読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

空想携帯小説家(20120708)'s blog

空想携帯小説家(山本 繁一)の作品を公開しています。

空間爆撃機イグドラシル・第5話

「見えない敵 」

蜃気楼のように歪む空に、京浜工業地帯のような、鋼鉄の城が見える。

邪神エキドナ(image市村正親
「時の神、クロノス。・・・・世界の破滅を止められぬならば、もう、貴様の存在意義など、どこにもない‼」

時の神 クロノス(image中尾彬
「いきなり不躾に、
他人の城を土足であがりこみ、何をたわけた事をっ‼・・・

神にも成れぬ邪神の分際で、なにようか!」

邪神エキドナ「物は言いようだな、無能の神よ。(笑)」

邪神エキドナは、ゆっくり腰に下げたサーベルを抜く。

時の神クロノス
「他を侮辱し刃を向けるとは、愚かな邪神め!」

右手を突きだすと、見えない圧力が発せられ、間一髪でエキドナがよけると、壁の機械柱が、一気に錆び付き出した。

サウンドラブレターシリーズ「KNOCKIN' ON YOUR DOOR (L⇔R追悼小説)」

第7話「KNOCKIN' ON YOUR DOOR 」

(不定期更新小説)空間爆撃機イグドラシル

4話
「同じ傷(こころざし)をもつもの」

モノリスに触れ、天使・MELLが、たどり着いた場所は、太平洋戦争の日本。)

MELL「やったーっ‼(笑) 帰って・・・・あ、あれ?」

(街中で闊歩する人々の姿に戸惑うMELL

MELL「たしかぁ、ハロウィーンは、おわっ・・・てるよね?ってゆうか、なんで似たような服?・・・んで、なにっ?あの垂れ幕っ、一億玉砕って・・・パチンコかよ。(笑)」

(ジーパンに白ワイシャツ、背中に黒い羽根がある女性が座り込む街角は、当然のざわめきが起きた。)

憲兵「貴様ぁっ‼ 公衆の面前で、何をしとるかぁっ!」

MELL「え‼・・・やだ、こっちくるぅ‼」

(走り迫る憲兵たちに、立ち上がろうとした瞬間、何者かに手を捕まれ引っ張られるように走り出すMELL

MELL「やっ!、え?、なになになにっ!」

青年「いいから黙って走れ‼」

(町外れの高架橋の下に走りつく二人。)

中年男性「ようこそ、日本革命へ。」

MELL「え?、閻魔大王?」

東條英機閻魔大王/image中井貴一)「さて、閻魔大王とは、誰の事かな?(笑)」

MELLを引っ張ってきた男が、呼吸を整え、ようやく口を開く)

小島(image小島よしお)
「おいこら、羽根つき‼」

MELL「は、羽根つき?!」

小島「東條さんの依頼で連れてきたけど・・・お前は、なにもんだ?」

MELL「あんたねぇ、いきなりこんな便所臭い高架橋に連れてきて、いきなり初見の女性に聞く言葉なのっ?、はぁ~(ため息)・・・、あんたの親の顔が視てみたいわ(笑)」

東條英機
「彼には親はいない。空襲で亡くなった。」

MELL「え?・・・空襲?」

小島「東條さん、わりぃけど、その話に触れねーでくれっかな?(怒)」

東條「すまない。だが、イグドラシルのキャプテンとして、メンバーの特性を知ってもらいたいのだ。」

小島「てゆうか、こいつがキャプテンやんの?・・・・なんで東條さんじゃねーんだよ!・・・それに飛行機乗り経験は?」

MELL「友達と、ファンクラブのイベントで沖縄行ったくらいかなぁ~(笑)」

小島「ふぁ?、ファンクラブ・・・?」

(軽く咳払いする東條英機こと、閻魔大王。)

東條英機閻魔大王)「すまぬ、美空愛善少尉は、暫く海外生活が長くてな、迷惑を掛ける。」

(指を鳴らし、数分間時を止める閻魔大王

MELL「あのっ、【美空 愛善 / みそら あいぜん】って、誰?・・・おまけに私は軍人じゃないし~」

東條英機「君の名だ。まさか、angel nameを使う気か?横文字禁止の時代で?(笑)」

(時を戻す閻魔大王

東條英機「さて、美空愛善どのには、あと6人の仲間を集めて貰おう。」

MELL(美空愛善)
「え゛っまだ居んの?・・・めんどくさっ!(笑)」

東條英機「ああ。空間爆撃機イグドラシルは、飛び立つ為にば原則的゙ に人手がいるんでね。」

(翌朝)

東條英機「美空、上野動物園の慰霊碑に来る、北野と言う少女を日革へ誘うんだ。」

美空愛善(天使MELL
「○○ナンパっすか?(笑)」

MELLの不適な笑いを見て、少々苛立つ東條英機こと、閻魔大王。)

東條英機「ナンパではない。勧誘だ。ニンゲンどもが、下ネタをの賜ってるうちに、得たいの知れぬ物に、世界の全てをねじ曲げられてしまうぞ。」

上野動物園・慰霊碑に、献花をして手を合わす女の子)

美空愛善(MELL
「もしもーし。(笑)」

MELLは日奈子の左肩甲骨へ、指で優しくトントンする。)

