお兄ちゃん、だーれ?(笑)」
口ごもる島崎。
マル「🙉きこえませーん。(笑)」
島崎遥香「私の・・・彼氏。」
マル「へぇ~、そうなんだぁ~(笑)」
島崎遥香「・・・・なにっ?」
マル「この人の命ちょーだいっ!(笑)」
島崎遥香「えっ😱💥!」
(前編終わり。)
image song
angel song ~イブの鐘~