空想携帯小説家作品集ht2355(20120708)'s blog

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「死神ちゃん」(最終回)クリスマス読みきり小説

(最終回)

あれからまた、数ヵ月流れていったクリスマスの朝

高台では、人狼の子供達がクリスマスツリーの周りで、わいわい騒いでいる。

飯嶋岬は、急激な、過去の記憶の吸収で、抑うつ状態に堕ちていた。

飯嶋岬「・・・・・(ため息)」

人狼・ゼネラルの部下2(image寺門ジモン)
「岬ちゃん、おはよー。(笑)( ̄▽ ̄)ごはんだぉ~」


飯嶋岬「(ため息)」


人狼・ゼネラルの部下3(image上島竜兵)「そういえば、怪我したおやびんと、顔を会わせなくなって、かなり経つなぁ?」

人狼・ゼネラルの部下1(image 肥後克広)「無理もないって、チャクラから、見たくもない、今までの記憶を、一気に戻したんだから・・・・」

奥から、登山家の帽子をかぶり、
トンボ眼鏡をつけた男が現れた。

人狼・ゼネラル(image大泉洋
「や↗ぁ~、メリークリスマぁス(笑)( ̄▽ ̄)」

子供達が、ゼネラルをサンタじゃない!と猛批判。

なかには、ゼネラルの両スネに、蹴りを入れたりする者も居る。

ゼネラル
「うるせー‼うるせーっ‼・・・日本は仏教の国だー(笑)( ̄▽ ̄)うるせー‼」

部下3が、飯嶋岬に声をかける。

ゼネラルの部下3(上島竜兵
「岬ちゃん、おやびん、来ましたよ。」

飯嶋岬「・・・・」

木の机の上に、白い大きなずだ袋を置き、叫ぶ

ゼネラル「子供達よ、おいでー、一緒に勉強するぞぉ~(笑)( ̄▽ ̄)」

飯嶋岬「は?」

ゼネラル「あ、改めますて、わたくす、狼峠ゼミナールの校長、ゼネ・ラル男で、ごぜーます。」

飯嶋岬「なんか、半端ななまりなんだけど。(笑)( ̄▽ ̄)」

ゼネラルはふと、真顔で岬に語る。

ゼネラル「不幸を嘆くのは、簡単だ。愚痴を言えば、幾らか胸の使えも取れよう。

俺は、それを否定はしないが、

前に進みたいならば、現実を受け止めて、

そっから、自分たちで、考えるしかない。

それが・・・いま、俺ができる、罪滅ぼしのひとつに、今こう言うふうに道標っぽいものを示す事なんだ。

飯嶋岬「それって、学校じゃ教えないの?」

ゼネラル「今の教育なんて、人材育成の概念より、時間給であることを、重んじているやつが、大半かもしれんな・・・ほれ。(笑)( ̄▽ ̄)」

飯嶋岬「ゲッ‼算数ドリル・・・・」

ゼネラル「おぢさんからのプレゼントだぉー、たーんと学び(笑)( ̄▽ ̄)」

飯嶋岬「ふーざけんなよぉ~(笑)( ̄▽ ̄)」

(おわり)