北野日奈子(from乃木坂46
「はい。」

(少し涙目のまま、MELLの方に振り向く日奈子)

美空 愛善(MELL)「動物、好きなんだねっ?(笑)」

MELLの笑顔を無視して、一瞬にして不審げな視線で、MELLの出で立ちを見る日奈子。)

MELL「んっ?・・・なんかついてる?(笑)」

北野「この戦時下に、国民服を着てないなんて、あなた非国民ですか?」

美空愛善(MELL)「ぽっからかーん(○。○;)・・・えっ?なんですと?」

(フリーズのMELLにしびれを切らし、走り寄る小島。)

小島「何やってんだよ美空ぁっ❗・・・(軽く咳払い)・・・俺の名は小島一兵。もと帝国海軍、人間魚雷【回天】の特攻兵だ。(笑)」

美空愛善(MELL)「わぁ、私の名前は、美空愛善。・・・いいずらいから、メルでいいよ。(笑)・・・てゆうか、小島さん、海軍の出身じゃあ飛行機乗れないジャーン‼(笑)」

(照れ隠しで、頭をかく小島。)

小島一兵「おっ、おれは・・・特攻兵なのに、死に損ないだ。・・・でも、親兄弟の仇をとるために、イグドラシルにのる事を決めたんだ‼・・・北野くん。」

北野日奈子「はい。」

小島一兵「一緒にイグドラシルに乗り、敵国を殲滅しよう‼」

MELL「人殺しはダメだよ。罪業を積んじゃうから。」

小島「はぁ?・・・てめ、なにいってんだよ。もう、沖縄は敵国に踏み込まれてんだゾッ‼」

(口を挟む東條英機こと、閻魔大王

東條英機閻魔大王image中井貴一。「そうだな。・・・だが君達が倒す相手は敵国じゃない。・・・神だ。」

(言葉をなくす一同。)

北野日奈子「あの、私は・・・神様とは縁遠くて、イグドラシルなんて何がなんだか、わからないのには乗れないし・・・それより、戦争で亡くなった動物たちを、供養したい。」

MELL/美空愛善
「東條さん、なんでこの子を選んだの?」

東條英機閻魔大王「北野くんの父は、零式戦闘機の開発者の一人であり、北野くんは、よく作業を見たり、手伝っていたよね?」

北野日奈子「え?・・・なんで、知ってるんですか?」

東條英機閻魔大王
「君に空間爆撃機イグドラシルのメカニック(保守、整備)を任せたい。お願いできるか?」

北野「でも、私は学徒要員の身ですし・・・・」

東條英機閻魔大王
「この国と、君の3世に関わる話だ。」

MELL/美空愛善
「ごめん、飛行機のこと、なんも解んないけど、てゆうか、私と戦ってくれるっ?・・・てゆうかお願いしますっ‼力を貸して‼」

(涙目のMELLに折れた北野日奈子。)

北野日奈子「私の知識でお役に立てれば、協力します。未来の為に。」

(残りのメンバーを集めるために東奔西走するMELL達)

(浅草・呑み屋街)

コウメ太夫「あちきのよーな兵隊崩れで良ければ、力を貸すざんすぅ~っ」

(ひそひそ話で太夫の身元確認するMELL

MELL/美空愛善「あの・・・もと軍人なのは解るけど、あれは・・・どーみても、オカマでしょ?」

東條英機閻魔大王「彼は紫電改パイロットで、顔や全身にケロイド(火傷)を負っているが、副操縦士として、使いたいのだ。」

MELL「だっから、白塗りメイクなんだね?」

MELLは仲間達とともに、アジトに戻るときに、ある男とすれ違う。

謎の男(image吉田照美
「まだ生きてたんだ(笑)。」

振り向くMELL

立ち止まる謎の男

謎の男「・・・(笑)」

冷笑する謎の男に、みが凍り付くMELL

小島「おい、MELL‼いくぞっ!」

おぼろ気ながら記憶が甦る、MELLの記憶

MELL「あなたは・・・」

MELLの回想)
高校の教室・・・

夕暮れ時・・・・

ホームルーム・・・・

生徒①「あ、吉田がくるよ。」

衣を正し、吉田と言う男を待つ生徒たち。

教師・吉田「はーい、みなさーん、ホームルームを始めまーす。」

テレビとDVDの電源を入れる吉田。

生徒②「また、洗脳授業だよ。」

舌打ちをして、生徒たちを睨み付ける吉田。

教師・吉田「あー、誰かなぁ~、洗脳授業だよって言った子は?・・・・」

沈黙を護る生徒たちに腹をたて、出席簿を教壇にバンバン叩きつけながら、怒鳴り出す吉田。

教師・吉田
「きーみーたーちーはー、薄汚い日本人の末裔なんですよーっ!」

DVDの再生スイッチを入れる吉田。

流れる映像は、目をおおいたくなる物ばかりで、直視した生徒は嗚咽したり泣き出したりしている。

それを嬉しそうに見ている吉田。

MELLだけは、違和感を感じながらも、吉田の言動を正視している。

教師・吉田「君達の先祖たちは、大陸に何度も土足で上がった盗人なんですよー!(笑)」

(回想おわり)
小島の呼び掛けに、気がつくMELLだったが、男の姿はそこにはなかった。

(つづく)

