空想携帯小説家ht2355(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

あ♥️に♥️き ~📻️恋にならない恋~

 

原案

ママレードボーイ/吉住渉

 

第一話

ガサツな、あにき。

(上田美晴)

ここは、東京都中野区。ここに変わった兄妹が住んでいて・・・・

 

上田正晴(image内野聖陽)

「おーいっ、・・・おーいっ!(笑)」

 

(庭で洗濯物を干す美晴。)

 

美晴

「うっさいなー、お茶だったら、冷蔵庫でしょがぁ~!(あたしゃ、あにきのヨメぢゃねーしっ!笑💢)」

 

正晴「んっだよっ。」

(ふて腐れたヒロインの兄が、頼みたかった事とは違うと、言うのをこらえて、少々古びた冷蔵庫から、ペットボトルのお茶を取り出し、いきなり、らっぱ飲みを始める。)

 

美晴

「・・・でさぁ、あにき?、今日お昼頃、お客さん来るから、ペットボトルのお茶を、何時もみたいに、らっぱ飲み・・・するな、よって、ゆってるさなか、もー、やってるしっ!」

 

(庭から、洗濯物を入れる篭を持って入ると、飽きれ顔の美晴と目が合い、らっぱ飲みするお茶を、勢い強く吹き出す正晴。)

 

美晴「でった、中野一のガサツ親父!」

 

(子供みたいに拗ねる兄、正晴。)

 

正晴

「はんっ!・・・、るせーっ!、

 

おめ~が、

『はいっ❤️、お兄ちゃん💓(笑)』

ってくりゃあ、

 

こちとら、土曜の朝から、

カリつかねーん、でぃあおっ!(笑💢)」

 

(妹、美晴との顔が近い。)

 

美晴「腐っ!(笑;)」

 

正晴「あ゛っ?」

 

美晴「また寝酒したでしょ?」

 

正晴「あっ・・・・」

 

美晴「あ?。ぢゃねーし!、こないだ、急性アルコール中毒から、復帰した時に、何て言われた?え?、いってみなよ!」

 

正晴「あ、あれは、まさか、おめーが、見合い相手の・・・・」

 

(急に口ごもる兄に、耳をこそば立てる美晴)

 

美晴「はいっ?、なんですかぁ?、きゅーに、ゴニョゴニョ言わんといてくれますかー?減点いちぃ~👍️(笑)」

 

(取り乱し、その場で膝まつく、囚人服のような、パジャマの兄)

 

正晴「だだ、だって、おめーが、みっ・・・・みしゃこ(美沙子:image大石絵理)しぇんしぇん所で、搬送するなんて、思ってもねーことしやがるから・・・・」

 

(正晴の妹である美晴は、腕を組んだ仁王立ちで、兄を見下げ、問い詰める。)

 

美晴「んで?、ところでさ、あにき、歳幾つ?」

 

正晴「今年の2月でぇ、五十・・・・」

 

美晴「んで?、消化器内科の、美沙子先生って、だれ?」

 

正晴「おめーが、立ててくれた、・・・・おっぱいがデカい、見合いの相手。」

 

(足元にいる兄に膝を折り、目線を合わせる美晴。)

 

美晴「あのさ、もー、自立しよ?(^_^;)・・・」

 

正晴「え、なんでだよ!、今まで仲良く、ひとつ屋根の下で、暮らしてきたぢゃんか?。プラベだあって、深入りしてなかったぢゃん!」

 

(その場で、子供のように大の字になり、バタバタ始める兄。)

 

美晴「あー、頭痛い。(笑;)駄々っ子ぼーはつだよ。」

 

(美晴)

でも、このあにき。

元は、捜査一課の刑事だったんです。・・・それは、数年前。

 

(美晴の回想)

捜査一課内、直角に頭を下げるヒロイン

 

ヒロイン「申し訳ございません!」

 

捜査一課 課長(image水谷豊)

「あー。( ̄▽ ̄;)ねぇ・・・、」

(困惑顔の兄の上司に、美晴は、菓子折りを、両手で差し出し、再度急角度謝罪。)

 

美晴

「もーしあけ、ございませんっ!」

 

(近くに居た、若手刑事が、ぼやく。)

 

若手刑事(image澤部佑fromハライチ)

「あー、おたくのお兄さんね、トラブル起こしすぎ(笑:)。うちらは、事件を解決するのが仕事で・・・・」

 

(応接用のテーブルに、ドンっ!と置かれた書類の山)

 

若手刑事「仕事を増やすのが、仕事じゃないですからー。」

 

美晴「あ、あの、この書類の山は?」

 

捜査一課課長

「始末書、顛末書・・・・クレームの報告書。正義感の強さは抜群なんだけどね。それだけじゃ、ダメなんだよ。昨今、コンプライアンスにうるさくなったから・・・・ね。」

 

(回想が変わり、どしゃ降りの、雨が降る路地裏で、誰かに銃口を向ける兄。)

 

正晴「おいっ!・・・いいか?テメー。二度と近付くんじゃねぇ!・・・・コイツを護るためなら、いま、すべてを棄てて、テメーをぶっ殺すっ!」

 

(びしょ濡れの制服姿のまま、物陰に隠れ、震える唇を噛み締める美晴)