(不定更新小説)空間爆撃機イグドラシル

1話
「彼のもとへ~another angel 」

(病室、
心電図が不整脈を起こして、
けたたましい音が鳴り終えて数秒後、

医師達が電気ショック等の
延命処置するが、亡くなる男性)

医師「最善を尽くしましたが・・・」

(若い女性に、深々とお辞儀する、力尽くす医師と看護士達。)

女性「ありがとう御座いました。・・・・ほんとうに・・・」

(嗚咽を圧し殺しながら、
礼を言う女性に、
医師は遺体の始末の確認を問う。

女性「・・・今は、

(彼は、私と出会い、

やっと気持ちが通じた数ヵ月後、

息を引き取った・・・。

大病を患っていたなんて、

彼から、なにも聞いてなかった。

これならもっと
膝詰めで話をすればよかった。

彼はなぜ、
私になにも言わなかったのだろう。

逢いたい・・・・・

逢いたい・・・・

どうしても逢いたい。)

ちょっと、
今は何も考え付きません。

ごめんなさい。」

医師「御家族、ご親戚のかたに連絡していただき、御遺体様の安置を。」

(せかす病院側の対応に、女性は、何も考えがつかず、病院を後にする。

11月の夕方は肌寒く、
彼女の気持ちまで強張らせた。)

警備員「恐れ入りまーす、歩道帯をお歩きくださーい。」

(警備員の誘導の声は届かず、
水道管埋設工事中を歩む女性。

ふと、季節外れのキンモクセイの香りに、正気を取り戻すが・・・)

女性「キンモクセイ・・・?・・・あっ‼」

(突然、誰かに脚を引っ張られたような感覚になり、

深さ五メートル近い、
道路の掘削箇所に落ちたまま、
意識を失う女性。

救急車のサイレンと、
人々のざわめき・・・・

そして安否を呼び掛ける声・・・・

何分たっただろうか?、
ふと気が付けば、彼とは違う声が聞こえる。)

男「おい女、生きてるのか?・・・死んでるのか?」

(女性が目を覚ますと、全方位が真っ白な世界のなかにいた。

女性「ここは?」

(七三分けで、眼鏡をかけたスーツ姿の男が、うつ伏せになっていた女性に声をかける。

スーツ姿の男
「ここは、冥府だ。」

女性「冥府?」

(途方もなく考える女性に、ソバージュで、真ん中分けの髪型の男が背後から現れ、話し掛ける。)

ソバージュ頭の男
「ここはなぁ、
あの世の入り口やねん。

しかも、地獄でも天国でもないねんで?。」

女性「私は、死んだの?」

(スーツ姿の男が、ほっとした表情で、話を続ける。)

閻魔大王(image中井貴一
「仮死だ。人間界の時間と、何故か若干ずれがあるが・・・・。

初七日まで、数日と時間はある。帰りたいか?」

(うなずく女性。

そして、閻魔大王の発言を問いただす、ソバージュ頭の男。)

ソバージュ頭の男
「ちょっ、大王さま?、なにゆうてますの?天上界の真似事はあきませんて。」

(スーツの男が、閻魔大王と聞き、驚く女性。)

閻魔大王
「善鬼、表裏一体の、天上界を、我々で建て直す切っ掛けにしないか?この女をつかい・・・。」

女性「え?・・・あ、私がっ?」

善鬼「ちょっ・・・、
あきませんて。

この子、人間ですよぉ?。
この子が凡夫として、どれだけ罪背負っとるのか、しらべてますぅ?」

閻魔大王「逆に罪深き人間が、どれだけの逆境に立ち向かうか、是非とも見てみたいものよ(笑)」

善鬼「あかん。、界王達が大王様の、その立ち振舞いへの不信任案をだしますよっ!そないなったら、どないしはるんですかっ?」

閻魔大王「それが、如何なるものぞ(笑)」

善鬼「大王さま!、よもや、地獄界を見捨てる気ですか?」

閻魔大王は、善鬼のお咎めを鼻で笑う。)

閻魔大王「バカを抜かすでない。更正の森は、私でしか扱えぬ。」

女性「更正の・・・・森?」

善鬼「人間のじいさんがやる、盆栽やジオラマ作りぃみたいやもんやけど、罪を犯した者が、直接大王様の指示を受けて暮らしてん。」

(軽く咳払いをひとつ付く、閻魔大王。)

閻魔大王「(女性に対して)お前はまだ、仮死であり、私の裁きを受けておらぬ・・・・故に、更正の森へは入れぬ。」

女性「あのぅ、話が・・・(見えません。)」

(大王は、黒い懐中時計を、ズボン下から取り出して、文字盤をみながら、女性に語り出す。)

閻魔大王「私が、お前を人界に帰す条件は、ひとつ。・・・・太平洋戦争当時の日本へ飛び、時代を変えて来るのだ。」

(つづく)

反転の月

鉄道警察に拘束される 東 辰彦。

鉄道警察官①
「東さんさぁ、かれこれ二時間沈黙モードだけど、黙っちゃうの?」

空を仰ぎ見るわけでもなく、

誰かと目を合わせること無く、

全く微動だもせずに、
深くパイプイスに座る東。

鉄道警察②
「日本男子は・・・・素直さが大事だぞっ‼」

左右交互に顔を除き混むが、まばたきですらしないなど、その行動に
次第にイラつき始める。

第2話【歪み】

東(あずま)
「あんたら、善悪を見間違えてるんじゃないか?」

ぼそっと、諭すように呟く東。

鉄道警察官①
「誰に向かって・・・口聞いてんだっ‼」

いきなり右手平手打ちを、東に放つ鉄道警察官

右斜め下にうつむいた頭を、ゆっくり戻すと、東の左口元より、うっすら血が流れる。

鉄道警察官②
「あーっ、鬼の松井に火がついたぞぉ~ 俺知らねぇ(笑) あやまっちまえって‼」

東 辰彦
「誰に?なんの容疑だ?・・・」

鉄道警察官・松井
「てんめ、さっきっから大人しくしてりゃ・・・なめてんのかっ‼」

立ち上がり、向かい合っている東に、机をバンバン叩いて威嚇する松井。

聴力に障害があるのか、?
精神的病んでいるのか、?

東の表情に、
人間の温もりを感じられない

東「取り調べの録画、録音は、?」

呑気に密室内でタバコを吹かし出す、もう一人の鉄道警察官

鉄道警察官②
「あぁ、やってるよぉ~(笑)」

鉄道警察官・松井
「俺らの都合道理に、その場で加工して、最高裁へ生ライブ中だ。」

東の真正面に顔を寄せる松井。

鉄道警察官・松井
「権力に楯突くから、君には佛罰を、与えよう(笑)・・・」

東の目線は、
鉄道警察官・松井を離すこと無く、

ゆっくり左足の踏み込みを強め、体を左横に傾け、
右手は、パイプいすの側面に手を掛けている。

もう一人の鉄道警察官が、
わざとカメラに向かって、

タバコの煙を吹き付けた瞬間、

東は、
右手で握っていたパイプイスを向かい合っていた、
鉄道警察官の左こめかみを殴打

東の目の前を、
崩れ落ちてまもなく、
背後からパイプ椅子を降り下ろしてきた、
鉄道警察官の左脇腹をめがけ、その場で腰を落とし、半転しながらエルボーを食らわせた。

(後編)angel song

前編のおさらい。
(この作品は、妄想フィクションです。)

クリスマスイブの朝、突然添い寝している、ラブラドールレトリバーに驚く島崎遥香
 だが、このメス犬、突然言葉を喋りだし、自分が天使で、ノルマを達成できないせいで、犬のなかに封じ込められたと言う。
 更に厄介な事に、島崎遥香の彼氏の命を、天使として復活するために寄越せと言う。
 タイムリミットは、赤い月が出ると言う、クリスマスを告げる鐘が鳴るまでと言う、とっぴな話に困惑する島崎遥香だった。

(本文)
イブの朝、頭を抱えて、部屋の中をウロウロする島崎遥香

島崎遥香(元AKB 48)
「あーんっ、やっぱ話がみえなーい‼・・・なんで家にラブラドール?・・・なんで、なんで犬がしゃべるの?可笑しくない?そんで、彼の命をちょーだいって、どゆこと‼・・・イブの鐘ってどこよ?」