 

(美晴)私を護ろうとする、あのときの、あにきの眼は、まさに、鬼神だった。

 

でも、なぜだろう。私には、あの日の記憶が少ない。

 

(回想から呼び戻す、正晴の声)

正晴「お、おい。これでいいか?(^_^;) 」

喪服にカラーワイシャツをアウトして、下は、小汚ないデニムのジーパンを履いている。

 

美晴「ん?、あ・・・、( ̄▽ ̄;)、えぇっと。これから、学会葬?・・・・てゆーか、相変わらず、センスわりぃ~(笑)」

 

正晴「は?、だったら、おめーが見立てろよ!」

 

美晴「は?、私は、あにきのヨメか?💢」

 

正晴「ま、にたよーなもんだろ?(笑)」

 

美晴「だーれがじゃ!(笑)」

 

玄関の呼び鈴が鳴り、カメラ付きインターホンに出る美晴。

その背後で、聞き耳を立てている正晴。

正晴「えっ、NHKかっ?、うちは借家で、兄は失業してっから、金は、ねぇっ!て言っとけよ、なっ!、なぁっ!」

 

美晴「圧っついな!もうっ!(そーゆうしつこさが、あんたの婚期を遅らせとんじゃいっ!💢)」

 

美晴の、右腕肘鉄を食らう正晴。

 

 正晴「みみみ、みしゃこしぇんせぇっ!(^_^;)」

 

玄関ドアを美晴が開けると、大きめのコンビニの袋を、両手に持つ、消化器内科の美沙子先生こと、間宮美沙子がいた。

 

間宮美沙子「みーちゃん、袋っ!袋っ!、指が切れちゃう♥️」

 

正晴「どけぇっ!ウスラトンカチが!」

 

玄関に立つ、美晴を左に押し退け、美沙子のコンビニの袋を取り上げた。

 

美晴「💢痛ったいなーっ!」

 

複数の、コンビニの袋を、倒れた美晴に押し付け、美沙子の指先を、自分の両手で包みながら、呟く。

 

正晴「あーん、美沙子先生の、白雲のようなお手々がぁ~!」

 

美晴「は?白雲ぢゃなくて、白魚でしょがーっ!」

 

 正晴は、今にも美沙子の指先を、自分の頬へ、いとおしそうにスリスリし始めた瞬間、間髪を入れず、玄関のスリッパで、正晴の後頭部を叩く。

 

正晴「いってぇ。」

美晴「創価の葬式みたいな、格好は、止めて着替えてきて。」

正晴「ほーい。若年寄の美晴ちゃんっ!(笑)」

 

正晴は、ダンデイ坂野みたいに、奥の自室である、和室にはいった。

 

美晴「は?💢

 

引き笑いする美沙子

間宮美沙子「は、は・・・・」

 

美晴は、美沙子をリビングへ上げ、きゅうすから、湯飲みへ、緑茶を注ぎ、美沙子へさしだす。

 

美晴「なんか、すいません。恥ずかしい兄で。」

美沙子「あ、いぇ・・・・」

 

自室の襖を静かに閉め、ため息をつく正晴。

 

ふと、目線を下げると、正晴と並ぶ女性が写る、写真立てが眼に入った。

正晴「・・・・・」

静かに写真立てを手に取る、正晴。

 

(回想・正晴の亡き妻、佳代)

夕暮れ、スーパー内、買い物台車を押して、素材を探している佳代。

 

佳代(image床嶋佳子)

「今夜は、正ちゃん(正晴)に、何食べさせようかなぁ?(笑)・・・・ねぇ、しょーちゃん、何食べる?」

 

正晴は、若い店員の、尻や胸を視姦に近い眼差しで観ている。

 

佳代「まーた、やっとるな?(笑)」

正晴の腰に台車を、追突させる佳代。

正晴「あいたっ!」

佳代「人生のわき見運転っ!」

正晴「おっ、うまいこと言うねぇ~(笑)」

佳代「バーか。(笑)」

(正晴)

それから、佳代(あいつ)は・・・

 

(集中治療室。酸素マスクを着けたまま、身動きしない佳代を、ガラス越しで見つめる正晴。)

 

(正晴)まさか、全身に癌が回って居たなんて、俺はチッとも知らなかった。

 

・・・・いや、上っ面の顔色ばかり見て、知ろうとしなかったんだ。

 

(回診中の、医師や看護師達の中に飛び込み、泣き付く正晴。)

正晴「た、たのむよっ!かみさんを、助けてくれよ!、なぁ!、頼むよぉ!」

担当医「残念ですが、もう。」

 

ガクッと、膝から崩れ落ちる正晴。

(回想から、呼び戻す美晴の声。)

 

美晴「あにき~っ。まだきがえてんのぉ~。今夜は、美沙子さんが鍋・・・・え?」

 

美晴が、ガラッと襖を開くと、正晴の左鎖骨部分に、深手の傷痕を見つけてしまう。

その美晴の目線に気がつき、思春期の子の様に、下着で胸元を隠す正晴。

 

正晴「ば、ばっきゃろっ!部屋はいるときは、ノックしロッツってんだろっ!」

美晴「あの。襖なんですけど・・・・て言うか、その傷・・・・何?」

 

(一話終了)