ラブラドールのマルは、だらけている。

島崎遥香「ちょっとーっ‼話聞いてるっ?⬆」

マル(image谷花音
「決まったぁ?・・・ぱるちゃんが決めてくれないと、私帰れないんですけど。」

島崎遥香
「あーのぉーさっ、

いきなりあんた、
自己中過ぎでしょっ?・・・

私のアイドル卒業と
彼の命を、

引き換えにさせるなんて、

天使のやることじゃないんじゃない?」

マル
「あれぇ、知らないんだ?(笑)」

島崎遥香
「な、なにっ?」

マル
「天使だって、死神と変わんないよ。」

島崎遥香
「え?・・・貴方たちは、人間を助けてくれないの?」

仰向きになり、ハッハッと呼吸するラブラドールレトリバーのマル。

マル
「ぱるちゃーん、天使は「天」(天上界)の、「使」いと書くの。つまり、うちらは、天上界の指示でしか、出来ないの。」

島崎遥香
「でも、彼の命を・・・って・・・」

マル
「ごめーん、事前調査してましたー(笑)」

島崎遥香は、ため息をつきながらも、話を続けた。

島崎遥香
「彼が死ぬ・・・それって、決定事項?」

マル
「うん。でも、ぱるちゃんの最終確認してからにしようと、考えてた。・・・そうすれば、ポイントも付くし・・・(笑)」

島崎遥香
「ポイント・・・・」

島崎の宅電が鳴る。

島崎遥香
「もしもし、えっ!」

通話を切り、自宅マンションを飛び出し、病院へ走る島崎遥香

後を、全力疾走で追う、マル。

マル
「ぱるちゃん、待ってぇ~💦」

すれ違う人々は、喋る犬に驚く。

通行人「いま、喋んなかった?」

島崎もマルも、息を切らせて、病院にたどり着くが、マルは犬ゆえに、施設内に入れない。

島崎が病室に入ると、真っ黒なスーツを着た、がたいの良い男が、島崎の彼氏の顔を覗きこんでいる。

死神(image吉田鋼太郎
「やぁ、来たんだ?・・・・」

島崎遥香
「何してるの?」

死神
「あれっ?・・・私の姿、見えちゃう?」

島崎遥香
「えぇっ、ガッツリと。」

度なし眼鏡を、ゆっくりはずし、ため息をつく死神。

島崎遥香
「見えたらなんだって言うの?・・・で、でてって!天使なんて信じないっ‼」

首を左右にコキコキやりながら、ゆっくり島崎を睨み付ける死神。

死神「天使が、居る?・・・だと?(笑)」

死神の瞳の黒点が、濃紺に変わり、両手が枯れ木の根っこの様に、島崎の首にまとわりつく。

島崎は声が出ないまま、そのまま立ち尽くす。

島崎遥香
「(や、やだ・・・死にたく・・・ないっ!)」

緊急処置室の外窓をブチ破って、飛び込むラブラドールレトリバー

マル
「このお兄ちゃんは、私のものっ‼」

島崎遥香
「え?そっちぃ?」

もみ合う大型犬と、黒スーツの男。

死神「死に優先順位は、ないっ!」

島崎遥香の手を離しあわてふためく死神。

マル
「ぱるちゃん、そこのお兄ちゃんのことをおねがいっ‼」

マルは死神の左足に必死に食い付き離さない。

死神「はっ、離せっ!くそぉっ‼」

粉々に割れた処置室の窓枠から逃げる死神。

マル「まーてーっ‼」

黒スーツを追うラブラドール。

島崎遥香「まって!マル‼」

窓枠から、外を眺めても、北風が落ち葉を舞い上げるだけだった。

やがて日が落ち、数時間たった頃、傷を追ったラブラドールのマルが、よれよれに成りながら、島崎の待つ病院にたどり着いた。

マルの頭を抱き抱える島崎遥香

島崎遥香「マル、おかえりぃ。」

複数の怪我を負いながらも、ヘラヘラと、経緯をかたるマル。

マル「あの死神さぁ、私の稼ぎを、いっつも横取りしてたから、・・・今度は噛んじゃうつも・・・り(笑)・・・」

意識が薄らぐマル。

島崎遥香「マル、もういい、もうしゃべんなくて良いからっ‼・・・ねっ‼」

マル「お兄ちゃんは・・・大丈夫だった?」

島崎遥香「うん。」

マル「よかったぁ~(笑)」

12月24日 23:00

島崎はマルに言われるがまま、ある雪山に登った。

島崎遥香
「マル?・・・まじここら辺なの?」

マル
「そぉだよ。・・・イブの朝、私とぱるちゃんが見た、夢の場所。」

マルを乗せた、プラスチックのそりを引く島崎遥香

たどり着いた洋館は、バラの鎖はなかったものの、ほぼ同じ佇まいを醸し出していた。

島崎遥香「ついたよ。マル。・・・え?・・・マル?・・・マルっ‼」

島崎はそりに横たわる、ラブラドールを揺さぶり起こすが、反応がない。

島崎遥香「体・・・冷たくなっちゃったね?・・・ごめんね?」

島崎は首に巻いていた、赤いロングマフラーを、蛇腹おりにして、横たわる、ラブラドールの上に乗せた。

そして、何処からかクリスマスを告げる、鐘の音が響く・・・・

島崎は、ゆっくり空を見上げると、赤い月が雲の隙間から見える。

島崎遥香の背後に、真っ白なロングコートを羽織った、老紳士が顕れた。

老紳士(image藤村俊二
「おや?・・・寒いなか、何かようですか?・・・ま、ここでは何ですから、お部屋のなかへ。」

島崎は無言のまま、軽く会釈して、マルをのせたそりと一緒に、屋敷のなかに入った。
 部屋の奥にある、石積み煉瓦の暖炉は、パチパチと燃え上がる。

老紳士「お嬢さん?・・・アッサムティーは好きですかぁ?」

老紳士はいそいそと、紅茶を入れる準備をしながら、島崎に話し掛けている。

島崎遥香「あ、私はカモミールも、結構好きです。(マルの事、話してみようかな?)」

そっと、テーブルの上に置かれたティーカップのなかに、とぽとぽと注がれる紅茶の色は、冴え渡る色を醸し出していた。

島崎遥香「あのっ、この犬・・・言葉しゃべってたんですけど・・・信じます?」

老紳士は含み笑いで、話を始めた。

老紳士「私、この犬の飼い主なんです。」

島崎遥香「やっぱり神様?」

老紳士は瞳を閉じ、静かに首を左右に振る。

老紳士「神は、辞めました。今じゃぁ、単なるじじいですけどねぇ(笑)・・・あ、そうそう、この子は、約束を守れなかったので、残念ながら、地獄に墜ちます。」

マルの体から、光のかけらがキラキラと舞い上がる。

何かを察したのか、横たわるマルに覆い被さり、声をかける島崎。

島崎遥香「ま、マルっ‼・・・ちょっと待って!・・・・でも、マルは、彼と私の命を護ってくれたんです‼」

もう仕分けなさげに、意を告げる老紳士

天使たちが、何かを唄いながら、覆い被さる島崎をどかして、犬の体から、天使を引き出す。

老紳士「でも、約束は約束なんですぅ。」

ついイライラが、顔に出てしまう島崎。

島崎「あのっ、約束約束っていうのは、そっちの勝手ですけどぉっ、私と・・・彼を助けた件は、マルの・・・マルの評価に繋がらないんですかっ‼?」

イブの鐘が鳴り終わった瞬間、あたりは一気に真っ暗になった。

12月25日 8:10

スマホのアラームが、しつこく音を鳴らす。

島崎遥香「夢?・・・だった?」

キッチンの方から、なにやら犬の鳴き声が聞こえる。

島崎遥香「え?・・・まさか・・・嘘でしょ?」

大型冷蔵庫を開いたまま、なかを引っ掻き回す。ラブラドールレトリバー

マル「あ、おはよー(笑)」

島崎遥香「なにしてんのよっ!(泣)」

ヘッドロックするように、マルに抱き付く島崎。

島崎遥香「おかえりっ。おかえりっ、マル‼」

マル「ぱるちゃーんっ?」

島崎遥香「なあに?」

マル「チーズ抜きのラザニア作ってぇ~(笑)」

島崎遥香「知るかっ‼こんな散らかしてっ‼(笑)」

angel song おわり。

(前編)angel song(不定期更新読み切り小説)

12月24日 24 : 00

島崎遥香の夢の中)

蔵王か、湯沢のような雪景色が、目前に広がり、

凍てつく夜空には、赤い月。

さ迷いながら、何処かの屋敷前にたどり着く、島崎遥香

たどり着いた屋敷は、
ベル薔薇か、
キャンディキャンディに出てくる

少女マンガのような、古臭い洋館だ。

フードつき白装束の女(image谷 花音)
「後悔は、しないんですね?」

島崎遥香
「あ、はい。」

フードつき白装束の女
「次に赤い月が現れたら・・・・」

島崎遥香
「あのっ、それって・・・・?」

門柱に絡まる、薔薇の鎖を引く白装束の女。

島崎遥香
「あのっ、ちょっと!」

12月24日 09:30

ふと、夢から覚めると、
島崎遥香の左どなりに、
少々毛が長い
ラブラドールレトリバーが、目を覚ました。

島崎遥香
「いっ !・・・犬っ!・・・な、なんで?・・・てか、なんなのよぉっ!(汗)」

島崎遥香に、羽毛枕で数回頭を叩かれたラブラドールが口を開く。

ラブラドールレトリバー(image谷 花音)
「痛い痛い‼・・・暴力反対!児童虐待で通報するよっ!・・・てゆうか、こっちが聞きたいよぉ!」

ベットから転げ落ち、腰を抜かす島崎遥香

島崎遥香「うそぉっ!・・・犬が・・・しゃべっ・・・た。」

ラブラドールレトリバー「えーえー、喋りますけど、なにか?・・・あ、私の名前は、【マル】」

噴き出すの堪えて、惚ける島崎遥香

島崎遥香「え?(∩゚д゚)(笑)」

マル「あーっ、今聞こえないフリしたでしょっ?・・・タチ悪っ。」

島崎遥香「聴こえてましたけどなにか?(笑)・・・てゆうか、貴女は何者?」

マル「私は元天使。わけあって、ラブラドールレトリバーの身体を借りてまーす。」

島崎遥香「わけ?」

島崎遥香の顔に、マルは顔を寄せる。

マル「私と観たでしょ?・・・雪景色と赤い月。」

フンフンと、ラブラドールレトリバーの鼻息意外、聞こえない

暫く無音状態がつづくが・・・

島崎遥香「はいっ?(∩゚д゚)(笑) 」

マル「だーかーらぁ、私がぁ、貴女の願いを叶えたのっ!。#自由になりたかったんでしょ?」

島崎遥香「・・・・」

姿はラブラドールレトリバー故に、島崎遥香に甘える
もと天使、マル。

マル「今度わ、私の願いを叶えてほしいなぁ~(笑)」

島崎遥香「え?マジなんなの、突然‼」

外見の可愛らしさと、
何が原因で喋る犬が、
目の前に居るのか?
少々困惑気味の島崎。

マル
「明日のクリスマスが、終わるまでに、

貴女の大事なものをちょうだいっ?・・・

実は天使仲間で、
私だけノルマが足らなくて、罰としてラブラドールの体に閉じ込められちゃったの・・・・」

島崎遥香「え?・・・急すぎでしょ?・・・」

部屋のなかを物色し始める、ラブラドールのマル。

マル「次に赤い月が登って、イブの鐘が成るまでに、ぱるちゃんが、大事にして・・・あっ!」

島崎遥香「あのっ、人のへやウロチョロされるのめいわ・・・それ、止めてくんない?Σ(゜Д゜)」

マルがくわえてきたものは、写真縱だ。

マル「このお兄ちゃん、だーれ?(笑)」

口ごもる島崎。

マル「🙉きこえませーん。(笑)」

島崎遥香「私の・・・彼氏。」

マル「へぇ~、そうなんだぁ~(笑)」

島崎遥香「・・・・なにっ?」

マル「この人の命ちょーだいっ!(笑)」

島崎遥香「えっ😱💥!」

(前編終わり。)

image song

angel song ~イブの鐘~

the brilliant green

反転の月~通り魔狩り・別章~

第一話 【逸脱】

20××/ 12 /23 / 23:30 小田急線 某駅

五人掛けの椅子の真ん中で、い眠る背広姿の男。

その右となりに、
こっそり座る、
二十歳代から三十代の、身なりが少々薄汚い女 。

終電近い、
北風が吹く野外のプラットホームは、ほろ酔いの人々が、電車待ちをしていた。

隣に座った薄汚い女は、
カップルを装い、
寄り掛かる振りをして、
背広の左の内ポケットに長ざいふに手を延ばすが・・・

東 辰彦
「タチの悪りぃ、野良猫だなっ‼」

東は、女の後ろ髪を左手で鷲掴み、引き剥がすように前方に女を引き倒した。

女の叫び声と同時に、他人に無関心だった人々が、芝居がかったように、騒ぎだす。

薄汚い女
「た、助けてっ‼・・と、通り魔、とおりまあっ‼」

近づく東の、滲み出る狂気を察したのか、急に立ち上がる薄汚い女。

東 辰彦
「女の髪をさわるのは嫌いじゃないが・・・」

走り出そうとする女の、うしろ襟首を握りつかみ、引き倒す。


「今、やったろ?」

女を倒した時に、赤青黄の縱ストライプの入った手帳が落ちていた事に気付く東。

薄汚い女
「私は、なにもしてないっ‼・・・」

東は懐から、女の指先の指紋がついた長ざいふを、ハンカチで摘まみながら取り出す。


「息を吐く毎に嘘をつく女は・・・、ババアになって孤独死が定番だな?。あ?・・・これをだしちまえば、個人番号を持ってれば、あんた有罪。(笑)」

駅員達が近づき、ここぞとばかりに、
ヒステリックにわめき散らす。

薄汚い女「私は、先生の弟子だかぁっ!絶対守られるのっ!」

3色のストライプ手帳を拾う
東。

東 辰彦
「今月は、財務って奴で、1地区の目標金額は・・・・、ほぉ、1000万かぁ~(笑)」

(つづく)

サウンドラブレターシリーズ「KNOCKIN' ON YOUR DOOR (L⇔R追悼小説)」

scene6「相談処 前谷」

(前谷一夫は、時々襲ってくる、破滅的な痛みに耐えながら、残りの日々を、妻の有希子と乗り越えて行く。)

有希子(imageローラ)
「かずちゃん、お客さん来ないねぇ(笑)」

一夫「実はこれも、君の計算づくだろ?ゆっこ?」

(急に いやらしい笑顔の有希子)

有希子「ムヒッ☆あったり前じゃんっ!・・・身動きしないで、お客がくるかーいっ!(笑)」

(早速キッチンのテーブルに、向かい合わせに着席して、対策会議する二人。)

一夫「あのぅ。」

有希子「なーに?(笑)りんごすりすりして、ヨーグルトにぶっかける?」

一夫「・・一々、対策会議と称してキッチンに来るの、止めない?(笑)」

有希子「気分転換は大事だゾッ!(笑)・・・だって かずちゃん、張り積めると表情が怖すぎぃ~(笑)、笑って!笑って!」

(一夫の両頬を摘まんで、痛いと言うまで、左右に優しく引っ張る有希子)

一夫「イタタタ。・・そう言えば、ここんところ、ちゃんと笑って無かったかな?」

有希子「でしょっ?、だめだぞっ。不細工な中年ほど笑顔を忘れんな。(笑)」

(有希子のしおらしい発言に、鼻で笑う一夫。)

一夫「あ、所で、ここの宣伝だけど、どうする?・・・チラシとか作る?」

有希子「じゃーんっ!(笑)」

(有希子が見せたのは、相談処 前谷のチラシだ。)

一夫「ゆっこすげぇな、【さすが てが早い。】(笑)」

有希子「( ̄ヘ ̄メ)むっ‼(かっちーんっ!)」

(【てが早い】の使い方が気に入らなかったのか、急にむくれる有希子)

一夫「どした?」

有希子「あたし、そんなに尻、かるくなーいっ!」

一夫「ん?ん?ん?・・・な、なにいってんの?(笑)」

有希子「だーかぁらぁ~💦、あたし、そんなに軽くないよぉ!(怒)・・・謝れっ!」

一夫「えっ?・・・なにいっちゃってんだか、わかんないんですけど・・・」

スマホを取り出して、どこかに連絡をしようとする有希子)

有希子「ママに言い付けて、海に沈めて貰うっ!」

一夫「ちょ、ちょっとま、まってって!」

(一夫の脳裏に、有希子ママの股ドンが甦り、机に両手をつきあやまる。)

一夫「す、すみませんでしたっ!(って、何でやねん⁉)」

有希子「んっ。よきにはからえ~(笑)」

一夫「はぁ。(なにがなんだか・・・)」

(機嫌を直した有希子は、玄関のクローゼットから、何やら持ってくる。)

有希子「これ。覚えてるかなぁ?(笑)」

一夫「アコギ?」

有希子「一夫が、初めてのデートでつかったやつぅ(笑)」

一夫「まさか、これで?(客寄せ?)」

有希子「そだよー、私はテッシュをくばるけどぉー(笑)」

(早速駅前で、演奏をしながら、相談処 前谷のアピールをする事を決める一夫。)

前谷一夫「さて、駅前には来たものの、何を引けば良いんだろう・・・」

(へたりこんでるところに、軽ワゴン車が、一夫の目の前を横切る。)

有希子「あ、バックしてきた!・・・・すみませーん、ロータリー内は、駐停車禁止だよ~(笑)」

(バックしてきた軽ワゴン車のサイドウインドーが開く。)

男「あれ?・・・兄貴病院じゃねーの?」

有希子「あーっ、こーちゃんっ!」

一夫「公太?」

(づつく)

サウンドラブレターシリーズ「KNOCKIN' ON YOUR DOOR (L⇔R追悼小説)」

scene 5 「 ささえられる二人 」

有希子(imageローラ)「ママ⁉」

有希子の母・キャロライン(imageカイヤ)
「(英語)有希子!、ダンナの具合は?」

有希子「(英語)大丈夫だったよ。まだ死んでねぇ。(笑)」

キャロライン「(英語)あぁ、よかったー。また貴方が、メンタルの病になったら、私、どうしたらいいか解らないわぁ。」

(キョトン状態の前谷一夫。)

有希子「(英語)大丈夫だよママ。私、強くなるからっ!」

一夫「もしもーし。ゆっこ、こちらのかたは、まさか?」

有希子「ママのキャロラインでーす❤」

キャロライン「(英語)はじめまして、一夫さん。」

一夫「はぅ、どぅどぅ・・・(・・;)」

(一夫の片言過ぎる英語に、おもわず吹き出す、有希子とキャロライン)

キャロライン「(英語)ほんっと、もらってるメール以上に、あんたの旦那ウケるわ~っ。年上の癖に、なんか・・・幼児性がぬけないって言うか、天然って言うか?(笑)」

有希子「(英語)でしょ!でしょ!(笑)」

一夫「あの~っ、ゆっこ?・・・さっきっから何話てんのかなぁ~っ?」

(突然、一夫に叫ぶ有希子とキャロライン)

キャロライン&有希子「Shut Up!」

一夫「はい。」

有希子「(英語)ママ、彼のこう言う素直な所も、大好きなのっ!(笑)・・・・今回は、あれだけど。」

キャロライン「(英語)そうね、正晴見たいに、どさくさにまぎれて、他の女に手を出す前に、一回気合入れてあげる。(笑)」

(キャロラインは、一夫のベットの上で四つん場になり・・・・)

一夫「へ?・・・うわっ!・・・な、なにするんすかっ!」

(一夫の股ぐらの隙間に、正拳ヅキを炸裂させるキャロライン。)

キャロライン「ムスメヲ、ナカスナ!・・・ナカシタラ、オマエ、ウミニシズメルイイカ?」

前谷一夫「は、はい。(これって、股ドン?)」

キャロライン「ムスメヲクルシメテモ、ウミニシズメル、イイカ?」

一夫「あの~っ、僕は病人なんでぇ、出来ない約束は・・・・」

(一夫の顔に自分の顔を近づける、キャロライン。)

キャロライン「イイカ?」

一夫「は、はい。(む、胸が当たってますって!)」

有希子「ママぁっ!(怒)」

キャロライン「(英語)ふふっ、冗談よ‼」

(何事も無かったように、スッとベットを降りるキャロライン。)

キャロライン「(英語)一夫さん、体を大事にして。有希子のためにも、一日も早く健康を取り戻して、有希子と幸せになってちょうだい。・・・・お願いです。」

一夫「ゆっこ、なんって言ったの?」

(ハンカチを取りだし、しくしくと泣き出す有希子をハグする、母。)

一夫「(^^; なんかわかんなーいっ。」

(数週間後)

有希子「どーおー?、シャバに出た感想は?(笑)」

一夫「あのっ、そうゆう言い方を、大きい声ですれば、近所が誤解をするからっ!」

(有希子と一夫を、ヒソヒソと噂する近所たち。)

有希子「いーじゃん、他人は他人だよぉ!。」

(ふたりで暮らすマンションに戻ると・・・)

【相談処 前谷】

一夫「相談処、前谷?・・・なんか、ダサくない?(笑)」

有希子「なんでぇ⁉・・・」

一夫「僕は、訪ね(尋ね)人専門の探偵であって、蕎麦屋じゃない(笑)。」

(ふてくされた有希子)

有希子「あーっ、言っちゃうんだぁ~(  ̄- ̄)・・・」

一夫「言いますよ。主人ですから、余命三ヶ月ですけど。(-_-)」

有希子「部屋のリホーム代、だっれが出したのかな~、内装とか見て言った方がよくなぁい?」

(有希子は背後に回り、すこし背の低い一夫の目を、自らの両手で隠す)

一夫「ま、まだ・・・まっ昼間だぞっ、き・・・嫌いじゃないけど、こーゆうの(笑)」

有希子「やだきもーい(笑)」

(部屋のなかに入る二人)

有希子「さぁ、とるよぉ~(笑)」

一夫「あ、すげぇ・・・ママさんにも、借りを作っちゃった。」

(部屋の内装は、昔見た外国ドラマ風に仕上がって居た。)


(つづく)